本記事では新しい分散型資金調達プラットフォームを提供するPolkastarterについて紹介します。
近年新しい仮想通貨が次々に誕生し、魅力的なプロジェクトを持った仮想通貨が数多く市場に参入するようになりました。仮想通貨も開発には費用が掛かりますし、プロジェクトが大きくなるにつれてそのコストは膨大なものになります。
大きくなり過ぎた開発コストは個人で賄える範囲を超えてしまったため、開発者たちは投資家たちに自らのプロジェクトをプレゼンし、資金調達を行わなければいけなくなりました。
仮想通貨について調べていると「ICO」や「IEO」といった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか？これらはどれも資金調達の方法で、Polkastarterは「IDO」と呼ばれる資金調達方法のプラットフォームを提供しています。
今後仮想通貨の市場が大きくなればそれに伴って資金調達市場も活発になるので、資金調達の場である分散型資金調達プラットフォームを提供するPolkastarterについて詳しく解説していきます。是非最後まで読んでいってください。
目次
Polkastarte(POLS)とは
| 名称 | Polkastarter |
| トークン名称 | POLS |
| 過去最高値 | 859.39円（2021/2/16) |
| 過去最安値 | 0.169円(2020/9/30) |
| 公式ホームページ | https://polkastarter.com/ |
| 公式Twitter | https://twitter.com/polkastarter |
Polkastarterとは分散型資金調達(IDO)プラットフォームを提供する仮想通貨です。
仮想通貨の資金調達と言われてもあまりピンとこない方が多いのではないでしょうか？Polkastarterの特徴の解説に移る前にまずは仮想通貨の資金調達について確認しておきましょう。
仮想通貨の資金調達とは
仮想通貨は自社の仮想通貨のトークンを公開販売することで資金調達を行い、プロジェクトを進めていきます。株式会社が自社の株式を販売し資金調達を行うのと同じ仕組みです。
仮想通貨の資金調達の方法には以下の3つが主流となっています。
- ICO (Initial Coin Offering)
- IEO（Initial Exchange Offering）
- IDO (Initial DEX Offering)
ICO
ICOはいわゆる「ト―クンセール」と呼ばれるもので、仮想通貨の発行者と投資家が直接取引をして資金調達をする方法を言います。株式会社が上場して株券が売り出されるのと同じですね。
ICOのメリットは上場基準が厳密に定められている株券と違い、管理者による仮想通貨の審査はなく、投資家と企業側が直接取引することから「誰でも参入できる」と言うハードルの低さがありました。
ただそれは同時にデメリットにもなり、詐欺まがいの仮想通貨がICOで販売されることによって投資家が被害を被ったり、実体のない仮想通貨まで販売ができるようになってしまったため信頼度がとても低くなってしまいました。
リスクが高いため現在はあまり取り入れられない資金調達方法です。
IEO
ICOの信頼性が下がると次に出てきたのはIEOです。ICOは管理者が不在だったのに対してIEOは仮想通貨取引所などの管理者が存在します。そのため新規発行される仮想通貨のプロジェクト内容などが厳密に審査され、上場販売できる銘柄は基準にクリアしたものだけになりました。
これによって新規仮想通貨の詐欺は激減し安心して利用できるようになったのですが、参入ハードルが高くなってしまいました。
IDO
そこで注目されたのがIDOとなります。IDOはDEXで暗号資産を発行して資金調達を行うことを言います。DEXでは仮想通貨取引所を介さずにユーザーが直接取引できる仕組みのことです。DEXはイーサリアムのブロックチェーン上で稼働しており、仮想通貨の価格決定などはすべてスマートコントラクトによって自動で決定されることから低コストで匿名性の高い取引ができることが特徴です。
このDEXによって独自の仮想通貨を発行し資金調達を行うのが「IDO」と呼ばれる方法になります。
IDOのメリットはICOと同じように資金調達する為の市場参入ハードルは低いですがDEXを利用することで透明性が高く、確実な取引ができるという点です。
現在はこの方法での取引が増えており、PolkastarterはIDOのためのプラットフォームを提供します。
DEXについての詳しい記事はこちら
Polkastarter(POLS)の特徴
Polkastarterは企業が資金を集めやすくするために独自のシステムを用意しています。PolkastarterのIDOプラットフォームで特徴的な機能は以下の3つ。
- 固定スワッププールの設定
- クロスチェーンスワップ
- トークンの長期保有者に特別報酬がある
それぞれ詳しく確認していきましょう。
特徴①固定スワッププールの設定
仮想通貨の価格は流動性プールと呼ばれるプール内の需給のバランスで価格が決められています。買いが多くなれば仮想通貨の価値は上昇しますし、売りが多ければ価値は下落するので、これから発売される仮想通貨の期待値が高いほど売り出し時の価格が急騰します。
しかしこれでは投資家たちは適正な金額でトークンを購入することが出来ません。その結果、トークンの価格が上昇することによって買い手がつかなければ資金が思うように集まらない上に、一部の短期筋が急騰後に取得した仮想通貨をすべて売却してしまうと売り出し金額以下の価格まで急落を見せる可能性もあります。
これでは企業側は予定していたトークンの販売数に達しなかったり、売り出し価格より安い価格でのトークン販売につながるなど、スムーズな資金調達が行えなくなるリスクが発生します。
そういった事象を避けるためPolkastarterは流動性プール内でのトークンの価格を固定できるようにしました。
これにより投資家たちは発売された仮想通貨を適正な価格で購入することが出来るので、本当にその仮想通貨に興味のある人にだけ幅広くトークンを流通させることができます。
仮想通貨のIDOの目的が資金調達することと、市場へトークンを大量に流通させることの2つだった場合、これほど都合の良いシステムは他にないでしょう。
特徴②クロスチェーンスワップ
PolkastarterのIDOプラットフォームは様々な仮想通貨の資金調達で利用されるようにクロスチェーンスワップを導入しています。仮想通貨の構成は特定のブロックチェーンのシステムがベースとなり、それに対応させる形でトークンを発行することで誕生します。
例えばビットコインのブロックチェーンであればBTCトークンを発行していますし、イーサリアムのブロックチェーンであればETHトークンを発行しています。本来これらのブロックチェーンは独立していて互換性はありません。
ところがクロスチェーンスワップと呼ばれるプログラムを利用すると互換性のないそれぞれのトークンを相互運用できるようになり、幅広いブロックチェーンを取り扱うことが出来ます。
Polkastarterのクロスチェーンスワップのプログラムはイーサリアム、バイナンススマートチェーン、Matic Networkなどに対応し、幅広い規格の仮想通貨の資金調達に対応しています。
特徴③トークンの長期保有者への特別報酬がある
POLSトークンを長期保有していたユーザーにPolkastarterからポーリーNFTというオリジナルのNFTが発売されていました。
ステーキングによる報酬ではなく、Polkastarter側からのサービスとしてNFTが販売されたのは非常にユニークなイベントでした。
特にグリーンポーリーを取得するとすべてのIPO(新規上場)へのアクセス権利が保障されます。正式に市場にリリースされる仮想通貨が確実に購入できる権利が与えられるサービスはPolkastarterを除いて他にないでしょう。
ポーリーとはPolkastarterのNFTのキャラクターの名前です。3種類ほど存在し、レア度によって保有特典が変わります。
ポーリーの紹介
珍しいポーリーで2022年末まですべてのIPOに無制限で参加できます。
やや珍しいポーリーで2022年1月末まですべてのIPOに無制限で参加できます。
スタンダードなポーリーです。今後何らかの利点がつく予定です。
これらのNFTはPOLSの保有量などPolkastarterからのクエストを達成することで購入権を獲得することが出来るので、IPOに積極的に参加する投資家にはPOSLトークンは非常に人気が出るでしょう。
Polkastarter(POLS)の現在の推移価格
以下はPOLS/USDの日足チャートです。
2022年1月20日の価格は2.14ドルほど、直近高値は2021年12月7日5.34ドル、安値は2021年9月27日の1.43ドルとなっています。
5.34ドルをピークに現在は下降トレンドを形成していますが下落ペースはやや下落しているように見えます。基本戦略は将来性のある仮想通貨の場合、「長期保有の買い」となるのですが下降トレンドの終わりが見えない以上、一時的な逆張りになってしまうので損失リスクの面からも適切なポジションサイズでのエントリーをお勧めします。
具体的な戦略
では具体的な投資戦略を練っていきましょう。まず現在の下降トレンドですが、下降スピードの鈍化がみられることから底値は近いものの、今が底値になるかを判断するのはやや難しいです。それらを踏まえて注目したいポイントは以下の3つ。
- 前回の上昇トレンドの起点である1.5ドルまでは下落余地がある
- 2ドルにもサポートが確認できるので2ドルを下回った時点で損切する予定で買いエントリー
- 1.5ドルを下回った場合、下落が加速する可能性もある
基本的に長期も短期も売りのエントリーは考慮していません。というのもPolkastarterはPOSLを長期保有することによるメリットがあるので、たとえ一時的には逆張りになったとしても付加価値がつかない売りポジションを保有するメリットは小さいと判断しました。
これらを踏まえるとPOSLのエントリータイミングは1.5ドルまでの下落を念頭にいれて、損切前提で入るか、分割エントリーで平均取得単価を落とすかでリスクを分散すると効果的な投資ができるでしょう。
Polkastarter(POSL)の今後と動向
PolkastarterのIDOにはすでに複数のプロジェクトが参加していて、その多くが資金調達を完了するか、順調に資金調達を進めている最中です。
このグラフは月あたりのDEXプラットフォーム利用額のグラフです。取引ボリュームは2019年1月から2020年8月までに10倍以上取引のボリュームが増加しています。恐らく今後もこの流れは継続し、成長していくと考えることからPolkastarterの今後の成長性には大いに期待です。
またDEXの利用者が増えるとDEXを利用した金融システムであるDefiも成長が拡大する可能性があります。DEX、Defi、IDOこれらはどれも管理者を置かない分散型の管理システムです。今後のトレンドとなるであろう分散管理システムについて理解を深めると、より一層仮想通貨の世界が楽しくなるかもしれません。
Defiに関する詳細記事はこちら
Polkastarter(POLS)の購入方法
Polkastarterは現在国内の仮想通貨取引所での取り扱いはありません。購入は海外の仮想通貨取引所になります。
- Binance
- Coinbase
- Bybit
- Bitstamp
上記の仮想通貨取引所で購入可能です。大手仮想通貨取引所でも取り扱っている為、初めて購入される方はBinanceでの購入をお勧めします。
オプション取引をするなら仮想通貨取引所「bitcastle」がおすすめ
「bitcastle」は最も安く、最も早く、最も安全な仮想通貨取引所です。
「bitcastle」が提供するバイナリーオプションは価格が上がるか下がるかの２択を当てるだけでリターンが得られる高効率な投資方法です。仮想通貨の現物保有よりも速いスピードで利益を伸ばしたい方には是非お勧めです。
残念ながらまだPolkastarterの取り扱いはありませんが今後取り扱いが始まった際にすぐ取引できるように登録だけでもしてみてはいかかでしょうか？
今なら取引所で仮想通貨が最大$50プレゼントのキャンペーン中！
【まとめ】Polkastarter(POLS)は成長性の高い仮想通貨ジャンル
分散型資金調達(IDO)プラットフォームを構築するPolkastarterについて解説しました。もう一度Polkastarterについて重要なポイントについて振り返ってみましょう。
- IDOプラットフォームの構築
- Polkastarterを利用したIDOではトークンの価格は固定される
- PolkastarterでのNFT販売
- IDOの取引ボリュームは現在も拡大中
今後の仮想通貨の成長には投資家からの資金調達が欠かせなくなるでしょう。現代の経済において株式会社がここまで成長を遂げたのも、株式による資金調達が盛んに行われたからに他なりません。
仮想通貨も恐らく株式と同じ流れをたどることが予想され、資金調達プラットフォームの重要性もますます高くなるでしょう。現段階から多くの開発企業に利用されているPolkastarterの今度の成長には目が離せません。
Polkastarterで資金調達をしている仮想通貨のなかに気になるものがあれば、ぜひPOLSを購入してIDOに参加してみてはいかがでしょうか？
執筆者 西村大樹