FX(外国為替証拠金取引)は、少ない資金で大きな取引ができる魅力的な投資手法ですが、リスクも大きく、失敗することもあります。今回は、FX初心者がよく犯しがちな失敗談を10個紹介。学びの糧としていただければと思います。
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FX(外国為替証拠金取引)とは
FXとは、「Foreign Exchange」の略で、異なる通貨間の取引を行う投資手法の一つです。FX取引では、例えば「日本円を売って米ドルを買う」といった形で、二つの異なる通貨を交換することで利益を狙います。主要な通貨ペアにはUSD/JPY(米ドル/日本円)、EUR/USD(ユーロ/米ドル)などがあります。
主要通貨のペアほど取引コストが安く、マイナーな通貨(南アフリカランドペアなど)程手数料やスプレッドといった取引コストが高くなる傾向にあります。
FXの基本的な仕組み
FX取引では、通貨の価値が変動することを利用して利益を得ます。例えば、1ドル=100円の時にドルを買い、その後1ドル=105円になった時に売ることで、5円の利益を得ることができます。逆に、円安が進行して1ドル=95円になった時に売ると、5円の損失となります。
この様にFXでは“安いときに買って高く売る”もしくは“高いときに売って安く買い戻す”といったことを繰り返して売買差益獲得していきます。
FXの特徴・専門用語解説
レバレッジ
FX取引の特徴の一つに“レバレッジ”があります。レバレッジを使うと、手持ちの資金以上の取引を行うことができます。
例えば、10万円の資金で10倍のレバレッジをかけると、100万円分の取引が可能になります。これにより、少ない資金で大きな利益を狙うことができますが、その分価格変動に対する損失割合も大きくなるため、ハイリスクなトレードになります。
一般的に本国内の取引業者ではレバレッジは25倍までと定められています。しかし、海外の取引所ではレバレッジ規制が存在しないため、100倍、200倍といったハイレバレッジトレードが楽しめます。
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通貨ペアとは
FXでは取引する通貨を“通貨をペア”と呼び、この組み合わせを取引して利益を重ねます。代表的な通貨ペアには以下のようなものがあります
- USD/JPY(米ドル/日本円):最も取引量が多いペアの一つです。
- EUR/USD(ユーロ/米ドル):欧州と米国の主要通貨ペアで、多くのトレーダーが取引しています。
- GBP/USD(英ポンド/米ドル):英国と米国の通貨ペアで、ボラティリティ(価格変動)が高いことが特徴です。
このほかにも通貨ペアは業者によって多数存在し、大手の海外取引所では、普段はあまり取引されないマイナーな通貨ペアの取引を提供していることもあります。
また、特定の通貨ペアのグループを指す言葉として“クロス円”、“ドルストレート”といった言葉があります。
これは取引しているとよく目にするワードで、クロス円は、通貨ペアの片方が円とセットになっている組み合わせ。ドルストレートは通貨ペアの片方が必ずドルになっている組み合わせのことを言います。
これはFXの勉強をする上でもよく目にする用語ですので、しっかり覚えておきましょう。
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スプレッド
FX取引には“スプレッド”という概念も重要です。スプレッドとは、通貨を買う時の価格(買値)と売る時の価格(売値)の差のことです。この差が実質的な取引コストとなります。一般的に、スプレッドが狭いほど取引コストが低く、有利な取引が可能です。
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FXの失敗談10選
FXは、大きな利益を狙える一方で、リスクも高い投資手法です。しっかりとした知識とリスク管理をないがしろにすると思わぬ損失が発生することも。
ここからは、そんな手痛い損失をなるべくしないように、初心者が陥りやすいFXの失敗談を紹介していきます。これらの失敗から学び、安全で効果的な取引を心掛けましょう。
1. レバレッジの使い過ぎ
レバレッジとは、レバレッジは、手持ちの資金以上の取引ができる仕組みです。例えば、100万円の資金で10倍のレバレッジを使うと、1000万円の取引ができます。小資金で始めたかったAさんは自己資金に対してレバレッジを掛け過ぎたことで資金が全損。
あっという間にロスカットになってしまった一例です。
2. 十分な知識を持たずに取引を始めた
簡単に始められると聞き、基礎知識の勉強を疎かにしてしまうとこういった失敗に繋がります。FXには為替相場の動きや経済指標の影響など、価格の変動には多くの要素が絡みます。基本的な知識が不足していると、予想外の事態に対処できず、想定外の損失を招く恐れがあります。
3. 損切りのルールを設けていなかった
損切りとは、損失を一定の範囲で食い止めるために、あらかじめ決めた価格でポジションを決済することです。損切のルールは急激な価格変動や想定外の値動きが発生したときに損失が拡大しすぎるのを防ぐ重要な役割があります。
熟練者の中には損切ルールを定めないトレーダーもいますが、初心者のうちは適切な判断が難しいので損切ルールは必ず設定しておくようにしましょう。
4. 感情的な取引
FXは感情に左右されると、冷静な判断ができず、無駄な損失を招くことがあります。特に安定した精神でトレードに臨む姿勢はFXでの勝利において非常に重要な要素です。
人によっては取引テクニックよりもメンタルコントロールの方が大切だという人もおり、感情的なFXトレードは大きな失敗となる可能性が非常に高いと言えます。
5. 計画を持たない取引
一見直感で取引をしているように見えるFXですが、取引にはしっかりとした計画が必要です。無計画な取引は、ギャンブルと変わりません。
実際FXに失敗する初心者トレーダーの多くはギャンブルトレードを行っています。勘に頼ったエントリーや、無謀なレバレッジなど、運に任せた取引では安定した成績は残せません。よくある失敗談なだけに思い当たるフシがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
6. デモトレードを軽視した
デモトレードとは、仮想の資金で実際の市場と同じ環境で取引を体験できるシミュレーションです。デモトレードを行わずにいきなり取引を始めてしまうと、注文ミスや、損切の遅れなど、操作が思うように出来ず、思わぬ損失につながる恐れがあります。
デモトレードでじっくり練習する必要はないかもしれませんが、スムーズな注文操作ができる程度にはデモトレードをした方がいいかもしれません。
7. 一つの通貨ペアに固執
通貨ペアの値動きは世界各国の動向に大きな影響を受けます。なので、直接には関りの無い通貨ペアでも、国同士の繋がりが強いと大きく値が動くこともあり、長期的な目先で取引を行うときは、世界情勢を俯瞰して捉えることが重要です。
8.過剰な取引(オーバートレード)
オーバートレードとは、頻繁に取引を行いすぎることです。いわゆる“ポジポジ病”などといわれる状態ですね。こういった状態では取引の利益以上に手数料がかさみ、利益を圧迫。少しの負けで大きな損失となることがあります。
9. 勉強し続けない
FXでは継続的な学習は非常に重要性です。FXを取り巻く為替市場は常に変動しており、その常識は目まぐるしく変化します。
常に新しい情報や、技術、トレンドを学び続けなくては勝ち続けることは不可能であり、学習を続けた人だけが勝てる世界といってもいいでしょう。
「いっぱい勉強したはずなのに勝てない」
そんな失敗が続いている方は勉強を継続できているか、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。
10. 他人の意見に左右される
これもよくある失敗ですね。人の意見に左右されて負けが続いてしまうケースです。確かに他人の意見を参考にすることは有益ですが、最終的な判断は自分で行うべきです。自分の判断基準が無ければ損切も利確も感覚になってしまいますし、何より勝ち方に再現性がありません。
FXで失敗を減らすのであれば、まずは勝ち方に再現性を出すことが重要です。そのためにはまずは投資判断の最終決定を自分自身で行うことが重要です。
【まとめ】FXで勝つためには失敗から学ぼう
FX取引には多くのリスクが伴いますが、失敗から学ぶことで、成功への道が開けます。初心者の皆さんも、他人の失敗談を参考にし、同じ過ちを繰り返さないよう心掛けてください。最も重要なのは、自分のリスク管理を徹底し、冷静な判断で取引を行うことです。
皆さんのFX取引が成功することを願っています。
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