「最近よく聞く“FX(外国為替取引)”って、なんとなく興味はあるけど、なんだか難しそう…」
「チャートとかレバレッジっていう言葉はよく見かけるけど、具体的にどういう意味かよくわからない…」
そんなふうに思っている方は、決してあなただけではありません。むしろ、FXの世界に一歩足を踏み入れようとしている多くの人たちが、最初にぶつかる“壁”がまさにこの部分なのです。
でもご安心ください。FXは、しっかりと順序立てて基礎から学べば、決して一部の専門家だけが理解できるような特別な世界ではありません。この記事では、これからFXを始めようとする初心者の方に向けて、「無理なく、着実にステップアップしていけるFX勉強法」を、5つの段階に分けてわかりやすく丁寧にご紹介していきます。
目次
まずは「FXとは何か?」をざっくりと、でもしっかりと理解しよう
勉強の第一歩として欠かせないのが、FXの基本的な仕組みを理解することです。たとえば、海外旅行に行く際に日本円を米ドルに両替するような経験、きっと多くの人がしたことがあるのではないでしょうか。実は、FXも同じ「通貨の交換」を行う取引なのです。
もう少し具体的に説明すると、たとえば「1ドル=130円」のときに米ドルを買っておき、「1ドル=135円」に上がったタイミングで売れば、1ドルあたり5円の利益が得られるということになります。
このように、通貨の価格差を活用して利益を得るのが、FXの基本的な考え方です。
また、FXには「レバレッジ(少ない資金で大きな取引ができる仕組み)」や、「スワップポイント(金利差による利益)」など、他の投資とは異なる特徴的な要素も存在します。
最初からこれらをすべて完璧に理解する必要はありませんが、大まかな仕組みや流れをイメージできることが、今後の学習をスムーズにする鍵となります。
FXについてもっと詳しく知りたい方はコチラ
チャートの読み方を“なんとなく”から“しっかりと”理解へ
FXを本格的に学んでいくと、必ずと言っていいほど出会うのが「チャート」と呼ばれるグラフです。最初に見たときは、赤や青の棒がずらりと並んでいて、「これは一体、何を意味しているの…?」と戸惑ってしまうかもしれません。
ですが、チャートとは「市場参加者の心理」や「値動きの流れ」が一目でわかるように視覚化されたグラフです。つまり、チャートを読むということは、市場の流れを読み解く“地図”を手に入れることといえるのです。
なかでも代表的なチャート形式が「ローソク足チャート」です。これは、
- 始値(取引が始まった価格)
- 終値(取引が終わった価格)
- 高値・安値(その時間内での最高・最低価格)
といった情報が一つのローソク足に詰め込まれています。色や形の違いを見れば、「今は上がりやすい傾向なのか?それとも下がりそうなのか?」という感覚を少しずつ養うことができます。
最初は、ローソク足が“上に伸びているか”、“下に縮んでいるか”など、ざっくりとした見方で十分です。徐々に慣れていけば、自然と詳細も見えるようになってきます。
ローソク足に関する詳しい記事はコチラ
分析の基礎を身につけよう〜テクニカルとファンダメンタル~
FXでは、「どうして通貨が動いたのか?」「今後どう動くのか?」を予測するために、2つの主要な分析方法があります。
- テクニカル分析:過去のチャートの動きから未来の値動きを予測する方法
- ファンダメンタル分析:経済指標や金利、政治的な動きなどの外部要因から値動きを分析する方法
たとえば、テクニカル分析では「移動平均線」や「RSI」、「MACD」などといった、見慣れない単語が登場しますが、実際のチャートと照らし合わせながら学べば、意外とすぐにイメージがつかめるようになります。
一方で、ファンダメンタル分析では、「米国の雇用統計が予想より良かったので、ドルが上がった」といったように、経済ニュースと通貨の動きを結びつけて理解することが大切です。
テクニカル分析に関する記事はコチラ
デモトレードで“実践的に”学んでみよう
理論がわかってきたら、次は「実際に自分の手でトレードしてみる」経験が重要になってきます。ただし、いきなりリアルマネーを使うのではなく、“デモトレード”という仮想取引から始めましょう。
デモトレードでは、FX会社が提供する無料のツールを使って、実際の相場と同じような状況で、仮想のお金を使ってトレード体験ができるようになっています。
- エントリー(取引開始)の判断練習ができる
- 利確(利益確定)と損切り(損失を最小限にする)のバランスをシュミレートできる
- 勝って浮かれてしまう自分、負けて焦る自分といった“トレード時の感情の動き”がわかる
但し、注意点としては、「仮想だから」と気を抜かず、本番さながらの気持ちで取り組むことが大切です。遊び感覚で始めてしまうとトレード勘が養えません
小額からリアルマネーでのトレードに挑戦しよう
デモトレードである程度の感覚がつかめてきたら、いよいよ本物のお金を使ってのリアルトレードに挑戦してみましょう。とはいえ、いきなり大きな金額を投資するのではなく、最初は「1,000通貨単位」などの小ロットから始めるのが安心です。
この段階で大切なのは、「利益を出すこと」よりも「ルール通りにトレードすること」です。たとえば、以下のようなマイルールを事前に決めておくと、感情に左右されにくくなります。
- 1回のトレードでの損失上限は1,000円までに設定
- RSIが30以下&移動平均線との乖離が一定以上ある場合だけエントリー
- 利益確定は+30pips、損切りは−15pipsで固定
こうした“自分なりのルール”を守りながらトレードすることで、勝ち負けに一喜一憂せず、長期的な視点で安定した成長を目指す力が身についていきます。
RSIなど、売られ過ぎや買われ過ぎを判断するインジケータについて勉強したい方はコチラ
まとめ|焦らず、着実に、自分のペースで学ぶことが何よりの近道
FXは、一見すると複雑で難しそうに思えるかもしれませんが、正しい順序で、地道に学んでいけば、確実に知識と経験が積み上がっていきます。
もう一度、初心者が学ぶべき5つのステップをおさらいしておきましょう。
- FXの仕組みを大まかに理解する
- チャートを見て価格の動きを読む力を養う
- 分析方法(テクニカル・ファンダメンタル)を学ぶ
- デモ口座で実際に操作しながら練習する
- 小さな金額からリアル取引にチャレンジする
どのステップも、焦らず・丁寧に取り組むことが大切です。そして何より、「完璧じゃなくてOK」「最初は失敗しても当然」だという気持ちを持って、楽しみながら学ぶ姿勢を大切にしてください。
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FXの勉強をもっとも効率よく行うなら実践が一番です。やはりリアルマネーでのトレードは緊張感も違いますし、何より初めて利益が出せた時の喜びはデモトレードでは味わえません。
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執筆者 西村大樹