商品販売プラットフォームを展開するStorm X。「仮想通貨なのに商品販売?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。本記事ではStorm Xの特徴と将来性を詳しく解説します。
Storm Xの実用性やSTMXの値動きから今後の成長性も紹介していくので、「投資してみようか悩んでいる」「実際にサービスを利用してみたい」といった方は是非最後まで読んでいってください。
目次
Storm X(STMX)とは
名称 | Storm X |
トークン名称 | STMX |
過去最高値 | 28.22円(2018/1/9) |
過去最低値 | 0.06円(2020/3/13) |
公式ホームページ | https://stormx.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/stormxio |
Storm Xは商品販売プラットフォームを提供する仮想通貨です。商品販売プラットフォームとはオンラインで直接商品ができるサイトや、オンラインショップの紹介を行うサービスなどのオンラインショッピング全般に関わるプラットフォームの総称です。
Storm Xの商品販売プラットフォームは直接商品の販売を行うわけではなく、オンラインショップとStorm Xが提携しStorm X経由で商品を購入すると暗号資産が報酬としてユーザーにキャッシュバックされるサービスを提供しています。
このStorm Xは2017年にクラウドセールスを行い、3000万ドル以上の開発資金の調達に成功し、支持するユーザーは200万人以上になります。これほど大きなプロジェクトはマイナーコインの中では珍しく、提供サービスの独自性から商品販売プラットフォームのジャンルでは最も強い仮想通貨になっています。
Storm X(STMX)の特徴
Storm Xの特徴である商品販売プラットホームの詳細を確認していきましょう。
- 商品販売プラットフォーム
- 暗号資産キャッシュバックがある
- Storm Xカードの存在
Storm Xの特徴は上記の3点になります。それぞれどのような特徴なのか詳しく見ていきましょう。
特徴①商品販売プラットフォーム
Storm Xの商品販売プラットフォームの特筆すべき点はキャッシュバック性能にあります。Storm Xと提携しているオンラインショップは1000店を超え、ebay、new balance、NIKEをはじめとした大手ブランドの商品も購入可能です。
使い方は非常に容易で、Storm Xのアプリをダウンロードするだけです。以下ではStorm Xの使い方を簡単に説明します。
Storm Xの使い方
Storm Xの公式ホームページに入ってホーム画面下のプロダクツからShopを開くとこのような画面になります。
Chrome Web Storeをクリックしてアプリケーションをダウンロード、インストールが完了すればあとはこのアプリケーションをバックグラウンドでアクティブにし、提携オンラインショップで買い物をするだけで自動でキャッシュバックの対象になります。
買い物が完了すると以下の様な画面が表示され、暗号資産がキャッシュバック金額が確認できます。
さらにモバイルアプリも用意されておりウォレットを接続することでSTMXの残高をスマートフォンで確認することも可能です。
特徴②暗号資産のキャッシュバック
Storm Xを利用して提携オンラインショップで商品を購入すると暗号資産がキャッシュバックされます。ポイントは暗号資産という点で、キャッシュバックされる暗号資産はStorm XのユーティリティトークンであるSTMXだけではないということです。
例えば先程のキャッシュバック画面では7.53ドルのキャッシュバックが獲得されていますが、これは「7.53ドル分の暗号資産がキャッシュバックされましたよ」という意味になります。
このキャッシュバックの金額が10ドルを超えてくると登録しているウォレットに
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- Storm X(STMX)
- ライトコイン(LTC)
- DA(DAI)
- Yearn.finance(YFI)
のいずれかのトークンを転送することが出来ます。転送する暗号資産の種類は任意に選択することが可能です。
この様にStorm Xのキャッシュバックは獲得できるトークンが幅広く用意されていて、好みの暗号資産のトークンが獲得できるため、トークンの成長性次第では得られる金額以上にキャッシュバックのメリットが大きいと言えるでしょう。
キャッシュバック還元率
それだけ魅力なキャッシュバックがあれば当然還元率も気になるところではないでしょうか?Storm Xのキャッシュバック還元率は0.5%~85パーセント以上になります。
国内の大手オンラインショッピングサイトの還元率が特別なキャンペーンを除けば数%台なのに対して最大で85%以上の還元率を誇るStorm Xのキャッシュバックがいかに高効率なのか、お判りいただけたでしょうか。
Storm Xのキャッシュバックにはランクが用意されており、
パープル→ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ→ダイヤモンド
の順にランクアップしていきます。
ユーザーはStorm Xのアプリとウォレットを接続すると自動的にパープルランクになり、それ以降はSTMXの保有量によってランクアップしていきます。
現在のStorm X公式情報ではランクアップの基準と特典は以下のように設定されています。
ランク | 保有するSTMX | 特典 |
ブロンズランク | 3,000STMX | キャッシュバック還元率×1.25倍 |
シルバーランク | 31,000STMX | キャッシュバック還元率×1.5倍 |
ゴールドランク | 310,000STMX | キャッシュバック還元率×2倍+報酬獲得時間25%短縮 |
プラチナランク | 3,100,000STMX | キャッシュバック還元率×2.5倍+報酬獲得時間50%短縮 |
ダイヤモンドランク | 6,200,000STMX | キャッシュバック還元率×3.5倍+報酬獲得時間75%短縮 |
ダイヤモンドクラスまで行くにはかなりの量のSTMXの保有が必要となりますが、その分恩恵も大きなものになります。
特徴③Stormカード
今後実装予定の中にStormカードというものがあります。これは保有しているSTMXを即座にフィアット通貨(ドルやユーロなど中央銀行発行の通貨)に変換して利用することが可能になるカードです。イメージとしてはデビットカードに近いものと言えるでしょう。
現在StormカードはアップルおよびGoogleペイによってサポートされていて、STMXを担保にStormカードでドル支払いができるようになります。この機能はアップルペイやGoogleペイが利用できるサービスであればどこでも使用可能になる予定です。
少し性質は違いますが他にも現金のように使える仮想通貨にステーブルコインというものもあります。こちらは法定通貨に価格が連動する仮想通貨なので価格変動が起こりにくく、より経済活動に向いている仮想通貨です。
ステーブルコインの詳しい記事はこちら
Storm X(STMX)の現在の推移価格
2022年1月17日現在の価格は0.018ドル付近。直近高値は2021年9月5日の0.059ドル、直近安値は2021年6月22日の0.010ドルとなっています。2021年10月以降は出来高が少なく小幅な値動きが続いており、明確なトレンドは形成されていませんが、緩やかな下降を続けている状態です。
サプライズがなければ急な値動きも期待できないでしょうし、仮に急落に動いたとしても、すでに超低価格帯に位置しているSTMXは下落の余地が小さいことから、もしポジションを取るなら買いポジションしかないでしょう。
具体的な戦略
正直現段階の値動きで同戦略を立てるかを考えるには出来高が乏しいので、今後ポイントとなるであろう場所をチャートを振り返って確認します。
- 0.038ドル~0.023ドルにあった一定の値幅(レンジ)でのもみ合い
- 2021年9月の急騰、急落がテクニカルによるものでないならばテクニカル分析的に高値は0.38ドル付近
- 全体を通して出来高が少ない
まずは0.38ドル~0.023のもみ合いに注目すると、チャート下の出来高グラフが小さいことが分かります。このことからこのレンジの間は取引をする人が少なく、価格変動は一部の参加者の売買によって起こされていたのではないかと推測できます。
現在はこの下限を抜けて下落し続けていますが、緩やかな値動きである事と、出来高グラフも非常に小さく参加者が少ないことから、「このチャート形成には参加者の思惑がほとんど存在せず、たまたま下落しているだけなのでは?」という仮説を立てることが出来そうです。
この仮説が正しいとすれば前回のレンジ上限以下の価格にはほとんどオーダーが入っていないということになるので、オーダーがある程度入っているとすればレンジ上限である0.38ドル付近ではないかと見ています。
その証拠に0.038ドル付近では上ヒゲが頻発していて、テクニカル的にはここを抜けるかどうかが上昇のカギと見ています。
以上の理由から短期であれ長期であれ、買いエントリーを入れるなら0.38ドルを突破できるかどうかを確認してからのエントリーの方が下落のリスクを最小限にエントリーできるのではないでしょうか。
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bitcastleが提供するオプション取引、バイナリーオプションは価格の上昇か下降かを当てるだけでリターンが狙える取引方法なので、値動きが限定されている相場では特に効果を発揮します。FXと違い値動きに応じたリターンではないので非常に効率よく利益を伸ばすことのできる魅力があります。
残念ながらSTMXのバイナリーオプションは取り扱っていませんが同じようなチャートパターンを形成している通貨にはCVCの戦略が通用するかもしれません。今なら取引所で仮想通貨が最大$50プレゼントのキャンペーン中なので気になる方は是非登録してみてください。
Storm X(STMX)の今後と動向
魅力的なキャッシュバックサービスについて紹介してきましたがStorm Xの今後の成長性はどうでしょう?公式のロードマップを参考に確認していきましょう。
VIPカスタマーサポート
最新のロードマップによると2021年第4四半期よりVIPカスタマーサポートを実施します。これはユーザーランクに応じたカスタマーサービスの違いを提供し、最高ランクに位置するユーザーは迅速なサポートを受けることが出来ます。
ガス料金の見直し
またガス料金(取引手数料)の見直しも行われました。STMXはイーサリアムのブロックチェーンを利用しているので、ガス代はイーサリアムに依存していましたが、イーサリアムのガス代の算定方式が改定されたことからSTMX利用時のガス代も適正なものへと見直されました。
2022年第1四半期
ここからは2022年第1四半期に実施予定の項目をまとめました。
- ガバナンストークンの起動
- KuCoinをはじめとした多くのウォレットとの統合
- ショップトラッキング2.0
- Storm Xの起動
この中でも注目したいのは多くのウォレットとの統合です。Storm Xの利用にはウォレットの接続が必須であり、キャッシュバックで交換できる暗号通貨の種類も多様であることから利便性の拡大には様々なウォレットとの統合は急務と言えます。
接続できるウォレットが増えることによって新規ユーザーの流入が期待できますし、キャッシュバックされた暗号資産の種類によっては、より利点のあるウォレットへの転送を選択するだけでユーザーは最大限のキャッシュバックを獲得することが可能になります。
ただし現状では複数の暗号資産を取り扱う場合にはガス代の問題が発生し、特にイーサリアムのネットワークを利用するStorm Xのガス代は比較的高額になりやすいため対策が必要です。
現在Storm Xが行っているガス代軽減の対策は、ユーザがSTMXを購入した際に、「ガス代を軽減する特典を付与すること」と、「パートナーシップを結んでいるKuCoinのウォレットを利用すること」の2点があります。
この様に多少の課題はありますが、サービスの大枠が完成しているStorm Xの商品販売プラットフォームは今後も成長を続けていくでしょう。将来的にStorm Xの認知が進み、暗号資産の経済的な利用が普及すればStorm Xの価値は急上昇するのではないと考えられます。
イーサリアムのガス代について詳しい記事はこちら
Storm X(STMX)の購入方法
現在Storm Xは国内の仮想通貨取引所では取り扱っておりません。
現在は海外の仮想通貨取引所で購入可能で取り扱いのある取引所は
- Binance
- FTX
- KuCoin
などです。Binanceといった大手取引所でも取り扱っているので、初めて購入される方はBinanceでの購入をお勧めします。
【まとめ】Storm X(STMX)の将来はとても期待できる
Storm Xの解説は以上になります。もう一度Storm xに関するポイントを振り返ってみましょう。
- Storm Xを利用してオンラインショッピングで買い物をすると暗号資産がキャッシュバックされる
- キャッシュバックの還元率はSTMXの保有量による
- キャッシュバックされる暗号資産はSTMX以外のトークンも選択できる
これらを押さえておくとStorm Xの基本情報の知識は十分です。
ポイント還元や現金キャッシュバックというサービスからついに暗号資産のキャッシュバックが始まりました。Storm Xの還元率はSTMXの保有量によってランクアップしていくので、1STMXの価格が100円にも満たない今のうちに大量購入しておくと最大で85%もキャッシュバック還元される権利が割安で手に入ります。
実用面、投資面のそれぞれにメリットがあるStorm X。価格が高騰する前に購入してみてはいかがでしょうか?
執筆者 西村大樹