仮想通貨を活用、米投資信託フィデリティが2019年にデジタル資産ビジネス参入へ

アメリカの投資信託会社で約2.5兆ドルの資産を保有するフィデリティが、仮想通貨および投資機関仲介サービスを2019年から開始することを発表。これを受け海外メディアやインフルエンサー、投資家が一斉に反応した。

フィデリティの発表

フィデリティはデジタル資産ソリューションを提供する新会社『Fidelity Digital Asset Services(フィデリティ デジタルアセットサービス)』を立ち上げる。同社は証券取引をデジタル資産(仮想通貨)を通じて行い、ヘッジファンドやファミリーオフィス、マーケット仲介者などの機関投資家に同サービスを提供する。

フィデリティCEOのAbigail Johnson氏は「我々の目標はビットコイン(BTC)のようなデジタル資産に投資家が利用しやすくすることだ」と発表。

フィデリティ デジタルアセット代表の Tom Jessop氏は「数年前からブロックチェーンとデジタル資産の探索を始めた。そしてこれらの努力は仮想通貨に関する理解をより深めるものとなった」とコメント。

新興ブロックチェーン企業への投資家であるMichael Novogratz氏はフィデリティの発表を興奮気味にツイートしている。

2018年9月にAbigail Johnson氏は「年内に仮想通貨関連商品のリリースを予定している」とコメントしており、今回それが具体的な策として提案された形だ。

執筆者 西村大樹

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