【初心者向け】FXの通貨ペアと取引戦略まとめ

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FXは誰でも簡単に取引ができる反面、勝ち続けるためには勉強が欠かせません。とはいえ、FXの勉強は多岐に渡ります。世界情勢、チャート分析、市場参加者の動向、経済指標。上げればきりがないほどです。

中でも、取引の中心となる通貨ペアごとの特徴は最も重要な勉強といっていいでしょう。今回はそんなFX初心者に向けてFXの通貨ペアの特徴とFXの基本を解説していきます。

FX(外国為替証拠金取引)とは

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FX(Foreign Exchange)とは、異なる通貨のペアを交換する取引のことを指します。例えば、円を売ってドルを買う場合はUSD/円の通貨ペアを、ユーロを買ってポンドを売る場合はEUR/GBPを取引します。

株式や商品と異なり、FXは通貨そのものを売買する市場です。そのため、FX市場は、世界中の銀行、金融機関、個人投資家によって24時間取引されており、非常に流動性が高く、どの時間帯でも取引が可能な特徴を持っています。

FXの基本用語

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FXにはさまざま専門用語が存在します。全く知識が無い状態では理解が難しいので、まずは簡単に基礎用語をおさらいしておきましょう。

通貨ペア

FX取引は、常に2つの通貨(例:USD/JPY、EUR/USD)の組み合わせで行われます。これら2つの通貨の組み合わせを通貨ペアと呼び、最初の通貨を“基軸通貨”、2番目の通貨を“決済通貨”といいます。

スプレッド

売値(ビッド)と買値(アスク)の差をスプレッドといいます。これは実質的な取引コストとなります。値動きが活発な時間帯や、流動性が悪い通貨ペアなどではスプレッドが広がり、メジャーな通貨ほどスプレッドは狭くなります。

スプレッドは広くなるほど不利なトレードになるので、なるべくスプレッドは小さめな業者を選ぶ事が大切です。

レバレッジ

レバレッジは自己資金を上回る金額で取引できる仕組み。例えば、レバレッジが25倍の場合、1万円の証拠金で25万円分の取引が可能です。

日本国内の業者であれば最大レバレッジは25倍までですが、海外取引所ではレバレッジの規制はありません。

証拠金

レバレッジを利用して取引するために預け入れる担保金のことを証拠金といいます。

証拠金に対して損失の割合が大きくなると一定のラインで強制決済されるロスカットが発生します。

ロング(買い)

基軸通貨を買い、決済通貨を売るポジション。注文時はASKと表現されます。

ショート(売り)

基軸通貨を売り、決済通貨を買うポジション。注文時はBIDと表現されます。

通貨ペアの特徴

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FX取引で最も取引される通貨ペアにはそれぞれ特徴があります。主要な通貨ペアの特徴を以下に説明します。

 EUR/USD(ユーロ/米ドル)

ユーロドルは世界で最も取引量が多い通貨ペア。流動性が非常に高く、スプレッドが狭いことが特徴です。
欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度理事会(FRB)の政策、経済指標(GDP、失業率、インフレ率など)に強い影響を受け価格変動は大きめです。メインとなる取引時間はヨーロッパ時間とアメリカ時間が重なる時間帯の夕方5時から深夜1時程度まで。

USD/JPY(米ドル/円)

日本円は安全資産とされるため、リスクオフの際に買われやすいことが特徴です。流動性が高いが、最近では深夜などに急激な変動が見られます。

価格の影響要因は日本銀行(BOJ)とFRBの政策、経済指標、地政学的リスクなど。取引時間アジア時間が特に活発ですが、米ドルもからんでいるため、ニューヨーク時間も重要です。

GBP/USD(英ポンド/米ドル)

ポンドドルはボラティリティが高く、急激な値動きが発生することが多い。政治的に不安定になるイベントも多く(例:ブレグジットなど)一部では“殺人通貨”などという物騒な通称で呼ばれていることもあります。

イングランド銀行(BOE)とFRBの政策、経済指標、政治情勢などをきっかけに価格が大きく動きますが、基本的にはどのタイミングでもボラティリティは大きめです。
主な取引時間ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる時間帯。ヨーロッパ圏なのでユーロドルと同じタイミングで活発に動きます。

USD/CHF(米ドル/スイスフラン)

スイスフランは安全資産とされるため、リスクオフの際に買われることが特徴です。相対的にボラティリティが低く、とても安定しています。とはいえ、スイスフランショックなど、通貨そのものの信用を揺るがす出来事もあったため、安易な取引は禁物です。

価格の変動要因はスイス国立銀行(SNB)とFRBの政策、経済指標、地政学的リスク。取引時間はヨーロッパ時間が中心です。

AUD/USD(豪ドル/米ドル)

コモディティ通貨として知られるオーストラリアドルは、資源価格(特に鉄鉱石や金)に影響されやすい特徴があります。

オーストラリア準備銀行(RBA)とFRBの政策、経済指標が主な価格変動の要因になりますが、資源価格も価格変動のきっかけとなる要因です。
取引時間はアジア時間が中心ですが、米ドルを含めたペアのため、ニューヨーク時間にも取引が活発です。

USD/CAD(米ドル/カナダドル)

カナダドルもコモディティ通貨とされ、原油価格に強い影響を受けることが特徴。流動性が低く、スプレッドも高いため、積極的に取引する人は少な目です。

価格変動の影響要因カナダ銀行(BOC)とFRBの政策、経済指標、原油価格の4つがメイン。ニューヨーク時間を中心に取引されます。

NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)

比較的ボラティリティが高く、スプレッドも高め。金利差による利益であるスワップポイントを狙った取引が有効で、短期売買には不向きです。

価格変動の影響要因は他通貨ペアと同じくニュージーランド準備銀行(RBNZ)とFRBの政策、経済指標など。ボラティリティが高いため、変動要因に関わらず急騰、急落を繰り返します。

 FX取引の始めかた

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ここからは実際にFXを始めるための基本ステップを紹介します。といっても準備は取引用の口座を開設するだけ。FX取引口座の開設方法をご紹介します。

取引口座の開設

初心者にとって、一番ハードルが高いのが取引口座の開設。

FXの取引業者は数多く存在し、どの会社の口座を開けばいいのか悩むところでしょう。そんな時におすすめなのがbitcastle。

bitcastleとは、FXや仮想通貨取引はもちろん、コモディティ取引もできる取引業者です。クレジットカード入金によるビットコイン取引や、最大1,000倍のハイレバレッジトレードが楽しめ、直感的に操作しやすいトレード画面は初心者でもすぐに取引できるようになるでしょう。

もちろんデモ口座も用意されているので練習にもピッタリです。

また、bitcastleはボーナスが高価な取引所としても知られており、その中でも入金ボーナスは10万円まで100%キャッシュバック、最大で250万円のクレジットボーナスが貰える太っ腹なキャンペーンです。

対象ユーザーはすべての利用者、5月17日からスタートですので、始めるなら今がチャンスです。

 
こちらの口座開設を中心に始め方を解説していきます。

bitcastle口座の開き方

デモ口座の開き方は、とっても簡単。まずは以下のバナーをクリックして、メールアドレスを入力。アカウントの開設を始めましょう。

登録がすんだら、次にメニューバー上部のFOREXをクリック。

以下のデモ口座をクリックすればデモトレードがすぐに始められます。

しかし、bitcastleならボーナスクレジットもたくさん用意されているので、せっかくならリアル口座を開いて最初からボーナスクレジットで取引を始めたほうがお得です。

ボーナスクレジットであれば仮に損失が発生しても資金を失いませんし、勝った場合には勝ち分を出金できます。

デモトレードよりもお得に効果的に勉強をしたいなら、リアル口座での取引がおすすめです。

ちなみに、リアル口座を開くときには、アカウント作成時に求められる本人確認書類の提示が必要です。この手続きが完了していないとリアル口座の開設ができませんので注意しましょう。

リアル口座の開設が選択できるようになったら必要事項を入力してアカウントを開設します。

ちなみにここで聞かれているプラットフォームとはFXを取引するためのアプリケーションのようなもので、基本的にMT5から変更する必要はありません。

取引通貨も日本円で取引するのであればJPYで問題ないでしょう。

MT5を持っていない場合

MT5のインストールが完了していない場合はFOREXページ下部にあるダウンロードからアプリケーションを入手します。

アプリケーションを立ち上げると口座選択画面が表示されるので、口座をbitcastle、口座番号をアカウント開設時に表示された番号で入力します。

MT5が立ち上がり、画面右下が接続完了となればOKです。

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大まかな取引戦略

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取引の準備が整ったら、いよいよリアルトレードです。しかし、実際に取引をするとしても闇雲にエントリーしても勝てるようにはなりません。まずはFX取引の基礎を学習し、自分の取引スタイルを確立することが大切です。

相場分析

トレードスタイルを決める前に簡単な相場分析を行います。

分析方法はMT5などのトレードプラットフォームを使って、市場の状況を分析。分析には、テクニカル分析とファンダメンタル分析の2種類があります。

テクニカル分析

テクニカル分析は過去の価格動向やチャートパターンを基に、将来の価格動向を予測する分析方法です。主要なツールとして、移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI(相対力指数)などがあります。

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ファンダメンタル分析

経済指標やニュース、中央銀行の政策などを基に、取引の戦略を建てます。一般に長期投資用の分析方法として利用され、トレンドの大きな流れを掴むときに有効です。

リスク管理

FX取引では取引戦略以上にリスク管理が非常に重要です。損失を最小限に抑えるために、ストップロス注文や、ポジションサイズの管理、レバレッジの適切な利用を使って自身のリスク許容度に応じた取引を行うことが大切です。

取引戦略の基本

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各通貨ペアには独自の特徴があるため、それぞれに適した取引戦略を考えることが成功の鍵となります。短期で利益をあげたいのか、ハイリスク・ハイリターンな取引を目指すのか、自分の目標を達成するためにどういった行動を取るのかで、取引の戦略は変化します。

トレンドフォロー

トレンドの方向に逆らわず、長期的に形成しているトレンドの方向に投資をするのがトレンドフォロー型の戦略です。

勝率が高く、長期的に保有しても負けにくいことからゆっくり取引をしたい方におすすめです。

チャートパターン取引

ヘッドアンドショルダーやダブルトップ・ボトムなど、特定のチャートパターンが出た時に取引を行う戦略です。

上手く利用できれば圧倒的な勝率を誇りますが、ダマしの発生や、わかりにくいチャートパターンの分析など、取引難易度が高くなる場面も存在します。

ボラティリティブレイクアウト

FXは特定の値幅での動き(レンジ相場)を形成しているときがほとんどといわれ、この価格帯を抜けた時に大きく値が動く性質があります。この特徴を使った取引ブレイクアウト取引です。

ブレイクアウトしなければ即損切など、リスク管理がしやすく、初心者にもエントリーポイントが見つけやすいことが特徴です。

一方で、ブレイクアウトはダマしが発生しやすく、損切判断も早くなるため、細かな損切が積み重なる“損切貧乏”には注意をしなくてはいけません。

スキャルピング

ボラティリティが高い銘柄で薄利を狙い、超短期的な取引を繰り返すのがスキャルピングです。

資金効率が高く短期間で稼ぎを増やせることから非常に人気の戦略ですが、リスクも高いトレード戦略です。

【まとめ】FXは通貨ペアと取引戦略で決まる

FX取引は、多様な通貨ペアと戦略を駆使することで、利益を上げるチャンスが広がります。しかし、その分損失のリスクも伴います。

初心者のうちは、基本的な知識をしっかりと学び、少額から取引を始めることが大切です。リスク管理を徹底し、計画的に取引を行うことで、安定したトレードを実現しましょう。

執筆者 西村大樹