【初心者向け】FXの追証とは?追証の仕組みや借金といわれる理由を解説

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FXで言うところの借金である“追証”。追証とは、相場の急変などによって口座に入れていた資産以上損失が発生し、その分の損失を支払わなくてはならないルールです。

追証の発生はFXトレーダーすべてが注意しなくてはならないルールであり、追証が怖くて積極的な取引ができないという方もいるでしょう。

しかし、追証は適切な取引さえ行っていれば避けられる可能性のある支払いです。今回は追証の仕組みや借金といわれる理由を解説し、追証を発生させない取引方法を解説していきます。

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FXについて

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まずはFXについておさらいです。外国為替証拠金取引(FX)とは、異なる通貨を売買することで利益を得る投資方法です。FX市場は株式市場や債券市場と異なり、24時間取引が可能で、世界中の市場が相互に関連しながら動いています。

例えば、ニューヨーク市場が閉まると東京市場が開くといった具合に、世界中どこかで必ず取引が行われているので、時差に合わせた市場を選べば常に取引ができるわけです。

FX取引の基本は、通貨ペア(例えば、米ドル/日本円、ユーロ/米ドルなど)の価格変動を予測し、その差額で利益を得ていきます。もし、米ドルが上がると予測した場合、米ドルを買って円を売ります。その予想通りに米ドルが上がった時点で売却すれば、その差額が利益になります。

FXの魅力

FXの大きな魅力の一つは、レバレッジを利用できる点です。レバレッジを使うことで、手持ちの資金よりも大きな金額を動かすことができます。例えば、10万円の証拠金で100万円分の取引を行うことができるのです。

これは利益を大きくするチャンスを提供しますが、一方でリスクも同様に大きくなるため注意が必要です。そして、このレバレッジによる損失拡大のリスクが追証に直接関係する問題に発展していきます。

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追証とは

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それでは本題です。追証(おいしょう)とは、FX取引において損失が発生し、証拠金が一定の水準を下回った場合に追加で証拠金を入金するよう求められることを指します。

追証の支払いは、投資家が取引を続けるために必要な措置であり、証券会社から通知されます。具体的には、相場が予想と逆行し、評価損が発生した結果、証拠金維持率が一定のラインを下回ると発生。

追証が発生すると、投資家は指定された期間内に追加の証拠金を入金するか、保有ポジションを一部または全て決済しなくてはなりません。追証が支払われない場合、証券会社は強制的にポジションを決済し、損失を確定。このプロセスを通じて、証券会社は投資家が借金を抱え込むリスクを回避します。

なぜ追証が発生するのか

このときポジションの強制決済が間に合わないと、その損失は追証としてユーザーに請求されます。

本来機能するはずのロスカットが間に合わずに追証が発生する主な原因は、相場の急激な変動。このような事態によって評価損が拡大し、証拠金維持率が低下するためです。

追証が発生する要因は大きく分けて次の3つ。

  • 相場の急変動
  • レバレッジの利用
  • 不適切な資金管理

追証が発生する具体的な理由について詳しく説明します。

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相場の急変動

FX市場は非常に変動が激しい市場です。政治的なイベント、経済指標の発表、自然災害などの影響によって予想外の値動きをすることがよくあります。

これらの要因によって相場が急変動すると、評価損が一気に拡大し、証拠金維持率が急速に低下することがあります。このような場合、証券会社は投資家に追加の証拠金を要求。資金がマイナスになった状態でロスカットされれば、追証の支払い義務が発生します。

 レバレッジの利用

FX取引では、レバレッジを利用することで少ない資金で大きな取引を行うことができます。しかし、レバレッジを高く設定すると、その分リスクも高まります。

大きすぎるレバレッジはロスカットが間に合わなくなる要因の一つです。その結果追証が発生し借金となる可能性が非常に高くなります。

例えば、10倍のレバレッジを利用している場合、相場がわずか10%逆行するだけで証拠金が全て失われることになります。このように、レバレッジの利用は利益を大きくする可能性がありますが、同時に損失も拡大させるリスクがあるのです。

特に過度なレバレッジを掛けてハイリスク、ハイリターンなトレードを繰り返すような人は追証のリスクが非常に高いため、損切注文であるストップロス注文を入れておくことが大切です。

不適切な資金管理

適切な資金管理を行わないと、追証が発生するリスクが高まります。

例えば、全資金を一度に大きなポジションに投入することは非常にリスクが高い行為です。また、損失が発生した際に冷静に対応せず、感情的に取引を続けることも追証を招く原因の一つです。適切な資金管理とリスク管理を行うことが重要です。

他にも極端な小資金で始めるトレードや、ボラティリティが高すぎる銘柄でのトレードなど、一発逆転を狙うような取引は総じて不適切な資金管理となっている場合があります。

ゼロカットシステムでは追証が発生しない

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ゼロカットシステムとは、投資家の口座残高がマイナスになった場合でも、そのマイナス分を証券会社が負担し、投資家が追加で支払う必要がない仕組みです。

ゼロカットシステムを採用している証券会社では、相場の急変動によって口座残高がマイナスになった場合でも、投資家は借金を負うことなく取引を続けることができます。

しかし、ゼロカットシステムは残念ながら日本の証券会社では取り扱っていません。なので、ゼロカットシステムを前提としたハイレバレッジトレードをする場合には海外の証券口座を利用しましょう。

海外のFX業者の多くはハイレバレッジを提供する一方でゼロカットシステムという救済措置も導入しています。

追証が怖い方は海外の業者を使ってトレードするのが一番の対策かもしれませんね。

ゼロカットシステムの利点

ゼロカットシステムの利点は次の3つ。

  • 追加負担の回避
  • リスク管理の強化
  • 信頼性の向上

特に追証時の借金が発生しなくなるため、ハイリスクなトレードをしたい方や資金が少ない方には大きなメリットとなります。

追加負担の回避

ゼロカットシステムにより、投資家は相場の急変動による追証を負担する必要がなくなります。これはゼロカットシステムの大きな利点です。

そもそも追証による借金を抱えるリスクが無くなるため、投資家は思い切ったトレードが出来るようになりますし、取引の不安も解消されるでしょう。

リスク管理の強化

ゼロカットシステムは、特に高レバレッジを利用する場合において、リスク管理や資金管理の一環として非常に有効です。

ゼロカットシステムによって預け入れた資金以上のマイナスが発生しなくなるので、口座への入金額を調整すれば予想外の損失が出ることはありません。

信頼性の向上

ゼロカットシステムを提供している証券会社は、投資家保護を重視していることを示しています。これにより、投資家はその証券会社に対して信頼を持ちやすくなるといったメリットがああります。

ゼロカットシステムの仕組み

ゼロカットシステムの仕組みは、証券会社が損失を補填することで成り立っています。一般的には、以下のようなプロセスで機能します。

1.ポジションの強制決済

相場が急激に変動し、投資家の証拠金が一定の水準を下回ると、証券会社は自動的にポジションを決済します。これにより、損失が一定範囲内に留められます。ここまでは通常のロスカットと仕組みは同じです。

2.残高のリセット

強制決済後、もしも口座残高がマイナスになった場合、証券会社がそのマイナス分を補填し、口座残高をゼロにリセットします。

ゼロカットを希望する場合は投資家からの申し出が必要な場合もあります。

3.通知と確認

投資家からのゼロカットの申請を受けた証券会社は、投資家の口座に対して強制決済と残高リセットの通知を行い、次の取引を続けるための準備を促します。

ゼロカットシステムの注意点

非常に便利なゼロカットシステムですが、もちろん注意点もあります。ここからはゼロカットシステムのいくつかの注意点を紹介します。

全ての証券会社で提供されているわけではない

残念ながら、ゼロカットシステムを提供している証券会社もあれば、提供していない証券会社もあります。取引を始める前に、自分が利用する証券会社がゼロカットシステムを提供しているかどうかを確認することが重要です。

ゼロカットの適用条件

ゼロカットシステムには適用条件があります。例えば、相場の急変動が原因でない場合や、特定の取引条件を満たしていない場合には、ゼロカットシステムが適用されないことがあります。そのため、詳細な条件については、証券会社の規約をよく確認をしなくてはいけません。

条件を満たさないと、最悪の場合追証が発生し、借金を抱える可能性があります。よくある条件違反の中には、売りと買いの両方のポジションを持つ“両建て”を行った場合など、通常の取引でも規約違反に触れることもあるので、適用条件の確認はとても重要です。

自己責任の重要性

ゼロカットシステムがあるからといって、無謀な取引を行うことは避けるべきです。リスク管理を怠らず、常に慎重な取引を心がけることが重要です。

【まとめ】追証の仕組みを理解して、安全なトレードを始めよう!

FX取引は大きな利益を狙える反面、大きなリスクも伴います。そのため、適切なリスク管理が不可欠です。追証は、証拠金維持率が一定の水準を下回った際に発生する追加の証拠金の要求であり、投資家が負うべきリスクの一部です。

追証を避けるためには、適切な資金管理、リスク管理、そして冷静な取引が求められます。

一方、ゼロカットシステムは、投資家の負担を軽減し、追証のリスクを回避するための重要な仕組みです。ゼロカットシステムを提供している証券会社を選ぶことで、相場の急変動による大きな損失を回避することができます。

しかし、全ての証券会社がこのシステムを提供しているわけではないため、取引を始める前に証券会社の条件や規約をよく確認することが重要です。

最終的には、FX取引を成功させるためには、自分自身の取引スタイルに合ったリスク管理方法を見つけ、継続的に学び、改善していく姿勢が求められます。これにより、長期的に見て安定した収益を上げることが可能になるでしょう。

ゼロカットシステムを採用している取引会社ならbitcastle

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当然ゼロカットシステムも採用されているので、1,000倍のハイレバレッジトレードを行っても追証のリスクはほとんどありません。

bitcastleではリアル口座の他にデモ口座も用意されているので、操作方法の練習にもピッタリです。

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執筆者 西村大樹

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