【チャート分析】ローソク足とトレンド足とは?テクニカル分析の基本を解説

ローソク足とトレンド足とはのイメージ画像

FXの投資判断の材料に用いられるテクニカル分析。その基礎ともいえるローソク足は、それ一つで値動きの分析が完了すると言っても過言ではない優秀な分析方法です。

投資チャートのほとんどはこのローソク足で形成されており、ローソクの理解は勝てる投資家への第一歩とも言えるでしょう。

そこで今回は投資初心者に向けて“ローソク足”とそれを使ったトレンドの方向を判断する“トレンド足”について詳しく解説します。

これからFXを始める方、テクニカル分析の基本を知りたい方必見の内容です。ぜひご覧ください。

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ローソク足とは

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ローソク足とは、一定期間における価格の始値、終値、高値、安値を1つのバーで表示するチャートの一種です。その形状が日本の「ろうそく」に似ていることから、この名前が付けられした。

     

ローソク足には陽線、陰線、ヒゲの3つの要素が組み合わさることで構成され、陽線は値上がりを示し、陰線は値下がりを示します。ヒゲはローソク足を構成している期間の中で、終わり値、もしくは始値よりも最高値が高い時は上ヒゲ。終値、もしくは始値よりも最安値が安いときは下ヒゲが形成されます。

これらの値動きによって作られたローソクの形をそれぞれパターン化し、特定のローソクの形にはそれぞれ名前が付けられています。

ローソク足の見方

ローソク足の基本的な見方は、以下の通りです。

棒の上部が高値、下部が安値、実体の上部が終値、下部が始値を表します。実体が太い場合は価格の変動が大きく、細い場合は変動が小さいことを示します。また、実体の色(通常は赤や青)が上昇か下降かを示す場合もあります。

ローソク足の時間軸はどれを見たらいい?

ローソク足は、特定の時間枠内(例:1分、1時間、1日)の始値、終値、高値、安値を基に作られます。この情報を基に、ローソク足の実体と上下のヒゲが描かれます。これにより、価格の動きやトレンドを一目で把握することができます。

例えば、デイトレードやスキャルピングなどは細かな値動きが重要ですので、1分足や15分足など、短い時間枠を中心に分析します。

反対に長期投資を主体とする場合は細かな値動きよりも全体的なトレンドを俯瞰してみることがほとんど。その場合は1日足や週足などの長い時間枠でローソク足を表示します。

ローソク足の基本パターンや値動きの法則は時間軸によって大きく変化しないとも言われており、分析方法は基本的に同じです。しかし、表示する時間軸に対して投資計画の期間がずれている場合、正確な分析ができなくなるので注意が必要です。

トレンド足やローソク足が描かれるチャートとは

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FXトレードにおいて、ローソク足が描かれるチャートは非常に重要なツールです。実はチャートには様々な種類があり、ローソク足以外にもバーチャート、ラインチャートなどがありますが、多くのトレーダーが愛用しているのがローソク足です。

特にローソク足で相場の方向を判断するトレンド足は、価格の動きを視覚的に把握するための手助けをしてくれる重要なローソク足です。まずは、チャート分析の基本となるテクニカル分析とは何か、チャート分析の基礎についてみていきましょう。

チャート分析の肝となるテクニカル分析の重要性

テクニカル分析とは、過去の価格データや取引量を基に将来の価格動向を予測する方法です。トレンド足やローソク足を用いることで、価格のパターンやトレンドを視覚的に把握することができます

テクニカル分析を積極的に取り入れることで、トレンドの転換点やサポート・レジスタンスラインを見極めることが可能になります。

しかし、残念ながらテクニカル分析は万能ではありません。市場は多くの要因に影響されるため、過去のデータだけでは将来の動きを完全に予測することはできないのが実情です。

テクニカル分析をより効果的に活用する際には、ファンダメンタルズ分析や市場のニュースと併用し、常に損失のリスクを考慮しながら取引に臨むことが大切です。

トレンド足は相場の方向性を見極める分析方法

トレンド足は相場の方向性を決める分析方法のイメージ画像

実は“トレンド足”という言葉自体はありません。トレンド足はローソク足によって描かれた価格の動きを一定期間にわたって記録し、視覚的に表示するためのツールのことを言います。つまり、ローソク足をある程度まとめて、大まかな形から値動きの方向性を探る為の道具がトレンド足というわけですね。

トレンド足は、主にトレンドの方向性や強さを判断するのに役立ち、スイングトレードや逆張りトレードの起点に応用されます。

そもそもトレンドはどうやって見極めるのか?

トレンドを見極めるためには、まず価格の動きが上昇トレンドか下降トレンドかを確認します。上昇トレンドは、価格が一定期間にわたって上昇し続ける状態を指し、下降トレンドは逆に価格が下落し続ける状態を指します。

この時、ローソク足の高値、もしくは安値を結んだトレンドラインを引くことで、トレンドの方向性を視覚的に確認することができます。

具体的な書き方は下の図のように大まかに目立った高値や安値を見つけて割とアバウトに描写します。

ある程度のトレンドが見えていれば、トレンドラインを用いた環境認識は完成です。

ダマしには要注意

トレンドラインは比較的簡単に描写することができ、トレンド足の把握は容易です。

しかし、トレンド足を過信することなく、相場を総合的に判断し、ダマしに注意することが重要です。

ダマしとは、明確なエントリーのサインや、トレンド転換の値動きが見えているにも関わらず、短期的に価格がセオリーとは逆の動きをすることです。

具体的には上昇トレンドがレジスタンスラインによって下降トレンドに切り替わるようなサインを見せているにも関わらず、レジスタンスラインをブレイクするような値動きを一瞬するような状態です。

このような値動きではその後の下降トレンドを予測して“レジスタンスラインを突破したら損切”というルールでエントリーした場合、損切をしたのちに予想通りの値動きを開始します。

ダマしはこれ以外にも様々なケースがあり、どれもトレーダーを誤った判断に導く現象です。ダマしを避けるためには、複数のテクニカル指標を組み合わせて分析することが有効とされていますが、明確な対処法はなく、“常にダマしが発生するかもしれない”という意識をもって戦略を組み立てることが重要です。

ローソク足が有効なチャートパターン5選

ローソク足はその形が単一で出現しただけでもチャンスとなる場合が存在します。予想が的中する制度は相場環境によって異なりますが、基本形となるセオリーは覚えておくと分析に役立ちます。

大陽線と大陰線

大陽線は、白や緑の実体で表され、終値が始値よりも高いことを示します。一方大陰線は、黒や赤の実体で、終値が始値よりも低いことを示します。

値動きの一般的な癖

  • 大陽線:上昇トレンドの継続や反転の兆しを示すことが多いです。特に、連続する陽線は強い上昇トレンドを示唆します
  • 大陰線:下降トレンドの継続や反転の兆しを示すことが多いです。連続する陰線は強い下降トレンドを示唆します

ハンマーと逆ハンマー

ハンマーは小さな実体と長い下ヒゲを持つローソク足で、下落トレンドの底で出現することが多いです。一方、逆ハンマーは小さな実体と長い上ヒゲを持ち、上昇トレンドの頂点で出現することが多いです。

値動きの一般的な癖

  • ハンマー:下落トレンドの終わりを示唆し、反転上昇する可能性が高いです。強いサポートライン付近で現れると信頼性が増します
  • 逆ハンマー:上昇トレンドの終わりを示唆し、反転下降する可能性が高いです。抵抗線付近で現れると信頼性が増します

 包み足(エンゴルフィング)

包み足は、前のローソク足を完全に包み込む形状のローソク足です。陽線が陰線を包み込む場合と、陰線が陽線を包み込む場合があります。

値動きの一般的な癖

  • 陽線包み足:下降トレンドの終わりを示唆し、上昇に転じる可能性が高いです。特に、強い下降トレンドの後に出現すると有効です
  • 陰線包み足:上昇トレンドの終わりを示唆し、下降に転じる可能性が高いです。強い上昇トレンドの後に出現すると信頼性が高まります

ピンバー

ピンバーは長いヒゲと小さな実体を持つローソク足です。上下のヒゲが長く、実体が小さいことが特徴です。

値動きの一般的な癖

  • 上ヒゲのピンバー**: 上昇トレンドの終わりを示唆し、下降に転じる可能性が高いです。抵抗線付近で出現すると信頼性が増します
  • 下ヒゲのピンバー**: 下降トレンドの終わりを示唆し、上昇に転じる可能性が高いです。サポートライン付近で出現すると信頼性が高まります

三兵(さんぺい)

三兵は、連続した3つの陽線や陰線で構成されるパターンです。

値動きの一般的な癖

  • 三陽線(上昇三兵)**: 強い上昇トレンドを示し、継続する可能性が高いです。特に、トレンドの初期段階で出現すると、さらなる上昇が期待されます
  • *三陰線(下降三兵)**: 強い下降トレンドを示し、継続する可能性が高いです。トレンドの初期段階で出現すると、さらなる下降が予想されます

【まとめ】ローソク足やトレンド足の認識はテクニカル分析の基本

FXのトレンド足とローソク足は、トレーダーが市場の動きを視覚的に把握し、取引の意思決定を行うための重要なツールです。

トレンド足を用いてトレンドの方向性を確認し、ローソク足のパターンを分析することで、より精度の高いトレードを実現することができるでしょう。

しかし、テクニカル分析は万能ではありません。ダマしも発生しますし、想定外の値動きをすることも珍しくありません。

ローソク足を過信せず、他の分析手法も併用しながら冷静な投資判断が負けない秘訣かもしれません。

テクニカル分析の精度を上げるためにもデモトレードを活用して、様々なパターンを学習してみて下さいね。

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執筆者 西村大樹