仮想通貨ビットコイン(BTC)って儲かるの?メリットやデメリット、儲かるコツを解説

「ビットコイン(BTC)などの仮想通貨って儲かるの?」

「仮想通貨って今から始めても遅くない?」

近年ビットコイン(BTC)が急成長しているというニュースを聞いたかと思えば、大暴落したというようなニュースが飛び込んでくるため仮想通貨は危険なのかと感じる人が多くいるかもしれません。

仮想通貨を始めてみたいけど不安も多いという方のために、ここでは仮想通貨の代表ともいえるビットコイン(BTC)のメリット、デメリット、儲かるコツなどを詳しく紐解いていきます。

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ビットコイン(BTC)に投資する5つのメリット

ビットコインのチャートが上がる絵

ここでは「ビットコイン(BTC)に投資すると儲かるのか?」という疑問にお答えするため、ビットコイン(BTC)投資のメリットをご紹介していきます。

少額から投資ができる

「ビットコイン(BTC)の価格が50万円を超えた!」などと報道されると、ビットコイン(BTC)の取引は高額だと思われがちですが、実際には小額で取引されています。

たとえば、取引所や販売所でビットコイン(BTC)を売買する場合、「取引単位0.0001BTCから」などと紹介されています。1BTCが50万円の場合には、0.0001BTCは50円でとても少額です。さらに、ビットコイン(BTC)にはもっと小さな単位である「Satoshi」があります。その価値は1BTCの1億分の1で、1BTCが50万円の場合、1Satoshiは0.005円になります。ビットコイン(BTC)のシステムでは最低取引量が「546Satoshi」と決まっていますが、それでもかなり少額の取引が可能です。

値動きの幅が大きく儲けやすい

仮想通貨は他の投資方法商品と比べると、価格変動が激しい傾向があります。

そのため、価格が急騰することが多く、大きな利益を得られるチャンスがあります。ビットコイン(BTC)も、最初はほとんど価値が無い通貨でしたが、現在では1BTC=600万円まで高騰することもあります。

また、まだほとんど価値がないアルトコインのことを草コインといい、草コインが急に100倍以上に高騰することがあるため、草コインに投資している人も多いです。

将来性のある仮想通貨

以下のような大手企業がビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨の導入に力を入れています。

  • 楽天が国内仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」を買収
  • スターバックスが仮想通貨決済プラットフォームBakktを通じて、ビットコイン決済を導入
  • 三菱UFJ銀行が「MUFGコイン」の導入、海外取引所「coinbase」に出資
  • LINEが仮想通貨取引所「BITBOX」と「LINE BITMAX」を開始し、独自通貨「LINK」を発行

このような大手企業がビットコイン関連の導入に力を入れているのは、ビットコイン(BTC)に将来性を見出しているからだと言えます。

インフレになるリスクが低い

円やドルなどの法定通貨は、中央銀行がお金をたくさん発行することができるため、インフレで価値が下がってしまうリスクがあります。

一方、ビットコイン(BTC)には「2,100万BTC」という発行数の上限が設定されています。上限がある理由は、ビットコイン(BTC)の価値を保証するためです。国家のような価値を保証してくれる存在がいないビットコイン(BTC)の場合、際限なしに通貨を発行し続けると、やがてインフレを起こし、価値が下がってしまいます。これでは通貨として使用できません。そこで発行枚数に上限を設定し、希少価値を付けることで、ビットコイン(BTC)はインフレが起こるリスクを回避しているのです。

ビットコイン(BTC)に発行上限がある限り、法定通貨のようにインフレになるリスクは低いと考えられます。

決済通貨として利用できる

ビットコイン(BTC)は家電量販店などの一部の店舗で利用することができます。2021年10月の現時点では、実店舗300件弱がビットコイン(BTC)で決済可能となっています。

そして、仮想通貨は決済手数料が安いため、ビットコイン(BTC)決済に対応する実店舗は世界中で増加傾向です。実店舗でビットコイン決済するためには、事前にスマートフォンなどにウォレットアプリをダウンロードしておく必要があります。

決済する際に指定されたQRコードを読み取り、店舗側に送金する仕組みになっています。スマホをかざすだけで決済が可能であるため、PayPayのように手軽に買い物をすることができます。

また、仮想通貨での決済が可能なネットショップも、世界的には増加傾向にあります。2021年10月の現時点では、100件弱のネットショップがビットコイン(BTC)で決済可能となっています。

ネットショップでは、価格表記が日本円ではなく、「BTC」や「MONA」などの仮想通貨の単位で表示されているケースもあるため注意が必要です。ネットショップ内には、仮想通貨レートなども表示されています。

ビットコイン(BTC)に投資するデメリット

ビットコインと矢印

大きなメリットがあるビットコイン(BTC)ですが、一方でデメリットも存在します。ここでは、ビットコイン(BTC)に投資するデメリットをご紹介していきます。

大きな価格変動がある

ビットコイン(BTC)は、インターネットを使った便利な決済手段として開発されました。現在でも決済手段として利用されていますが、最近、ビットコイン(BTC)の取引を始めた人の多くが、株式やFXなどのように投資の対象にしています。

しかし、ビットコイン(BTC)は価格の変動率が非常に大きく、短期売買を繰り返して資産を形成していくことは困難であることが多いです。そのため、資産価値の保存に不向きな資産であると言えます。本来の目的であった決済手段として利用にするには、価格が乱高下するビットコイン(BTC)は向かないというデメリットが浮き彫りになりました。

取引所の破綻リスクがある

銀行や証券会社、保険会社などの金融機関は、破綻した場合でも利用者を守るための仕組みが国によって守られています。しかし、ビットコイン(BTC)は、金融機関などが取り扱う商品やサービスに比べると、利用者保護の仕組みが発展途上であり、取引所がハッキングなどを受けて破綻した場合でも補償が受けられないことがあります。

国による保証がない

ビットコイン(BTC)は一般的な通貨とは違い、政府やそれに属する組織が発行しているわけではありません。

だからこそ匿名性が担保され、国境を超えた利用が可能になっています。

逆に言えば、それは政府による保証はないという意味でもあるのです。ビットコイン(BTC)を保有することで被る損失は投資家が負うことになります。

相続できない可能性がある

投資家が突然の事故や病気で亡くなってしまった場合、ビットコイン(BTC)の相続ができなくなる可能性があります。なぜなら、相続する場合は公開鍵の把握、取引所やウォレットのパスワード、秘密鍵などを相続人が知っている必要があるからです。そのような情報が引き継がれることがなく亡くなってしまうと、誰も資産を受け継ぐことができなくなります。

生前から相続の準備をきちんとしておけば、相続は可能です。ただし、相続人以外にデータを知られた場合、すべての資産を失ってしまうリスクはあります。相続の際にはしっかりとセキュリティを確保したデータファイル等を利用して、情報を伝える必要があります。

ビットコイン(BTC)で儲けるためのトレード方法

スマホに映ったビットコイン

ではビットコイン(BTC)で儲けるためには、どのような方法があるのでしょうか。ここではビットコイン(BTC)で儲けるためのトレード方法をご紹介していきます。

現物取引

現物取引は、そのときの売買代金で取引を行う方法で、持っている資金の範囲で仮想通貨を取引する方法です。 例えば、10万円を仮想通貨の口座に入れていれば、10万円分の仮想通貨を購入することができるというものです。

レバレッジ取引

レバレッジ取引のレバレッジとは日本語に訳すと「テコ」のことを指します。小さな力で大きなものを動かす「テコの原理」と同じように、仮想通貨の場合には小さな資金で大きな額を取引できることを指しています。
現物取引では自分の資金以上の仮想通貨を買うことはできませんが、レバレッジ取引は、証拠金を預けることによって、それを担保にして、証拠金の何倍もの金額を運用することができます。

例えば、レバレッジを2倍にしたレバレッジ取引では2倍の金額で仮想通貨取引が可能になるのです。

アービトラージ

仮想通貨のアービトラージとは、価格の低い取引所で仮想通貨を購入し、価格の高い取引所で仮想通貨を売却することで、その差額を利益とする投資方法です。日本では裁定取引とも呼ばれています。

仮想通貨は、国内にいくつもの取引所があり、「Coincheck(コインチェック)」や「bitFlyer(ビットフライヤー)」などが代表的な取引所です。

仮想通貨の取引所は、取引所ごとに買いたい人がいくらで買いたいのか、売りたい人がいくらで売りたいのかが記録されている、「オーダーブック」と呼ばれる板を利用しています。仮想通貨の価格を決定するためにそれぞれの取引所が違うオーダーブックを使っているため、相場が異なる仕組みになっています。

レンディング

仮想通貨のレンディングとは口座に預けている仮想通貨を第三者に貸し出し、利息で利益を得る手法のことです。

レンディングは、仮想通貨取引によるリスクを負うことなく、確実に資金を増やしていく事ができる手法として、近年、仮想通貨市場でも人気が出てきています。

マイニング

ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨には、日本円や米ドルのように通貨を管理する国や中央銀行が存在しません。そのため、第三者がコンピュータのネットワークを利用して仮想通貨を管理する仕組みになっています。この第三者による取引の承認および確認作業がマイニング(採掘)です。コンピュータで取引をチェックし、ブロックチェーンに追記していくには、膨大な計算作業が必要です。一般的には、マイニングマシンと呼ばれるコンピュータを使って、マイニングを行っています。

このマイニングに成功した場合は、報酬としてビットコイン(BTC)が支払われる仕組みとなっています。

ビットコイン(BTC)で儲けるためのコツ

電球が光る絵

ビットコイン(BTC)で儲けるためにはどのようなことを意識して取引を行えばよいのでしょうか。ここでは、ビットコイン(BTC)で儲けるためのコツをご紹介していきます。

取引所を複数開設する

仮想通貨に投資するなら、取引所の破たんリスクや、ハッキングリスクにも注意しておく必要があります。複数の取引所で口座開設し、資産を分散させておくことでリスクヘッジをすることができます。

また、今後新たに仮想通貨が上場するタイミングで、上場する取引所で口座開設していないと、すぐに投資できず投資チャンスを逃してしまう可能性があります。複数の取引所に登録しておくことで、新規上場にともなう値上がりの波に乗ってリターンをねらうこともできます。

余剰資金で投資を行う

仮想通貨だけでなく投資をする際は、余剰資金で取引するようにしましょう。生活資金を元手に取引を始めてしまうと、損益が膨らんだ時に生活にまで影響が及び、取り返しがつかなくなってしまう可能性があります。

また、生活資金を投資に使用していると取引の際に焦りが出てしまい、正しい判断ができなくなってしまいます。

それぞれの立場によって余剰資金の数量は異なりますが、毎月どれくらい投資に使うのかを明確にしておくと、生活にまで影響を及ぼすことはないでしょう。

分析する力を身につける

仮想通貨の取引をする際は、時価総額や取引件数など、市場全体を把握し分析することで取引を有利に進めていくことができます。

また、仮想通貨の世界ではWebサイトやニュースでの情報収集も重要です。ツイッターなどのSNSの中には信用性が低い情報もあるので、それらの情報に振り回されないように信用できる情報源を持っておくことが大切です。

ビットコインで儲ける!オススメ取引所

ビジネスマンが指を差す

bitFlyer (ビットフライヤー)

  • 国内最大級のユーザー数・取引高を誇る仮想通貨取引所
  • 全13種類の仮想通貨を取り扱っている
  • シンプルな操作画面で初心者でも使いやすい

bitFlyer (ビットフライヤー)は、取引量が多いため流動性が高く決済がしやすいという特徴があります。少額でもトレードができるため、少額投資に向いている取引所といえます。

Coincheck(コインチェック)

  • 国内ダウンロード数No.1の使いやすいアプリ
  • 国内最多の全16種類の仮想通貨を取り扱っている
  • 東証一部上場企業が親会社で信頼性が高い

東証一部上場企業であるマネックスグループが親会社のため、信頼性が非常に高く、初心者の人でも安心して取引することができます。また、アプリの国内ダウンロード数No.1という点も重要なポイントです。直感的に操作できるため、初心者でも特別な操作をせずに使うことができます。他の取引所と比較しても、スマホアプリはダントツの使いやすさです。

さらにCoincheckなら、取引にかかる手数料も無料です。

「手数料の安さ」「使いやすさ」「信頼性」を総合的に判断すると、Coincheckは取引を行うのに最適な取引所といえます。

DMM Bitcoin(DMMビットコイン)

  • 国内で唯一のレバレッジ取引が可能
  • 全12種類の仮想通貨を取り扱っている
  • 365日サポート対応がある
  • 最短当日中に取引を始められる

さまざまな通貨がレバレッジ取引に対応しています。少ない資金で効率よく仮想通貨を取引をしたい人にオススメです。また、最短で当日中に取引を始められるのもメリットと言えます。

ただし、DMM Bitcoinのレバレッジ取引は1日ごとに手数料が発生するため、長期保有する場合は手数料が積み重なるなどの注意点もあるため、事前に理解して取引をしましょう。

GMOコイン

  • 高性能チャート「TradingView」が使える
  • スマホ用の取引ツールが本格的
  • 小額から入金が可能

価格を予想するのに役立つテクニカル指標がいくつも用意されており、チャートの時間足は9種類と豊富にあります。本格的にチャートを使いながら、取引をしたい人におすすめの取引所です。

さらに、仮想通貨の取引で最も大事な、セキュリティが非常に高いという点で安心して利用することができます。

また、GMOコインの入金最低額は1,000円からとなっています。小額から購入を行うことができるため、大きな金額を支払うのが不安という人にもオススメです。

【まとめ】ビットコイン(BTC)で儲けることは今からでも遅くない

ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨は、多くの企業から注目され、今後さまざまな場面で決済が可能になると予想されるなど、将来性が期待できます。

そして、儲かる可能性も非常に大きいですが、値動きが激しいため損失の可能性もあることをしっかりと理解しておきましょう。

仮想通貨で儲ける方法は、取引以外にもマイニングやレンディング、アービトラージなどがありますが、初心者には敷居が高い取引もあるため情報収集を行い、余剰資金ができてから取引を行うようにしましょう。

執筆者 西村大樹