プロサッカーチームがICOで20億円調達を示唆している動き

仮想通貨は徐々に世界中に浸透している反面、色々な場所で活躍している事が報じられています。

その一つとしてハッキング被害にあったときの追跡ツールや医療系や物流系に対しての追跡ツールなどがブロックチェーンでうまく実現しています。

そんな仮想通貨が次はプロサッカーチームの舞台に登場しました。
プロサッカーチームと聞くとどこのチームだろう?と思うのですが、その国はあのサッカー大国ブラジルでした。

ブラジルのプロサッカーチームがICOで約2000万ドル(約20億円)の資金調達を行うと発表し、何に使うのか、何を目標にしているのかを発表しました。

具体的にチーム名を言うと現在セリエB(2部リーグ)に所属するアヴァイFCはセリエA(1部リーグ)への昇格と南米最大の大会コパ・リベルタドーレスへの出場を目標にしており、その為の資金として使うとされている。

アヴァイFCはチームメンバーの一体感は抜群にあるチームだが何より決定打がなく、防御力も高いとはいえない。

しかしICOで20億円調達すれば、海外の有名選手を1年契約でも複数人呼ぶ事が可能になった。

1流選手を呼ばなくても2部リーグであれば、そこそこ名前が知れている選手を6人くらい獲得する事は容易であるだろう。

プロサッカーチームがICOで20億円調達の裏には色々なドラマが?


プロサッカーチームがICOで20億円調達となると勿論色々な批判があった事は言うまでもありませんが、その背景にスポーツ関連の投資サービスやスポーツイベントのマネジメントを手掛けるSpotyCo(スポーティコ)とBlack Brige Group(ブラック・ブリッジ・グループ)の協力があった事で実現したと、オーナーから正式に発表がありました。

ICOプロジェクトのトークンセールは2018年10月スタート予定です。
しかし最低限のラインを設けており最低調達金額である800万ドル(約9億円)のラインを割ってしまった場合全て返却するとの事です。

SpotyCoの共同設立者であるMarco Filej(マルコ・フィレジ)の発言によると、現段階では試合チケットの購入や取引所での取引氏しかトークンの利用する場所がないとされているが、今後は何かの特典がついたり、トークンを所有している人が何かしら得をする循環を作りたいと発言しています。

更にアヴァイFCの代表Francisco José Battistotti(フランシスコ・ホセ・バティストッティ)氏の発言では私たちは、ICOを行う世界で最初のサッカーチームになり、大きく飛躍する事が考えられる。更に資金がなくて困っている世界中の各クラブが資金調達を行えるような道筋を作れた事は誇りに思いたいとも発言しています。

しかし元々アヴァイFCのファンだった人はどういう視点で見ればいいのかわからないとの声も数多くある。勿論20億円を投入すればチームはより一層強くなることは間違いないが、今まで応援していた選手がいなくなる事を意味するとの声があります。

こういった今まで応援していたサポーターの不満の声を経営者側がどう汲み取っていくかが重要だと考えます。

ブラジル内では仮想通貨+サッカーは浸透していっている?
世界中の有名プレイヤーは誰と聞くと必ず名前があがる選手はロナウジーニョだと思います。

そのロナウジーニョも仮想通貨に参入しておりコインの名前は「RSCoin(ロナウジーニョ・サッカーコイン)」と命名しているくらいです。

更に他にもフランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)が、ブロックチェーン企業と提携して、仮想通貨の何かしらのサービス開始を狙っている噂が出ているので注目が集まっています。

サッカーだけでなく、野球選手などでも仮想通貨をビジネスとし考える人が増えている事から著名人が仮想通貨に参入したという事はそれくらい意味がある事だと考えます。

執筆者 西村大樹

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