「国内のバイナリーオプションでおすすめはどれ?」
「何を軸にしてバイナリーオプションの業者を選べば良いの?」
この記事では、国内バイナリーオプションのおすすめと、バイナリーオプション初心者が知っておきたい比較ポイントをご紹介しています。また、海外ではなく国内のバイナリーオプションを選ぶメリットについても解説しています。
これからバイナリーオプションにチャレンジしてみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
国内のバイナリーオプションを選ぶメリット
最初に、国内のバイナリーオプションを選ぶメリットについて解説していきましょう。
日本で利用できるバイナリーオプションには、海外の業者が提供するものと、日本の業者が提供するものがあります。海外の業者は海外に拠点があり、日本の業者は拠点が国内にある、といったシンプルな違いですが、提供できる内容に大きな違いがあります。
海外と国内、それぞれにメリット・デメリットはありますが、これから初めてバイナリーオプションにチャレンジする方は、国内のバイナリーオプション業者をおすすめします。その理由も含めて、国内のバイナリーオプションを選ぶメリットについてご紹介していきます。
①金融庁の認可を受けている
国内でバイナリーオプション業者として運営を行うには、金融庁の認可を受け、金融取引業のライセンスを所持しなければなりません。一方、海外のバイナリーオプションは拠点国の基準に準ずるため、日本の金融庁の認可を受ける義務はなく、金融取引業のライセンスを所持していない可能性もあります。「拠点は○○だけど、日本に住んでいる日本人も使って良いよ」というスタンスです。
仮に、日本に拠点を置きながら国内のバイナリーオプション業者と名乗っている場合は罰則が科せられます。
5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
(金融商品取引法第197条の2)
バイナリーオプションは短時間でハイ・ローを選択する取引方式です。「ゲームのような感覚で気軽に取引できる」「損失が出やすい」という観点からギャンブル要素が強く、極めてリスクの高い取引方法ということで2013年より規制が強化されました。
国内のバイナリーオプションに比べて、海外のバイナリーオプションはサービス内容の幅が広く、短時間で多く利益を出せる仕組みもありますので魅力的に見えます。しかしながら、取引手法の選択肢が多すぎるとかえって興味が分散されて中途半端な知識になってしまったり、短時間で大きな損失を出してしまう可能性も否めません。バイナリーオプション初心者が海外業者に手を出すのは非常にリスクが高いと言えますし、お金が引き出せないといった詐欺業者も存在します。
これらの理由から、バイナリーオプション初心者は金融庁の厳しい規制の中で運営している国内業者がおすすめと言えるでしょう。
②取引時間・回数が制限されているのでリスク回避できる
国内のバイナリーオプション業者では、短期取引のハイ・ローが禁止されています。
海外のバイナリーオプション業者には30秒や1分といった短期間取引ができるツールもありますが、あまりに短期間すぎると値動きの予測が難しくなりますし、何度も取引を繰り返すことで損失がどんどん膨れ上がっていくといったリスクがあり、初心者には大変危険です。
国内のバイナリーオプションでは、取引開始から判定時刻までの期間が2時間以上、1日の取引上限回数が最大12回まで、と制限されています。ポジションを取るチャンスが少ないように思いますが、自分が決めたルールにピタリとハマる値動きを見せるタイミングは、1日でそう多くはありません。とくに「昼間は働いていて取引は夜だけ」という生活スタイルの方には、少ない回数だとは言い切れないかと思われます。
あらかじめ取引時間・回数が制限されている国内のバイナリーオプションツールを使えば損失が膨れ上がるリスクも回避できますし、ロジック通りの展開を見せる可能性が高まります。
③レンジ外の「受取り金額0円制度」がない
バイナリーオプションでは、スタート時のレートを元にレンジ外の幅を設定し、終了時レートがレンジ外にあった場合、購入額が丸々損失になるという仕組み(レンジ外になった場合は業者の利益となります。)があります。国内のバイナリーオプション業者でもこの仕組みは存在していたのですが、規制強化によって廃止となりました。
トレーダーの旨みとしては、高いペイアウト率です。レンジ幅内で終了した場合は他の取引手法に比べて高いペイアウト率が設定されているので、少ない額で大きく稼ぐには嬉しい取引手段と言えますが、まさにハイリスク・ハイリターンです。
国内業者の場合、レンジ外で終了すると購入額がそのまま返金されます。倍率は低くなりますが、損失が膨れ上がるリスクは回避できます。
海外業者ではこのサービスを運用しているバイナリーオプションもありますが、今後海外業者のツールを利用する際も大きな損失を出さないように注意したいところです。
④価格変動に応じてペイアウト率が変動
規制が強化される前までは、国内も海外も共通して「ハイかローか」で購入するのみで、ペイアウト率は固定されていました。
国内での規制によりこの制度が禁止され、価格変動に応じてペイアウト率が変動するようになり、また、価格表示も売値と買値を表示する2WAY表示となりました。これにより、0か100かという大きな損失は回避できるようになっています。
取引方法はFXよりもシンプルで、ペイアウトに関してはFXと同様という感覚に近しいものだと言えるでしょう。
【最新】国内バイナリーオプションおすすめ7選+α
それでは、国内バイナリーオプションおすすめツールを7つご紹介します。最後に、ちょっと変わったバイナリーオプションにもトライしたい方向けに、仮想通貨のバイナリーオプション業者もご紹介します。
- 外為オプション(GMOクリック証券)
- 選べる外為オプション(FXプライム by GMO)
- らくオプ(楽天証券)
- オプトレ!(外貨ex by GMO)
- みんなのオプション(トレイダーズ証券)
- LION BO(ヒロセ通商)
- バイナリーオプション(IG証券)
- 【番外編】bitcastle(bitcastle LLC)
バイナリーオプションツールは、使い勝手が自分に合っているかというポイントがとても重要です。特徴も大切ですが、まずはデモトレードやデモ口座、練習アプリなどで実際に取引を体験してみて、選ぶようにしてください。
外為オプション(GMOクリック証券)
GMOクリック証券の「外為オプション」は取引ツールの機能性と使いやすさが特徴です。パソコン版とスマホ版があり、外出先でも取引できます。スマホ版でもテクニカル指標や描画ツールがあるので、他にツールを立ち上げる必要もありません。
1注文あたり200枚の大口注文も可能。初心者から上級者まで愛されるバイナリーオプションツールです。
選べる外為オプション(FXプライム by GMO)
FXプライム by GMOの「選べる外為オプション」は、シンプルな取引画面かつ操作性の良さが特徴です。パソコン向けのブラウザツールの他、iPhoneとAndroidに対応したアプリも提供されているので、外出先でもサクサク取引できるのが嬉しいポイント。
最低50円から取引でき、短時間の取引を完了させて少しずつ利益を上げていくスキャルピング取引が公認されており、初心者でもコツコツと収益アップを目指せます。
らくオプ(楽天証券)
楽天証券の「らくオプ」は、大手ネット証券会社という信頼感と高性能なツールが特徴のバイナリーオプションです。楽天グループということもあり、買い物などで貯めた楽天ポイントで取引できるのも大きな強みです。
最低50円から取引でき、パソコンだけでなくスマホでの操作も可能です。バイナリーオプション業者では珍しく、スマホでのデモトレードも体験できます。バイナリーオプションに触ってみたい、という方はぜひ試してみてください。
オプトレ!(外貨ex by GMO)
外貨ex by GMOの「オプトレ!」はFXで培った経験とサポート体制の充実度が特徴です。操作でわからないことがあれば、気軽に電話や問い合わせフォームで相談が可能です。
また、一般的なラダーオプションの他にレンジオプションでの取引ができ、シングルレンジとワイドレンジの2パータンあるのは国内のバイナリーオプションでもオプトレ!だけ。初心者だけでなく上級者にもおすすめです。
みんなのオプション(トレイダーズ証券)
トレイダーズ証券の「みんなのオプション」は、シンプルでわかりやすい取引画面が特徴です。取引時間が1日22時間・回号が2時間で1日11回と、国内の他のバイナリーオプションと比べると多く取引できるようになっています。
パソコンでのブラウザツールの他にスマホでの取引も可能ですが、スマホ版には分析用のチャートが提供されていないため、他のツールと併用する必要があるでしょう。外出時に取引しない方は、特に問題ない点かと思われます。取引できる通貨数が4通貨ペアと少ないものの、ラダーオプションだけでなくレンジオプションにも対応しています。
LION BO(ヒロセ通商)
ヒロセ通商の「LION BO」はパソコン版の取引ツールの使いやすさに定評があり、7つある予想レートで戦略が立てやすいと人気の高いバイナリーオプションです。
LION BOの取引画面は、国内の他のバイナリーオプションと比べるとやや複雑ではありますが、慣れてしまえば使いやすさを実感できるでしょう。スマホ版の取引ツールもありますが、パソコン版に比べると使い勝手が劣るため、主にパソコンで取引される方に向いています。
バイナリーオプション(IG証券)
IG証券の「バイナリーオプション」は、主要な通貨ペアの他、株価指数や金・銀先物、原油先物の取引が可能です。途中決済が可能なので、大きな損失を防げるのも嬉しいポイントです。
1日あたりの上限金額が定められておらず、少ない投資から大口の投資まで対応しているため、バイナリーオプションを入り口にFXや株などの投資も初めてみたいという方にもおすすめです。
【番外編】bitcastle(bitcastle LLC)
番外編としてご紹介したいのが、bitcastle LLCの「bitcastle(ビットキャッスル)」です。
バイナリーオプションと言えば、円やドルといった法定通貨ペアでの取引が主流ですが、bitcastleは仮想通貨ペアで取引ができるバイナリーオプションです。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要仮想通貨取引にかかる取引手数料は0%で、最大ペイアウト率は2倍、ハッキングリスクを回避する取り組みとしてオフラインで仮想通貨を保管するコールドウォレットにも対応しています。
NFTといったブロックチェーンプロジェクトがテレビなどでも取り上げられるようになりました。今後はさらに仮想通貨が日常生活に近い存在となりそうです。デモトレードも可能ですので、ぜひ仮想通貨のバイナリーオプションも体験してみてください。
初心者必見!国内バイナリーオプションの比較ポイント3つ
数ある国内のバイナリーオプションで、どれを選べば良いかわからなくなった時におすすめしたい、比較ポイントを3つご紹介します。
これからバイナリーオプションにチャレンジする初心者の方は、ぜひこの3つのポイントを抑えて業者を選びましょう。
①ツールの機能性や使いやすさはどうか
初心者がバイナリーオプション業者を選ぶポイントとして、ツールの機能性や使いやすさや、使い勝手が自分に合っているかという部分を確かめると失敗が少ないです。
人気が高く、あらゆるサイトでよく紹介されているバイナリーオプションだからといって、万人にフィットするというわけではありません。使い勝手が悪いなという印象を持つと、その後も使いにくさは続くと思って良いでしょう。
②デモ取引・練習アプリがあるか
バイナリーオプションのデモ取引や練習アプリは、バイナリーオプション選びの参考となるだけでなく、トレードを開始したあとの練習場所としても活用できます。
でも取引・練習アプリといっても、練習のために作られたチャートや取引画面ではなく、デモ口座を使って実際のリアルチャートや取引画面で取引をするものになるため、お金を使わずに本番環境で練習できるという内容になっています。
特に初心者のうちは、自信をつけてから本番環境に移行するべきですので、デモ取引や練習アプリのあるバイナリーオプションを選んだ方が良いでしょう。
③利用しているトレーダー数とトレーダーの勝率はどうか
利用しているトレーダー数が多ければ、その分困った時の答えがインターネット上に見つけやすいですし、同じツールを使っているトレーダー同士での交流も盛んです。また、利用者が多ければTwitterなどでの発信も多くなるため、トレーダーの勝率を確認するのも容易です。
「知る人ぞ知る」といった無名のバイナリーオプション業者は、詐欺である可能性も否めません。ユーザー数や業者への信頼性も重要視すべきポイントでしょう。
【まとめ】国内バイナリーオプションは安心・安全に取引を楽しめる
おすすめしたい国内バイナリーオプション業者をご紹介しました。
国内運営のバイナリーオプションは、金融庁の規制のもと、安心・安全に取引ができる範囲で提供されています。
損失が出ても生活に困らないよう、余剰資金でバイナリーオプションを楽しんでくださいね。
執筆者 西村大樹