台湾発の仮想通貨取引所にXRPとネム上場
台湾の仮想通貨取引所である「cobinhood」が19日からXRPとネムの2つの仮想通貨が上場することを発表しました。
今回はXRPもネムもビットコインとUSDTとの取引ペアとなっており、日本から利用するとなるとこの2つの仮想通貨を利用しなければいけません。
XRPもネムもここ最近のチャートを見ると、高騰が定期的にあるため、投資対象としては期待できる対象となっています。
台湾発の仮想通貨取引所となると、そこまで有名な仮想通貨取引所はありませんでしたが、「cobinhood」が台湾の仮想通貨取引所の代名詞になるかもしれません。
XRPとネム
今回新たに上場する仮想通貨2つを紹介します。
まず、XRPことリップルはあらゆる場所に価値が届けることができるIoVを実現することです。国際送金をリアルタイムで実現す仮想通貨ということで、すでにその技術は一部の銀行にも利用され始めています。
仮想通貨の中でも最初の法人向けの国際送金ブロックチェーンソリューションであり、優れているブロックチェーンを形成しているため、仮想通貨の中でもかなり優秀です。
投資対象としても優秀です。リップルに投資した結果、大きな利益を出すことができたという投資家も多いです。
次にネムは独自の性質を担っている仮想通貨となっており、他の仮想通貨とは少し性質が異なっています。
PoIというコンセンサスアルゴリズムを採用しており、ユーザーの保有している通貨の取引の活発さに応じて取引の承認権を得ていくという仕組みになっています。この仕組みによって、通貨を溜め込むという人が減っていきます。
また、ネムのマイニングもハーベストと呼ばれる作業となっており、独自のシステムを採用しています。
他の仮想通貨とは少し異なりますが、投資としても機能性としても有力な仮想通貨となっています。
cobinhood
今回話題になっている「cobinhood」はまず、仮想通貨取引所ではありません。扱いとしては仮想通貨サービスプラットフォームとなっています。
つまり、仮想通貨取引所としての機能以外にも「ICO引受サービス」など、多彩な機能が存在しています。
なにより、「取引手数料無料」という仮想通貨取引所の中では最高のサービスを実現している仮想通貨取引所となっています。
なぜ、取引手数料が無料なのかというと、先程も言ったとおりで決して取引所に依存しているわけではなく、他のサービスで収益を上げているからです。
「取引手数料無料」となると、多くの仮想通貨ユーザーがこの取引所に登録し始めて、取引所内の流動性も高まります。
流動性の高い仮想通貨取引所はトークン業者やICOの参加が増えるため、仮想通貨取引所の収益が高くなります。
また、仮想通貨に対するハッキング行為が多いことから盗難保証付きという制度を設けています。
「cobinhood」にある仮想通貨資産の中の98%をオフラインウォレットで管理しているため、ハッキング被害に遭ったとしても、ハッカーは全体の2%として盗むことができません。
オフラインウォレットに関しても、セキュリティが高いことはもちろんですが、破壊もされないため、盗難保証を付けることが可能なのです。
仮想通貨取引所としても性能が高くなっているため、これから登録していく仮想通貨ユーザーも増えていくことでしょう。
新しい仮想通貨取引所の参入
仮想通貨取引所に関しては、新しい仮想通貨取引所が市場に参入することで競合も増えるため、サービスの向上など促進しようとします。
そのため、すでに日本で活動している仮想通貨取引所の中でもサービス促進を行う取引所が出てくる可能性があります。「cobinhood」は手数料無料という最大の特徴があるので、これにどう対抗していくのか注目が集まっています。
日本の仮想通貨業界は少し落ち着いた状態が続いていますが、そんな落ち着いた状況を改善する起爆剤となることに期待しましょう。
執筆者 西村大樹