今回は、仮想通貨Waves(WAVES)について、将来性を踏まえつつ特徴や今後の見通しについて解説していきます。また、将来性を読み解く上で重要となるこれまでの価格推移についても分析しています。
Waves(WAVES)の興味がある・投資してみたいという方は、ぜひご一読ください。
目次
Waves(WAVES)とは
プロジェクト名 | Waves |
ティッカーシンボル | WAVES |
発行元 | Waves |
拠点 | ロシア |
公式サイト | https://waves.tech/ |
公式Twitter | https://twitter.com/wavesprotocol/ |
公式Twitter(日本語版) | https://twitter.com/jpwavesplatform/ |
GitHub |
Waves(WAVES)は、分散型アプリケーションをサポートするブロックチェーンプラットフォームとしてスタートしたプロジェクトで、世界最大のソフトウェアメーカー・マイクロソフト社をはじめとする大手企業とパートナーシップ提携をしています。
Waves(WAVES)はもともとネクスト(NXT)というプロジェクトから派生したブロックチェーンプロジェクトで、ネクスト(NXT)もWaves(WAVES)と同様に分散型ブロックチェーンのプラットフォームとして誕生しました。
Waves(WAVES)は前身のネクスト(NXT)にサイドチェーン技術が導入された、いわばバージョンアップ版なのですが、バージョンアップをする際に仮想通貨の価値が下がることを懸念したメンバーとの対立が起こり、結果、ネクスト(NXT)としてのバージョンアップは断念し、Waves(WAVES)という新しいプロジェクトとして設立されたという背景があります。
Waves(WAVES)は2016年4月12日、ICOでの資金調達を実施。日本円でおよそ16億円ほどの調達に成功します。
Waves(WAVES)3つの特徴
Waves(WAVES)は企業規模のブロックチェーンプロジェクトから個人単位でのプロジェクトまで、オールマイティーに幅広くサポートしてくれるプラットフォームを構築しています。
Waves(WAVES)の特徴を、大きく3つにわけて解説していきます。
特徴①個人単位でトークンを発行できる
Waves(WAVES)のプラットフォームでは、前身のネクスト(NXT)から引き継いだスマートコントラクト機能を活用し、個人単位での独自トークン発行が可能です。
方法はとても簡単で、Waves(WAVES)の専用ウォレットで項目を入力するだけで完了します。トークン名や発行上限枚数、最小単位なども自由にカスタマイズでき、価格はWaves(WAVES)の価格が適用されます。
特徴②DEX及びゲートウェイ機能搭載の専用ウォレット
Waves(WAVES)の専用ウォレットには分散型取引所・DEXが導入されている上、異なるブロックチェーンを繋ぐゲートウェイ機能も搭載されています。
【参考記事】分散型取引所・DEXについてはこちら
それはつまり、仮想通貨取引所で取引を実施しなくても仮想通貨同士を交換できることを意味します。保有しているWaves(WAVES)をビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった他の仮想通貨に交換する際、わざわざ取引所へ送金して取引をする必要はなく、ウォレット内で交換が完結するというわけです。
現在、Waves(WAVES)の専用ウォレットでは6種類の交換に対応しています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- ジーキャッシュ(XEC)
加えて、USドルとユーロ、2種類の法定通貨と交換することも可能です。
これらの機能を駆使すれば、例えば個人で発行した独自トークンをビットコイン(BTC)などと交換することで、簡単かつスピーディに流動性を持たせることができます。
Waves(WAVES)のようなゲートウェイ機能は今後需要が高まると予想されており、ゲートウェイやクロスチェーンプロジェクトも続々と登場しています。将来性に期待できそうですね。
【参考記事】ゲートウェイ機能やクロスチェーンのプロジェクトはこちら
特徴③報酬を得やすく処理速度が速い
Waves(WAVES)のコンセンサスアルゴリズムはLPoSが採用されています。
LPoS(Leased Proof of Stake)とは、Waves(WAVES)の保有量が多い人ほどブロックが承認されやすいというPoS(Proof of Stake)にプラスして、保有しているWaves(WAVES)をマスターノードと呼ばれる1,000WAVES以上保有しているユーザーに貸し出し(Lease/リース)、貸し出した数量に合わせて報酬がもらえる、という特性を持っています。
さらに、承認に対する報酬だけでなく、Waves(WAVES)のプラットフォームで発行された独自トークンのエアドロップをゲットできることもあります。
そして、LPoSは処理速度の速さも魅力の一つ。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)で毎秒16件のところ、Waves(WAVES)では毎秒100件の処理が可能となっています。ロードマップによると、最終的に1秒あたり1,000件の処理を目指すとなっているので、スケーラビリティ問題でストレスを抱える必要はなさそうです。
Waves(WAVES)の現在の推移価格
仮想通貨Waves(WAVES)は現在、市場ランキング72位、時価総額192,839,663,069円、総合サプラ107,011,798WAVES、1WAVES=約1,800円で取引されています。※2021年12月22日時点
当初は最大供給量を設けていましたが、2019年に撤廃しています。
Waves(WAVES)で特筆すべき点は「魔物が住んでいる」とネットで騒がれたほどの高騰を見せた経緯を持つことです。2018年の12月当時は、いわゆる魔界コインとも呼ばれていました。
その後の高騰は仮想通貨全体の流れに沿ったものです。
- 【2020年7〜8月】DeFi需要の高まり
- 【2021年5月】ビットコイン(BTC)の高騰
- 【2021年9月】パブリックチェーンの人気到来
ビットコイン(BTC)の価格に沿って値動きしていると読み取れますので、Waves(WAVES)を保有する際はビットコイン(BTC)にも注目です。
Waves(WAVES)の今後と動向
Waves(WAVES)が価格を上昇させるタイミングは、DeFi(分散型金融)やDAO(分散型組織)全体の需要に沿っていくものと予測できます。これらを動かしているスマートコントラクト技術の発展も関係しますので、ビットコイン(BTC)だけでなくイーサリアム(ETH)、ERC-20トークンの動きにも気を配っておくべきだと言えるかもしれませんね。
【参考記事】分散型金融・DeFiについてはこちら
また、仮想通貨業界では「トークンエコノミー」という分野の発展・拡大が見込まれています。
トークンエコノミーとは仮想通貨を活用した経済圏のことで、独自のコミュニティで報酬を送金し合い、金銭的な流動性が構築される仕組みを指します。例えば、メッセンジャーアプリのLINEなどでお金や引換券などを送り合えるようになっていますが、LINEではリンク(LINK/LN)というトークンを発行していますので、LINE上でリンク(LINK/LN)を送り合うのが日常になる日も近いかもしれません。
Waves(WAVES)のプラットフォームは、個々で独自のトークンエコノミーを構築できる可能性を多いに秘めているのではないでしょうか。
【参考記事】LINEの仮想通貨リンク(LINK/LN)についてはこちら
Waves(WAVES)の購入方法
Waves(WAVES)は現在、国内の仮想通貨取引所に上場していません。
購入する際は、下記のような海外に拠点をおく仮想通貨取引所を利用する必要があります。
- Binance
- Huobi
- Global
- Bithumb
- KuCoin
Waves(WAVES)の取引量が多い取引所はBinanceで、次いでHuobi Globalとなっています。
はじめて海外の取引所を利用される方は、世界最大規模のBinance(バイナンス)がオススメです。
取引量もさることながら、日本語に対応しているため日本人のユーザー数も多く、情報量が多いため、操作等で困った時も安心ですよ。
【参考記事】Binanceの概要や登録方法に関してはこちら
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【まとめ】Waves(WAVES)の将来性は厚い
仮想通貨Waves(WAVES)の特徴やこれまでの価格推移、今後の動向、チェックしておきたいポイントなどを解説しました。
Waves(WAVES)には今後の仮想通貨業界で需要が高まっていくと予想されている要素がたくさんあり、将来性は厚いと言えるでしょう。
なお、今回ご紹介した海外の取引所は日本の金融庁に登録がありません。突然日本からアクセスできなくなった・利用が停止されたという例も過去にはありますので、リスクを踏まえた上で取引するようにしてください。
執筆者 西村大樹