「Chromia(CHR) はどんな特徴の仮想通貨?」
「Chromia(CHR) に将来性あるの?」
Chromia(CHR) とはChromiaプラットフォームのネイティブトークンであり、処理能力に優れた分散型アプリケーション(dApps)のプラットフォームを目指しています。
この記事では、仮想通貨Chromia(CHR)が 具体的にどの様な特徴を持つ通貨なのか。また、保有するにあたって将来性があるかを解説していきます。現在のチャートを用いた解説もしていくので、この記事を読めばChromia(CHR)に対して理解を深めることができます。
どの仮想通貨を保有するかお困りの方。是非とも最後まで読んで頂き、判断材料の一つにして貰えれば幸いです。
目次
Chromia(CHR)とは?
Chromia(CHR)はスウェーデンの企業ChromawayABによって考案されたオープンソースのパブリックブロックチェーンであり、処理能力に優れた分散型アプリケーション(dApps)のプラットフォームを目指しています。
このアプリケーションプラットフォームはChromiaWayによって作成され、エンタープライズアプリケーション・分散型金融(DeFi)・ブロックチェーンベースのゲームなどのプラットフォームの採用に成功しています。
分散型アプリケーション(dApps)とは?
分散型アプリケーションとは、英語で言うとDecentralized Applications(dApps)という言葉を使用します。
分散型アプリケーション(dApps)とは、分権型アプリケーションという意味で、「分権型」には「非中央集権」かつ「分散型」という2つの意味が内包されています。
ビットコインやアルトコインの例で例えると、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで管理者に権限が集中しないようにしたアプリケーションという考え方です。
分散型アプリケーション(dApps)のメリットとして、仲介手数料が不要なことや迅速な取引が可能なことがあげられます。
これは、分散型アプリケーション(dApps)が非権力集中型の構造になっており特定企業の仲介手数料が不要なことと、ブロックチェーンを利用しているので、取引の信憑性がある程度裏付けられているため可能となります。
分散型アプリケーションをサポートするブロックチェーンは、最初に開発されたEthereum(イーサリアム)が有名です。
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Chromia(CHR)の基本情報
仮想通貨名 | クロミア |
トークン名 | Chromia(CHR) |
公開年 | 2019年 |
発行上限 | 1,000,000,000CHR |
発行枚数 | 567,369,439CHR |
現在の価格 | 95.96円 |
時価総額 | 54,391,450,175円 |
市場ランキング | 169位 |
公式ホームページ | https://chromia.com/ |
https://twitter.com/chromia |
2022年1月21日時点
Chromiaのコアチームは、業界のベテランであるCOOのOr Perelman氏、CEOのHenrik Hjelte氏、CTOのAlex Mizrahi氏で構成されています。 3名共が暗号業界に深く根ざしており、ビットコインとイーサリアムの初期からこの業界に属していました。
ChromiaのCTOであるAlex Mizrahi氏はプルーフオブステークのコンセンサスに関するいくつかの初期の学術論文を発表し、後にイーサリアムによって目立つようになる「トークン」のアイデアを開発した最初のプロジェクトの1つであるColoredCoinsの開発に携わっていました。
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Chromia(CHR)の特徴
Chromia プラットフォームは dApp を構築するためのもので、すでに多くの開発者や企業で使用されています。
Chromia プラットフォーム上で構築されたアプリケーションには、分散型暗号オプションツールHedget・デジタル証明書プラットフォームリンゴン・ブロックチェーンビルダーゲームマイネイバーアリスなどがあります。
特徴①既存のdAppを強化し、次世代のdAppの作成を行う
Chromia(CHR)はBinance SmartChainおよび Ethereum(イーサリアム)状のブロックチェーンを採用しています。
スケーラビリティの強化・改善されたデータ処理・カスタマイズ可能なレート構造などを提供することにより、既存のdAppを強化し、次世代のdAppの作成を作り出す取り組みを行っています。
特徴②リレーショナルブロックチェーン
Chromia(CHR)のブロックチェーンは、現存するブロックチェーンの性能や利便性を引き上げるためにリレーショナルデーターベースとの融合を図りました。
Chromia(CHR)はこの独自のアーキテクチャと、Rellと呼ばれるカスタムプログラミング言語を使用しています。 Rellは、SQLと非常によく似たコーディングと機能ができるように設計されているため、開発者はブロックチェーンのセキュリティと不変性を活用しながら、リレーショナルデータベースの効率的なデータを保存および処理することができます。
リレーショナルデータベースとは?
リレーショナルデータベースとは、データベースの構造の一つで、一件のデータを複数の属性の値の組として表現し、組を列挙することでデータを格納していく方式。属性を列、組を行とする表(テーブル)の形で示されることが多い。現在最も普及している方式で、単にデータベースといった場合はリレーショナルデータベースであることが多い。
Rellとは?
RellとはJava、Python、PHP、C#、Cなどの一般的なメジャー言語よりもさらにメジャーな「SQL」に基づくプログラミング言語。
これにより開発者はマイナーなプログラミング言語を覚えることなく、ChromiaでDAppsを開発できる。
特徴③米州開発銀行がChromiaを採用
米州開発銀行(IADB)は国際開発金融機関のひとつであり、中南米・カリブ加盟諸国に対する投資・融資を通じて経済発展に貢献するという目的を持つ金融機関です。
米州開発銀行は土地登記や貸付などの業務にブロックチェーンを導入するため、Chromia(CHR)を採用しています。
Chromia(CHR)の推移価格
Chromia(CHR)は2021年3月から注目を集めだしました。
これは近年の、NFT(ノンファンジブルトークン)の市場規模が拡大中であることも原因の一つです。
NFTとは「代替できないトークン」のことで、2021年現在ではブロックチェーンゲーム内で資産性のある特定のアイテムをNFTに置き換えることが流行しています。
また、最近Chromiaの価格が急騰しており、注目しているユーザーも多いのですが、その背景にはどうぶつの森にも似た人気ゲーム「My Neighbor Alice」があります。
この「My Neighbor Alice」はChromiaプラットフォームを採用しており、なおかつゲーム内のNFTにも注力しているため、Chromia(CHR)もNFT関連銘柄として注目されているのです。
他にも上記した米州開発銀行が土地登記や貸付などの業務にChromia(CHR)を採用していることもChromia(CHR)が注目を集める理由です。
現在の価格動向
2022年1月21日時点のChromia(CHR)価格は0.73ドル、直近一週間の高値が0.94ドルで安値が0.72ドルでした。これは、2022年1月18日から続く下降トレンドのさなかにいます。
ここで重要になってくるのが2022年1月18日から見れば短期の下降トレンドですが、2021年12月20日から見れば緩やかな長期の上昇トレンドであるという点です。
2021年12月20日から見る長期の上昇トレンドと解釈した場合、12月20日の安値0.52ドルと2022年1月10日の安値0.62ドルを結ぶトレンドラインを引くことができます。
このトレンドライン上の価格帯が、現在トレンドでの最安値なことが多いです。
トレンドラインとは?
為替相場は基本、上昇、下降、横ばいの3つの方向性しかなく、政治や経済の情勢など様々な要因の影響を受けながら、3つの方向性を波打ちながらに繰り返している。この方向性のことを「トレンド」と呼び、波の高値同士、安値同士に補助線を引くことで為替の動きを予想する。この補助線が「トレンドライン」である。
購入のタイミング
これらのチャートを用いたグラフの分析方法をテクニカル分析と呼びます。
テクニカル分析はチャートの形を元に、投資家が売買するタイミングを予想する分析方法であり、仮想通貨Chromia(CHR)のような値動きが激しい仮想通貨はそれだけ売買に参加している投資家が多いからなので、テクニカル分析はとても都合がよいのです。
・テクニカル分析
チャートを用いた分析方法、主にデイトレードなどの短い期間での分析に利用される。・ファンダメンタル分析
経済指標などを用いた分析方法、主に金利による資産運用を目的とする、長期保有での分析の際に利用される。
今後の推移価格ですが、上記した安値同士のトレンドラインと2022年1月2日の高値0.97ドルと2022年1月18日の高値0.94ドルを結んだ高値同士のトレンドライン、2つのラインを見ていく必要があります。
この高値のトレンドラインをレジスタンスライン、安値のトレンドラインをサポートラインと呼びます。
レジスタンスラインとサポートラインは上昇トレンドの場合、両方右上を向くのですが、トレンドが横這い状況となるとレジスタンスラインが右下を向き三角形を作るのです。
現在のレジスタンスラインはほぼ平行を向いているので上昇トレンドの終了が近く、今後は横這いの値動きに移行する可能性が高いです。
Chromia(CHR)の購入方法
Chromia(CHR)は残念ながら現時点で国内取引所での取り扱いがありません。
CHRトークンを購入するためには、以下のステップを踏んで海外取引所で購入する必要があります。
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- STEP.01登録
- 任意の取引所でアカウントの取得
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- STEP.02口座開設
- 取引所の指示画面に従い、口座開設
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- STEP.03購入
- 仮想通貨を購入
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- STEP.04交換
- 海外の取引所に登録後、購入した仮想通貨と交換
- Binance
- Bybit
- OKEX
- Gate.io
はじめて取引所を利用するのであれば、ユーザー数トップクラスのBinanceがオススメです。
Binanceについての参考記事はこちら
【まとめ】Chromia(CHR)はゲームの増加に伴い注目を集める
Chromiaはブロックチェーン技術とリレーショナルデータベースを組み合わせることで、他のブロックチェーンプラットフォームの欠点の多くを克服しています。
これにより何百万人ものユーザーに拡張できる分散型アプリケーション(dApps)を作成できるのです。
Chromia(CHR)はこの分散型アプリケーション(dApps)を利用した、ブロックチェーンゲームをすでにいくつか作成しています。
その中にはどうぶつの森にも似た人気ゲーム「My Neighbor Alice」などがあり、これらのゲームが認知度が上がればChromia(CHR)の注目も集まるのです。
また購入のタイミングとしても上昇トレンドが続いているため、上記のサポートラインでの購入をオススメします。
執筆者 西村大樹