InstagramやXなどのソーシャルメディアが普及し、今では自身のアカウントのフォロワー数は財産といっても過言ではないくらい重要な存在となりました。
しかし、そのアカウントの管理権限はあくまでSNSを提供している企業にあり、個人で管理することはできません。
この点に着目し、改善点を見出したのがCyber Connect。SNSを活用したビジネスを行っていたり、アフェリエイトをやっている方にとって画期的なサービスを提供するCyber Connectとはどのような仮想通貨なのでしょうか。
本記事ではCyber Connectについて特徴や将来性を解説していきます。
参考記事はこちら
目次
Cyber Connectとは
名称 | Cyber Connect |
トークンシンボル | CTBER |
公式ページ | https://cyberconnect.me/ |
X(旧Twitter) | https://twitter.com/CyberConnectHQ |
Discord | https://discord.com/invite/bYJ3cB7bbC |
GitHub | https://github.com/cyberconnecthq |
Cyber Connectとは、Web3.0で稼働する分散型のソーシャルグラフです。
Cyber Connectのプロジェクトは、ソーシャルグラフの所有権をSNSのユーザー本人に譲渡することで、ソーシャルグラフの利用者をアカウント本人の権限で利用できるようにすることを目的としています。
これではさっぱり何を言っているのかわからないと思いますので、もう少しかみ砕いてみていきましょう。
中央集権的に管理されるソーシャルグラフ
ソーシャルグラフとは、ウェブマーケティングの世界でよく使われる専門用語です。
ウェブ上における人間関係やその結びつきの情報のことを意味し、ネットショップにおけるユーザーの購買動向であったり、SNSのフォロワー同士の繋がりなどをデータ化したものをいいます。
SNS運営者やネットショップではソーシャルグラフを活用し、特定のユーザーの閲覧情報から最適なレコメンドを選出。SNSにおける“友達ですか?”といった質問や、“おすすめの動画”などの提示はソーシャルグラフを応用して作成されています。
しかし、この情報は誰でも利用できるわけではありません。サービスを提供している企業のみがソーシャルグラフを活用できるのです。
この中央集権化を問題視する声が上がっており、プライバシーを気にするユーザーからはソーシャルグラフの勝手な利用をやめるよう呼びかける運動も見られるようになりました。
分散管理のWeb3.0
そんな世の中の動きもあり、現在のインターネットモデルは大きな改変期を迎えています。それがWeb3.0。Web3.0は、ネットワークそのものを分散管理し、情報を一部に集中させないことが特徴です。
ブロックチェーン技術の根底にある考え方がまさに分散管理であり、仮想通貨の普及はWeb3.0の普及率と比例すると考えられるでしょう。
Web3.0のメリットは主に2つ。
- 匿名性
- 高いセキュリティ性能
これらのメリットは、現在のインターネットモデル(Web2.0)で問題視されているポイントを確実に改善すると期待され、公平で一部の企業が利益を独占出来ない構造のネットワークづくりに貢献すると言われてます。
Cyber Connectが解決する課題はソーシャルグラフの企業独占からの解放。まさにWeb3.0の思想にピッタリのプロジェクトです。
そのためCyber ConnectはWeb3.0で稼働するサービスとして開発され、Cyber Connectを利用したSNSではソーシャルグラフの利用をユーザーの権限で制限できるようになるそうです。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-12128/
https://bitcastle.io/column/post-12112/
Cyber Connectの特徴
Cyber Connectの特徴は次の5つ。
- ソーシャルグラフの利用をユーザーが管理できる
- マルチチェーンに対応
- 独自NFTの発行
- 外部ウォレットとの連携
- IEOの人気
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ソーシャルグラフの利用をユーザーが管理できる
Cyber Connectの最大の特徴は、ソーシャルグラフの利用をユーザーが管理できる点。これは個人のSNSアカウントを利用するときの大きなメリットとなります。
先程からご説明しているように、現在のインターネットモデルではユーザーのソーシャルグラフはSNSの管理者によって管理、制限を掛けられています。
そのため、管理者は自身の都合でSNS利用者のアカウントを凍結させたり、ユーザー本人の同意なく関連が強いとされる第三者のアカウントを勝手に紹介したりすることが可能です。
これはSNSユーザーにとっては大きなリスクであり、特にSNSを活用したビジネスモデルを構築している企業では予期せぬ損失につながる恐れがあります。
しかしCyber Connectを利用すると、SNSアカウントのソーシャルグラフに運営管理者はアクセスできなくなり、アカウントの凍結や、フォロワーの操作といったリスクから解放されます。
これはSNS利用者にとっては大きなメリットで、Cyber Connectが期待されている大きなポイントです。
マルチチェーンに対応
Cyber Connectはイーサリアムのブロックチェーンに対応した規格で作成された仮想通貨ですが、他のブロックチェーンとも相互利用が可能です。
この技術をマルチチェーンといい、マルチチェーン対応のトークンは特定のブロックチェーン以外でも稼働する為、汎用性が高く利便性の高い銘柄に多く利用されています。
Cyber Connectが対応しているブロックチェーンは現在3つ。
- イーサリアム
- BNB Chain
- Polydon
現在主力とされるブロックチェーンネットワークをカバーしており、汎用性はかなり高めです。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-17798/
https://bitcastle.io/column/post-19042/
独自NFTの発行
Cyber Connectではマルチチェーンに対応している特性を活かして、NFTとの関連も深めています。
NFTマーケットプレイスの“OpenSea”では既にCyber ConnectのオリジナルNFTが販売され、販売価格は0.0019ETH。日本円にして約500円です。
正直このNFTが今後大流行し、高額取引される商品であるかはわかりませんが、興味がある方は購入してみてはいかがでしょうか。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-20916/
外部ウォレットとの連携
外部ウォレットとの連携機能も、マルチチェーン対応だからこそできる特徴です。
既にいくつかのウォレットと連携可能となっており、メタマスクやコインベースウォレットが利用できます。
しかし、仮想通貨利用が普及していない現在においては、あまりこの機能に利点はなく、頻繁に仮想通貨ウォレットを利用するユーザーでなければこの機能が活躍する場面はなかなかないでしょう。
とはいえ、それも今だけの話。いずれネットワークモデル全体がWeb3.0時代に突入した際には外部ウォレットを通じた他のユーザーとのつながりもできてくるでしょう。
そういう意味ではCyber Connectは次世代のコミュニケーションツールの提供を既に行っているともいえます。
IEOの人気
Cyber Connectは2023年5月19日にCoinListでトークンセールを実施。予定数量が即日完売という人気を誇りました。
販売価格は1トークンあたり1.8ドル、販売総数が300万CYBERと大規模なIEOだったのにも関わらず即日で売り切れたというのはそれだけマーケットが注目しているという証拠でしょう。
現在では、CoinList以外にbinanceでも購入可能です。
ちなみに、IEOとはInitial Exchange Offeringの略称で、対象の仮想通貨を取引所で先行販売する資金調達方法のことを言います。
IEOの実施には取引所による上場銘柄の審査があるため、仮想通貨プロジェクトが独自に購入者を公募するICOに比べてトークンの信頼性が高いことが特徴です。
将来的にIEOを実施した取引所での一般取引が開始される可能性が高く、ICOよりも低リスクな先行投資法といわれています。
しかしながら、IEOは比較的リスクを抑えた投資法のため、人気なトークンはすぐに売り切れてしまうことも少なくありません。
今回のCyber ConnectのIEOもその一つで、即日完売というのは詳しい投資家の間ではもしかしたら当たり前の結果だったのかもしれませんね。
CYBERの価格動向
CYBERの価格動向は次の通り。
Binanseでも上場を果たし、取り扱い取引所が増えた現在、IEOでトークンを入手したホルダーたちの利益確定売りに押され、CYBERは価格が低迷しています。
とはいえ、これは恐らく一時的なものでしょう。Web3.0の普及とともにその価値が発揮されるCyber Connectのサービスは、まだ最新の技術です。
一般ユーザーへの普及は先の話になるでしょう。いずれは高騰する可能性が高いと思われるので、投資銘柄としての保有は長期の目線を持つことが重要です。
CYBERを買うならbitcastle
CYBERはBinanseやCoinListに上場しているものの、残念ながら日本円では利用できません。BTCやUSDTといった仮想通貨を使って購入します。
そしてその仮想通貨を購入するには仮想通貨取引所bitcastleがおすすめです。
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Cyber Connectの将来性
Web3.0でのSNSを展開するCyber Connect。その将来性はかなり期待できるでしょう。既に今現在の問題点として、SNS運営企業によるソーシャルグラフの独占は問題視されています。
中には突然アカウントを凍結され、運営側が会場に応じてもらえず途方に暮れてしまったユーザーもいることでしょう。
こういった事態を回避できるCyber Connectは今後間違いなく注目されるはず。“自分のソーシャルグラフは自分で管理する”といったSNSリテラシーが付いてきた時には、もしかしたらCyber Connectは今の主流のSNSに変わる存在となっているかもしれません。
【まとめ】Cyber Connectはソーシャルグラフを守るプロジェクト
Cyber Connectは個人のソーシャルグラフの管理を運営側から、個人へ分散させる試みを実践するプロジェクトです。
これにより、SNS運営側から個人アカウントが不当に干渉されることもなく、個人のソーシャルグラフが勝手に他で利用されることもありません。
インターネット上におけるプライバシー管理や匿名性が問題視される現状においてCyber Connectの展開するサービスは画期的です。
今はまだWeb3.0の黎明期のため、発展は遅れていますが、今後5年間でインターネットを取り巻く環境は劇的に変化するでしょう。
その環境に対応するCyber Connectの将来の動向に期待です。
執筆者 西村大樹