仮想通貨ASTRとは、日本が開発したブロックチェーン、ASTARNetworkのガバナンストークンです。
このASTARNetworkは日本人起業家の渡辺創太氏が立ち上げた企業“Stake Technologies”が開発。
プラットフォームが公開されると、多くの技術者たちによってdAppsの開発環境の一つとして利用され始めました。
本記事ではそんな今注目のdApps開発用プラットフォームASTARNetworkについて詳しく解説します。
「ASTARの将来性が知りたい」
「ASTARNetworkについて調べている」
そんな方の参考記事になっています。是非最後までご覧ください。
参考記事はこちら
目次
ASTRを発行するASTAR Networkとは
名称 | ASTER Network |
トークンシンボル | ASTR |
公式ページ | https://astar.network/ja |
X(旧Twitter) | https://twitter.com/astarNetwork |
Discord | https://discord.gg/astarnetwork |
Telegram | https://t.me/PlasmOfficial |
Medium | https://medium.com/astar-network |
GitHub | https://github.com/AstarNetwork |
Youtube | https://www.youtube.com/c/AstarNetwork |
ASTAR Networkとは、Web3.0対応したパブリックブロックチェーンです。日本産のブロックチェーンプロジェクトとしてはトップクラスの時価総額を誇り、dAppsの開発プラットフォームを提供します。
ASTER Networkはポルカドットとイーサリアムのエコシステムに対応したアプリケーションを構築することに特化。WasmならびにEVMのスマートコントラクトをサポートしています。
dAppsを開発するときに多く利用される、イーサリアムチェーンに対応している為、多くの開発者がASTAR Networkのプラットフォームを利用。2023年7月にはJR九州が自社のNFTサイトの開発にASTAR Networkの利用を決定しました。
参考記事はこちら
用語補足:Web3.0とは
Web3.0とは、次世代のインターネットを指す用語です。
より分散化に特化し、個人情報やプライバシーの保護に注力したネットワーク構造を目指しています。
これは、中央集権的なWeb2.0からの脱却を目指し、ブロックチェーン技術を活用して個人情報を始めとした自身の情報も制御と所有権をユーザー間で分散させることを意味します。
主にWeb3.0ではブロックチェーンと仮想通貨を利用して信頼性のあるトランザクションを実行。Web3.0のように分散管理され、ブロックチェーンで操作する分散型アプリケーションをDAppsといいます。
今後Web3.0は異なるプラットフォームやサービス間の相互運用性を向上させ、ユーザーにデータとプライバシーのコントロールを提供していくでしょう。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-12128/
https://bitcastle.io/column/post-12112/
用語補足:Wasm
Wasmは、WebAssemblyの略称で、効率的でポータブルなバイナリ形式でコンパイルされたプログラムをブラウザや他の実行環境で実行するためのオープンな標準です。
簡単に言えばプログラミング言語の一つといった認識で問題ないでしょう。
Wasmは低レベルで効率的な実行を可能にし、異なるプログラミング言語から生成されたプログラムを統一的なランタイムで実行できます。
これにより、Webページやアプリケーションの高速なロードと実行を実現。Wasmはブラウザ上でJavaScript以外の言語を使用できるようにし、高いパフォーマンスを提供できます。
特に計算集約的なタスクやグラフィックス処理などに利用されています。
WebAssemblyはクロスプラットフォームであり、ブラウザだけでなく、サーバーサイドや組み込みシステムなど、さまざまなコンテキストで利用されています。
用語補足:EVM
EVMとはEthereum Virtual Machineの略称で、その名の通り、仮想のイーサリアムマシンです。
EVMでは、疑似的にイーサリアムのスマートコントラクトを動作することが可能で、イーサリアム用のプログラミング言語以外でコーディングされたプログラムを動作できる特徴があります。
これにより、dAppsの開発環境が拡張。技術者は自分が使い慣れている言語で、イーサリアムに対応したアプリケーションが作成できます。
ASTAR Networkの特徴
ASTAR Networkの特徴は次の通り。
- クロスバーチャルマシンの搭載
- ポルカドットに接続されたパラチェーン
- dAppsの開発プラットフォーム
詳しく見ていきましょう。
クロスバーチャルマシンの搭載
ASTAR Networkは、複数のブロックチェーンネットワークに対応したマルチチェーンプラットフォームです。
そのためWasmやEVMなど、複数のバーチャルマシンに対応し、開発環境の拡張をしています。
この開発環境では、開発言語の異なるバーチャルマシンを複数動かすことができるため、開発者は自分の得意なプログラミング言語を使用できるといったメリットがあります。
特にブロックチェーンで使われるプログラミング言語は特殊な言語であることが多く、新規の開発者が参入しにくいといったハードルの高さがありました。
しかし、ASTAR Networkを利用した開発環境では、このようなデメリットを解消。様々な開発者が容易に開発に参加できる環境を整えています。
これまでにもEVMにだけ対応したプラットフォームや、Wasmにだけ対応したプラットフォームはいくつもありました。
ですどちらの仮想マシンにも対応したプラットフォームは今のところASTAR Networkだけです。
こういった利用しやすい開発環境の提供はASTAR Networkならではの特徴といえるでしょう。
ポルカドットに接続されたパラチェーン
ASTAR Networkのブロックチェーンネットワークは、ポルカドットに接続されたパラチェーンによって構築されています。
もともとポルカドットは、複数の独立したブロックチェーンネットワークを相互運用できるようにすることを目的として作られた仮想通貨です。
ASTAR Networkはブロックチェーンをポルカドットに接続することで、新たにブロックチェーンを構築せずに独立したネットワークを作成。こういった構造のブロックチェーンのことを“パラチェーン”と呼びます。
ブロックチェーンの相互運用というマルチチェーンを開発したポルカドットを利用することで、自身もマルチチェーンに対応しているASTAR Network。
スケーラビリティ問題の影響を受けない構造に特化していることが分かります。
dAppsの開発プラットフォーム
ASTAR Networkのメイン機能は、dAppsの開発プラットフォームです。dAppsとは、ブロックチェーン技術を基盤に構築されたアプリケーションの一種。
従来の中央集権的なアプリケーションとは異なり、分散型台帳上で動作し、通常はスマートコントラクトと呼ばれる自己実行契約を使用します。
dAppsは開かれたプロトコルや分散ネットワークを通じてデータを処理し、ユーザーは自身のデータと資産を完全にコントロールで来ることが特徴です。
これにより、信頼性と透明性が向上。中間層や中央管理機関の必要が減少します。代表的dAppsには金融、ゲーム、デジタルアインティティなど、様々な分野で活用されています。
そしてこのdApps開発でもっとも大変な部分が“スマートコントラクト”。スマートコントラクトは事前に決めておいたルールに従って契約や取引を自動で実行する機能ですが、このルールの取り決めの開発が困難を極めます。
しかし、ASTAR Networkのプラットフォームを利用するとあらかじめスマートコントラクトが付随した状態で開発を進められるため、開発過程の簡略化が可能になります。
スマートコントラクトは誤って作成してしまうと、ハッキングや資金流出のリスクが高まります。
信頼できるスマートコントラクトを使いまわせるASTAR Networkのプラットフォームが、多くの技術者に利用されるのは当然かもしれません。
ASTARの価格動向
ASTARの価格動向は以下のとおり。
ローンチ以降下落していた価格がここ最近で急騰。直近の最安値と比較すると約450%も上昇しています。
この原因は恐らくASTER Networkのプラットフォームを利用したdAppsが数多くリリースされたこと。
新しい開発環境のスタンダードにASTER Networkが選ばれたことを好感し多くの投資家が注目したようです。
今後の見通し
ASTERの今後の見通しは、かなり強気な姿勢になるのではないかと考えています。
その根拠としてはやはりdAppsの開発に多く利用されている点。dAppsを取り巻く市場は2019年には約105億ドルと評価され、2027年には3600億ドル規模まで成長すると言われています。
それだけホットな市場であるdAppsは現在多くの企業が開発に参戦しています。
そこで肝心となるのが開発プラットフォームです。独自のプログラミング言語を使用するブロックチェーンでは新規参入のハードルが高く、コーディングできる技術者が少ないことが問題でした。
ところがASTER Networkを使用すると、複数の仮想マシンに対応している為、これまで使用されてきたメジャーなプログラミング言語が開発に利用できるようになります。
これはdAppsの開発を後押しする大きな要因です。こういったポジティブなニュースが背景にある中での価格上昇は大きな上昇圧力となることでしょう。
短期的に見れば一時的な下落はあるかもしれませんが、大きな値崩れの可能性は少ないと見ています。
長期投資を見据えた仮想通貨を探している方にはASTERはオススメの銘柄です。
ASTER Networkの将来性
ASTER Networkの将来性はかなり高めです。
今後Web3.0の普及や分散型ネットワークが進化するにつれて間違いなく必要になるのがdApps。そのdAppsを開発する上で欠かせないプラットフォームを提供する、ASTER Networkが重宝されるのは間違いないでしょう。
いずれはライバルとなるプラットフォームが出てくるとは思いますが、少なくとも今のところライバルとなりそうなサービスはありません。
この間にASTER NetworkがdApps開発プラットフォームとして主権を握ってしまえばこれほど強力な銘柄はないでしょう。
【まとめ】ASTER NetworkはdApps開発プラットフォーム
分散型ネットワークで利用されるアプリケーションdApps。その開発プラットフォームであるASTER Networkは、今後dApps開発の主権を握る仮想通貨になるかもしれません。
WasmやEVMなど、複数の仮想マシンを起動し、慣れ親しんだプログラミング言語で開発できる環境を提供できるのはASTER Networkだけ。
その期待度の高さから、トークン価格は史上最高値に迫る勢いです。
この先もこの勢いが続くかどうかは不明ですが、少なくとも今の勢いであれば今後も期待できる銘柄であることに違いはありません。
投資をするならイチ押しの仮想通貨です。
ASTERを購入するならbitcastleを利用しよう
ASTERは残念ながら日本円では購入できません。一番スタンダードな入手方法はBinanceやDEXを利用したスワップです。
スワップとは、BTCやETHを使って仮想通貨同士を交換する購入方法で、海外の取引所を利用するときにはスワップが基本です。
しかし、スワップは交換元となる仮想通貨を用意しなくてはならないため、事前に仮想通貨を購入する取引所を準備する必要があります。
このときおすすめな取引所がbitcastle。
bitcastleはメールアドレスと本人確認書類をメールで送信すればすぐに口座開設が完了。クレジットカードを利用して直接仮想通貨を購入できるため大変便利です。
bitcastleは海外取引所ですが、運営元は日本人が経営している企業です。そのため日本人ユーザーに使いやすい仕様になっているのもうれしいですね。
口座開設はスマホですぐに完了します。ASTERを購入するときは是非利用してみて下さい。
執筆者 西村大樹