ブロックチェーンベースの仮想競馬ゲーム『EtherDerbies』のベータ版がリリース

10月9日、ブロックチェーンを用いたアプリケーション開発を手がける株式会社 atmosphereは、ブロックチェーンベースの競馬ゲーム『EtherDerbies』のベータ版をリリースした。競走馬のコレクションやレースでの優勝を目指すゲームだ。

なぜ今Dapps/ブロックチェーンゲームが人気?

イーサエモンやCryptoKitties(クリプトキティーズ)が人気だ。ゲーム産業の大敵はレアアイテムやキャラクターの不正に複製、売買することによる経済的損失だ。例えば100分の1の確率で登場するキャラを10個コピーしたら、その価値は10分の1になる。

ブロックチェーンによる不正防止は開発者にもユーザーにも恩恵が大きいのである。eスポーツなどゲーム産業が盛んな昨今、ゲームで大金を稼ぐことも珍しくないため、万全のセキュリティの元にゲームを満喫したいのは人の本音だろう。

EtherDerbiesの概要

ポケモンをイメージするとわかりやすいかもしれない。EtherDerbiesは、ポケモンのように競走馬を集めて”競走馬図鑑”の完成を目指すほか、自分の競走馬を育ててレースや大会(カップ)での優勝を目指す。

要点をまとめると
・ゲームは、馬図鑑の完成とレースやイベントでの勝利を目指す
・9種類のバッジを集めると完全クリア(全クリ)
・ゲーム内専用通貨は『にんじん』
・イーサリアムベースのブロックチェーンとERC721トークンで自馬を管理

・馬の入手方法

競走馬は52種類が用意される。馬の獲得方法は主に3つ。ゲーム内の無料ガチャ、ゲーム内専用通貨『にんじん』を使用した有料ガチャ、馬取引所での購入だ。なお馬にはレア度が存在するほか、個体値が設定されており、優秀馬を育てるには素体選びが重要になる。

・レース概要

レースのエントリーには、にんじんを支払うことで可能になる。優勝すると馬の成長値(いわゆる経験値)とにんじんを獲得できる仕組みだ。

カップとは、馬券を買って一喜一憂する現実世界のようなシステムだ。カップは自ら開催することができ、にんじんを出場する馬に投票(馬券の購入に相当)できる。投票した馬が勝てば、にんじんが配当される。

さらにレースやカップでの勝利数が一定以上となれば『トライアル』に挑戦でき、トライアルでも勝利を積み重ねるとレアガチャチケットを獲得できる(コレクターになるには課金するだけではダメなのだ)。トライアルの制覇数と図鑑の完成度に応じて全9種類のバッジが付与される。バッジを全て揃えれば完全クリア(全クリ)だ。

・ブロックチェーンの活用

本ゲームはEthereumベースで稼働し、Metamask(ChromeとFirefoxで使用可能。モバイルではFirefoxのみ)と連携したEthereum ウォレットが必要になる。
馬はERC721トークン(代替え不可能なトークン)としてウォレット内に保存される。

ダービーオーナーズクラブを体験された方なら、その面白さをすぐにイメージできるかと思う。またポケモンのようにシンプルだが奥の深いゲームシステムがファンをどれだけ増やして行くのか注目だ。

ゲームの詳細は下記のURLから確認できる。
公式サイト<https://etherderbies.com>
Twitter <https://twitter.com/etherderbies>

画像、情報引用:PR TIMES <https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000038081.html>

執筆者 西村大樹

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