【初心者向け】FXのティックボリュームとは使い方を解説

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小資金で簡単に始められるFX。最近では、NISAをはじめとした投資ブームによって、チャレンジする人が少しづつ増えてきているそうです。最近ではインジケーター見方からリスク管理の方法まで詳しく解説してくれる書籍や動画が増えてきたため、皆さん熱心に勉強していることでしょう。

しかし、意外と見落としがちなのが“ティックボリューム”というチャート見方。ティックボリュームとはその時の市場の売買勢いを示しており、株式で言えば出来高の板のようなものです。

FXでははっきりと出来高を算出することができないため、意外とティックボリュームは軽視されがち。ですが、このティックボリュームを上手く使えれば、短期的な相場の勢いが分かるため、デイトレードやスキャルピングには強力な分析ツールとなります。

今回はそんなティックボリュームについて初心者にもわかりやすいように解説していきます。

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FXとは

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外国為替取引、通称FX(Foreign Exchange)は、異なる通貨を売買する金融市場で行われる取引のことを指します。FX市場は世界中の異なる時間帯で取引が行われるため、24時間稼働しており、個人投資家から大手金融機関まで幅広い参加者がいます。

投資家やトレーダーは、異なる通貨ペアの価格変動を利用して利益を狙います。代表的な通貨ペアには、米ドルと日本円(USD/JPY)、ユーロと米ドル(EUR/USD)、英国ポンドと米ドル(GBP/USD)などがあります。

FXの特徴

FXには様々な特徴があります。これらの特徴によりFXは個人投資家に非常に人気な投資商品です。特に1日で最も値動きが活発な時間帯に取引できる日本人には絶大な人気を誇ります。

FXの特徴について詳しく見ていきましょう。

24時間取引可能

FX市場は世界中の異なるタイムゾーンで取引が行われるため、24時間開いています。これにより、投資家は自分の都合の良い時間に取引を行うことができます。

たとえば、東京市場が閉まるとロンドン市場が開き、ロンドン市場が閉まるとニューヨーク市場が開くというように、取引は連続して行われます。

この様に、為替市場は時差によって24時間世界中の市場が開いている為、マーケットがクローズしている時間はありません。

もちろん、時間帯によってマイナーな国の通貨市場しか開いていないこともありますが、株式市場のように全く取引ができない時間は存在しません。

高いレバレッジ

FX取引では、少ない資金で大きな取引を行うことができるレバレッジが利用可能です。これにより、大きな利益を得るチャンスが広がる一方で、リスクも高まります。たとえば、レバレッジが100倍の場合、1万円の証拠金で100万円分の取引が可能です。

しかし残念ながら日本国内のFX会社では規制により最大でも25倍までのレバレッジ取引しかできません。

100倍、1000倍といったハイレバレッジトレードを希望の方は海外のFX会社がおすすめです。

流動性

FX市場は世界で最も取引量が多い市場の一つであり、その高い流動性により、スムーズに売買が行えます。

取引量が多い通貨ペアでは、スプレッド(売買の価格差)も狭くなることが一般的です。たとえば、米ドルと日本円のペア(USD/JPY)は取引量が多いため、スプレッドも狭くなります。

これは数ある投資商品の中でもかなり特殊な特徴です。売り手と買い手のバランスが保たれなければ注文が約定しない株式や、債券市場などに対して、かなり大口な注文であったとしても約定しやすいFX市場は、瞬間的なチャンスにリスクを取ることができます。

双方向性

FX取引では、買い(ロング)だけでなく売り(ショート)も可能です。これにより、市場が上昇する時だけでなく、下落する時にも利益を狙うことができます。簡単な例で言えば、米ドルが強くなると予想する場合はドルを買い、逆に弱くなると予想する場合はドルを売ることで利益を狙います。

売りと買いの双方で利益を取ることができるFXは、市場のトレンドに沿って柔軟に取引戦略を変えることで、多くのチャンスにエントリーが可能です。

海外取引所でFXを始めるならbitcastle

FXの醍醐味であるハイレバレッジトレードをするなら海外の取引口座を選ばなくてはいけません。

しかし、海外取引業者はたくさんあり、正直どの業者を選べばいいのか悩んでしまうところでしょう。そんなあなたにおすすめなのがbitcastle。

bitcastleとは、FXや仮想通貨取引はもちろん、エネルギーのCFD取引もできる取引業者です。クレジットカード入金によるビットコイン取引や、最大1,000倍のハイレバレッジトレードが楽しめ、直感的に操作しやすいトレード画面は初心者でもすぐに取引できるようになるでしょう。

bitcastleはボーナスが高価な取引所としても知られており、その中でも入金ボーナスはなんと最大250万円も貰える太っ腹なボーナスです。

対象ユーザーはすべての利用者、5月17日からスタートですので、始めるなら今がチャンスです。

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操作が心配な方にも安心なデモ口座も用意

初心者にとって、いきなりリアルマネーで取引を始めるのは非常に心配でしょう。ましてや海外の業者ともなれば尚更です。そんな方はまずはデモアカウントを利用して、仮想資金、もしくはボーナスクレジットで取引の練習を行いましょう。

デモアカウントでは、実際の市場環境をシミュレーションしながら取引を体験することができるので、取引の仕組みや戦略の学習に最適です。

デモ口座の開き方

デモ口座の開き方は、とっても簡単。まずは以下のバナーをクリックして、メールアドレスを入力。アカウントの開設を始めましょう。

登録がすんだら、次にメニューバー上部のFOREXをクリック。

以下のデモ口座をクリックすればデモトレードがすぐに始められます。

しかし、bitcastleならボーナスクレジットもたくさん用意されているので、せっかくならリアル口座を開いてボーナスクレジットで取引を始めたほうがお得です。

ボーナスクレジットであれば仮に損失が発生しても資金を失いませんし、勝った場合には勝ち分を出金できます。

デモトレードよりもお得に効果的に勉強をしたいなら、リアル口座での取引がおすすめです。

ちなみに、リアル口座を開くときには、アカウント作成時に求められる本人確認書類の提示が必要です。この手続きが完了していないとリアル口座の開設ができませんので注意しましょう。

リアル口座の開設が選択できるようになったら必要事項を入力してアカウントを開設します。

ちなみにここで聞かれているプラットフォームとはFXを取引するためのアプリケーションのようなもので、基本的にMT5から変更する必要はありません。

取引通貨も日本円で取引するのであればJPYで問題ないでしょう。

MT5を持っていない場合

MT5のインストールが完了していない場合はFOREXページ下部にあるダウンロードからアプリケーションを入手します。

アプリケーションを立ち上げると口座選択画面が表示されるので、口座をbitcastle、口座番号をアカウント開設時に表示された番号で入力します。

MT5が立ち上がり、画面右下が接続完了となればOKです。

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ティックボリュームとは

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ティックボリュームとは、一定期間内に発生した価格変動の回数を示す指標です。通常、1ティックは価格が上下に動く最小単位を指し、ティックボリュームはその価格変動がどれだけ頻繁に起こったかを表します。

株式市場における取引量(出来高)と異なり、ティックボリュームは取引の実際の数量ではなく、価格の変動回数に注目します。

ティックボリュームは、基本的にFXにしか存在しません。なぜなら、FX市場は分散型市場であり、株式市場のように中央集権的な取引所が存在しないため、正確な取引量を把握するのが難しいからです。そのため、ティックボリュームは市場活動の強度を測る代替手段として利用されます。

ティックボリュームの重要性

ティックボリュームは、トレーダーが市場の動向を理解し、取引のタイミングを見極めるために重要な指標です。それぞれの使い方において、簡単にその重要性を説明します。

  1. 市場の活発度を測定: ティックボリュームが高い場合、市場が活発であり、多くのトレーダーが取引を行っていることを示します。逆に、ティックボリュームが低い場合、市場が静かであることを示します。

  2. トレンドの強さを評価: ティックボリュームは、価格のトレンドが強いか弱いかを評価するのに役立ちます。一般的に、ティックボリュームが高いトレンドは強力で持続する可能性が高いとされます。

  3. 相場転換のサイン: ティックボリュームの急増や急減は、相場の転換点を示すサインとなることがあります。たとえば、上昇トレンド中にティックボリュームが急増した場合、その後に価格が反転する可能性があります。

ティックボリュームを表示させる方法

ティックボリュームの見方は、取引プラットフォームによって異なりますが、一般的には以下の手順で確認できます。

チャートの表示

取引プラットフォーム上で、対象とする通貨ペアのチャートを表示します。時間軸(例えば、1分足、5分足、1時間足など)を選択します。

インジケーターの追加

インジケーターの追加オプションから「ティックボリューム」を選択します。これにより、チャートの下部にティックボリュームのグラフが表示されます。

引用:OANDA

MT5で言えばティックボリュームを表示させたいチャート上で右クリック。メニューバーからティックボリュームを選択すれば表示されます。

ティックボリュームの分析

ティックボリュームが表示されたら、チャートの変動を観察し、価格の動きとの関連性を分析してみましょう。たとえば、価格が上昇する際にティックボリュームも増加している場合、その上昇が強力であることを示唆していることがあります。

ティックボリュームの活用法

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ティックボリュームを活用することで、トレーダーはより効果的な取引判断を下すことができます。以下に、ティックボリュームの具体的な活用法を3つ紹介します。

もちろんこの方法はあくまで一般的な使い方です。値動きの基本を理解したら、ぜひ自分だけの分析方法を確立してみて下さいね。

トレンドフォロー戦略

トレンドフォロー戦略では、ティックボリュームを使用してトレンドの強さを評価します。たとえば、価格が上昇している時にティックボリュームも増加している場合、その上昇トレンドが強力で持続する可能性が高いと判断します。この場合、トレンドに乗ってポジションを持つことが有効です。

具体例

米ドル/円(USD/JPY)の価格が上昇し、ティックボリュームも増加している場合、上昇トレンドが強いと判断し、買いポジションを持つ。

相場転換点の特定

ティックボリュームの急増や急減は、相場の転換点を示すサインとなることがあります。たとえば、価格が上昇している間にティックボリュームが急増した場合、その後に価格が反転する可能性があります。このような場合、利益確定や逆方向のポジションを検討します。

具体例

ユーロ/米ドル(EUR/USD)の価格が上昇し、ティックボリュームが急増した場合、その後の価格反転を予測し、売りポジションを検討する。

ブレイクアウト戦略

ブレイクアウト戦略では、価格が重要なサポートやレジスタンスレベルを突破する際にティックボリュームの増加を確認します。ティックボリュームが増加している場合、そのブレイクアウトが信頼できると判断し、ブレイクアウト方向にポジションを持ちます。

具体例

英ポンド/米ドル(GBP/USD)の価格が重要なレジスタンスレベルを突破し、ティックボリュームが増加している場合、ブレイクアウトが信頼できると判断し、買いポジションを持つ。

 

【まとめ】ティックボリュームを使いこなして、相場のトレンドを掴もう

ティックボリュームは、FX取引において市場の活発度やトレンドの強さを把握するための有力なツールです。

適切に活用することで、トレーダーはより効果的な取引判断を下し、リスクを管理することができます。ティックボリュームを利用する際には、他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析と組み合わせて総合的な判断を行うことが重要です。

執筆者 西村大樹

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