医療系仮想通貨の新銘柄Hospital Medical Future Token(HMF)とは?特徴やプロジェクトのビジョンを解説

Hospital Medical Future Token(HMF)のイメージ画像

最近注目されている医療分野でのブロックチェーンの活用。DXが遅れていると言われている医療・病院の仕組みにおいてブロックチェーン技術の導入は業務の効率化や、患者への利便性が高まるなど、数々のメリットが期待されています。

しかし、医療系の仮想通貨銘柄はそれほど多くはなく、ブロックチェーン技術は利用しているものの、実際にユースケースのあるトークンを発行しているプロジェクトは稀です。

ところが今回ご紹介するHospital Medical Future Token(HMF)は病院と不動産を繋ぎ、保有しているトークンは医療費の控除に使えるというユニークな仮想通貨です。

病院事業への投資や、純粋に医療費の支払いに利用できるHospital Medical Future Tokenとはどのような仮想通貨なのでしょうか。その魅力と特徴を解説します。

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Hospital Medical Future Token(HMF)とは

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Hospital Medical Future Token(以下、HMFトークン)とは不動産と病院、医療を繋ぐ仮想通貨です。HMFトークンのホルダーは病院不動産への投資やHMFトークンと提携している病院での医療費の支払いなどができる仮想通貨です。

トークンの価値が金や株式、不動産にペッグされているため、値動きが限定されており、ステーブルコインとしての側面を持ち合わせた珍しい銘柄です。

汎用性が高く、諸外国への不動産投資や海外の病院を利用する機会のあるユーザーにメリットがあり、8月8日に仮想通貨取引所bitcastleに上場します。

プロジェクトの背景

この銘柄が生まれた背景には、運営企業の病院経営への熱意があります。

HMFトークンの運営はマレーシア国内でホテルやマンションの開発・販売、ゴルフ場の開発・経営などを手がけてきました。これらの実績に基づき、2018年頃から病院事業への進出を真剣に検討。

その進出方法が、仮想通貨を活用し、強みである不動産事業と病院事業を結びつけるという方法でした。

この新しい事業モデルでは病院、不動産、そして資産形成(投資信託)の3つを組み合わせ、利用者に新たな価値を提供することを目指しています。

HMFトークンの特徴

HMFトークンの特徴のイメージ画像

HMFトークンの特徴は次の3つ。

  • 分散資産にペッグされたステーブルコイン
  • シームレスな不動産投資のためのツール
  • 海外の病院で利用できる

詳しく見ていきましょう。

分散資産にペッグされたステーブルコイン

HMFトークンは、金、病院運営株、不動産の3つの資産により価値を担保されたステーブルコインです。そのため、他の仮想通貨に比べてトークンの価格変動率が小さく、支払いや、取引に利用しやすい設計となっています。

それぞれの資産のヘッジ割合は次の通り。

金によるヘッジ

HMFトークンの50%以上が現物の金で裏付けされています。金は長期的に安定した価値を持つ資産とされており、これによってトークンの価値が安定します。金によるヘッジは、投資家にとって安全性を高める重要な要素です。

運営病院株によるヘッジ

トークンの5~20%は運営病院の株式で裏付けされています。病院の経営が順調である限り、株式の価値は維持され、トークンの価値も安定します。この仕組みは、医療サービスの質と運営の健全性を直接的にトークンの価値に反映させます。

運営病院不動産によるヘッジ

同様に、トークンの5~20%は運営病院が所有する不動産で裏付けされています。これにより、不動産市場の動向に応じてトークンの価値が保護されます。医療施設の不動産は、長期的に価値が上昇する傾向があり、トークン保有者にとって安定した資産となります。

HMFトークンは、これらの資産によって支えられることで、通常の仮想通貨に比べて高い安定性を持ち、投資家や利用者にとって安心して利用できるステーブルコインとして設計されています。

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シームレスな不動産投資のためのツール

不動産投資にも強いHMFトークンは、海外の不動産へ投資するときの金銭問題を解決します。

例えば国際送金問題。最近、節税などの観点から、より税金の安い国へ移住を希望する人々が増えています。しかし、海外不動産購入時には国際送金が必要となり、そのシステムは複雑かつ高額な手数料がかかります。

特に日本からの送金は諸外国に比べて高額で、円安のあおりも受けてその手数料は送金額の約14%とも言われています。

しかしHMFトークンを利用した送金では取引コストはP2P送金システムの利用料のみ。国際送金よりもはるかに安い手数料で目的の不動産を購入できます。

SGPMXのサポート

さらにSGPMXのサポートにより、HMFトークンを容易に現金化。仮想通貨を用いた不動産投資を更に容易にしてくれます。

 SGPMX:SGPMXは、シンガポールに本社を構える個人のお客様やトレーダー、機関投資家に対して金塊や銀塊を含む貴金属の売買取引のためのプラット
フォーム。貴金属の取引をスムーズに行ってくれるHMFトークンの提携サービスです。

具体的には、SGPMXが金トークンアプリを開発。仮想通貨を法定通貨に換金するシステムを提供しています。

これにより、HMFトークンを活用して購入した不動産の支払いを、法定通貨に換金することを容易にし、実際の不動産取引においてもスムーズな決済が可能にしています。

海外の病院で利用できる

HMFトークンは提携病院の治療費の支払いに利用できます。これは海外旅行に行くユーザーにはとても便利ですね。現地通貨に両替することなく、病院内の支払いが完結するため、高額になりがちな海外の医療費に対する負担を軽減してくれます。

さらにHMFトークンと提携している病院、MISSION MIS(ミッションエムアイエス)では、治療費の支払いの他にもホルダー向けに様々なメリットを用意しています。

MISSION MIS(ミッションエムアイエス):現在マレーシア・クアラルンプールにて、UMSC元理事長と共同開発中の総合病院。付加価値の高い医療サービスを提供し、幹細胞、エクソソームなどの日本の最先端医療技術の導入促進を目指して
いる

提携病院でのユースケース

医療費の決済

HMFトークンは、提携病院(マレーシア、日本、韓国に所在)での医療費の支払いに利用できます。

これにより、従来の現金やクレジットカードでの支払いに代わる新しい支払い手段を提供。トークンを利用することで、支払い手続きが簡便になり、国際的な医療サービスの利用がよりスムーズになります。

医療費免除

HMFトークンを保有している患者は、提携病院で受診する際に保有トークンの額に応じて医療費の一部が免除される特典があります。

この仕組みは、従来の医療保険の代わりとして機能し、患者の経済的な負担を軽減します。特に医療費の高い海外ではこの特典のメリットはかなり大きいと言えるでしょう。

不動産の決済

HMFトークンの運営が手掛ける高級メディカル/ウェルネス不動産の購入にもHMFトークンが利用できます。これにより、高額な不動産取引においても仮想通貨を利用することで、決済の迅速化と透明性の向上が図れます。

不動産購入者にとって、トークンを活用した決済は利便性が高く、国際送金の手間やコストを削減できます。

HMFトークンの価値上昇の可能性

HMFトークンの価値上昇の可能性のイメージ画像

HMFトークンはペッグされている資産の価値が上昇すれば、トークンそのものの価値上昇が期待できます。HMFトークンの価値が上昇する要因としては次の4つが挙げられ、長期的に見ても資産価値の上昇が予想される投資適格な銘柄といえます。

病院株の上場

日本ではあまりなじみがありませんが、海外では株式会社が病院を運営することは珍しくありません。もし、HMFトークンにペッグされている病院の株が上場などにより、市場価値が向上すれば、ペッグされているトークンの価値も上昇します。

上場によって得られる利益はトークン保有者に還元され、トークンの需要が増加します。

病院所有物件の時価総額高騰

病院が所有する不動産の時価総額が高騰した場合、その利益もトークン保有者に還元されます。不動産市場の成長により、トークンの価値も連動して上昇する可能性があります。

金の時価総額高騰

トークンが裏付けられている金の価値が上昇した場合、その恩恵もトークン保有者に還元されます。金市場の動向により、トークンの価値がさらに安定し、成長する可能性があります。

ユーザー数の増加と汎用性向上

HMFトークンの利用者が増加し、トークンの汎用性が向上することで、トークンの時価総額も高騰する見込みがあります。利用範囲が広がることで、トークンの需要が増加し、その価値も上昇します。

HMFトークンの購入方法

HMFトークンは病院関連の珍しい銘柄ということで興味が湧いた方も多くいるのではないでしょうか。ユースケースも豊富にありますし、何より安定的に価値の上昇が見込める優良な仮想通貨です。

今回、HMFトークンは8月8日にbitcastleに上場する為、購入を検討されている方は是非今のうちに購入の準備をしておきましょう。

bitcastleで口座を開く方法

bitcastleの口座開設は非常に簡単です。

まずはbitcastleのアカウントを作成します。

メールアドレスを入力して、“bitcastleの利用規約とプライバシーポリシーに同意します”のボックスにチェック。登録のタブをクリックすれば、登録先のメールアドレスにパスワード設定用のURLが送付されます。

リンクを開いてパスワードを設定すればアカウントの開設は完了です。

本人確認書類の提出

アカウントの開設が完了したら次は本人確認書類を提出します。

本人確認書類の提出はメニュー右上の人型のアイコンにカーソルを合わせてアカウントをクリックします。 

次にアカウントの種類を選択します。こちらは個人口座の開設を選択しておきましょう。

“次へ”をクリックすると本人確認書類を提出する前に居住地を聞かれますのでこちらを米国以外に設定しておきましょう。

ここまで進めると次は提出書類の種類を選択します。こちらはどの種類でも問題ありません。

書類の種類を選択すると書類を提出するにあたっての注意事項が表示されますのでよく確認しましょう。

 マイナンバーカードを選択した場合

マイナンバーカードの写真を撮影してください。写真は以下の条件を満たしている必要があります。

  • 明るくて鮮明なもの (画質の良いもの)
  • 切り取られていないもの (書類のすべての角が写っているもの)

※bitcastleより引用

提出方法はスマホで撮影するか、撮影した画像をアップロードするかのいずれか。アップロードが完了したら審査に移ります。

審査が完了したらアカウントステータスが承認に変更されます。ステータスの変更が確認出来たら口座開設は完了。

後は資金入金して、トレードページからHMFトークンを選択すればOKです。

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【まとめ】HMFトークンは病院の利便性を高める病院関連銘柄

HMFトークンは、SGPMXの金トークンアプリの導入により、医療費の決済や不動産購入がより簡便かつ安全に行える便利な仮想通貨です。

為替差の無い仮想通貨を医療の現場で利用できるようにすることで、患者や病院不動産購入者にとって経済的な負担を軽減し、新しい投資の機会を提供します。

また、医療に関係のない投資家であっても、長期的に成長の見込みがあるHMFトークンはかなり魅力的な投資対象といえるのではないでしょうか。

医療、不動産、投資、すべての分野で注目されるHMFトークン。bitcastleでの取引開始が待ちどおしい銘柄です。

執筆者 西村大樹