キャバ嬢やホストが主役のNFTマーケットプレイス、marumaruNFTをご存じでしょうか。
特定のテーマをモチーフにしたマーケットプレイスはまだまだ珍しく、NFTコンテンツの在り方を変えるかもしれないと注目のこのサービスは、NFTファンにとっては要注目の存在です。
そこで今回は最新のマーケットプレイスmarumaruNFTについて特徴や将来性を解説します。
「そもそもNFTってどんなもの？」
というNFT初心者の方にもわかりやすい内容となっています。是非最後までご覧ください。
参考記事はこちら
目次
marumaruNFTとは
marumaruNFTは、夜の歓楽街に生きる男女の物語をテーマに作られたマーケットプレイスです。
従来のマーケットプレイスといえば、NFTゲームのキャラクターの販売や、アーティストが自分の作品を公開・販売する場でしたが、marumaruNFTはこの仕組みが根本的に違います。
marumaruNFTはキャバ嬢やホストのNFTを公開・販売するマーケットプレイスなのです。
このマーケットプレイスで公開されているNFTは、どれも夜の歓楽街で働く男女がモチーフ。中には有名キャバ嬢などがNFT化されて販売されることもあるそうです。
プロスポーツ選手や、有名なアニメなどを題材としたNFTはよく販売されていますが、ホストやキャバ嬢のNFTを販売しているマーケットプレイスはここしかないでしょう。
また、身近な存在がNFT化されることで、私たちの実生活に影響を及ぼすリソースも考案中だのようなので、今後の展開がますます楽しみです。
そもそもNFTとは？
marumaruNFTの解説を進める前に、まずはNFTについて基本的な知識を再確認しておきましょう。
NFTとはNon-Fungible Tokenの頭文字をとった略称です。日本語では「非代替性トークン」という意味で、通常暗号通貨の一種であるブロックチェーン上に作成されたデジタルアセットのことを指します。
NFTは、他のトークンと異なり、個々のアイテムやデジタルコンテンツをユニークに識別できる特徴を持っています。
通貨の代わりにできる仮想通貨とは異なり、トークン一つ一つに所有者情報を記録。独自の識別情報を持ち、唯一無二のデジタルデータが誕生します。
この技術は、コピーが容易だったデジタルデータの問題点を一気に払しょく。音楽、ビデオ、ゲームのアイテム、バーチャルランドなどのデジタルアート作品に、厳密な著作権を与えることに成功しました。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-20916/
https://bitcastle.io/column/post-11089/
NFTの仕組み
NFTは、ブロックチェーンのトランザクション(取引処理)履歴を利用して、所有権と取引の記録を保証しています。
そもそもブロックチェーンとは、データの塊であるブロックを連続して繋げることで、格納されているデータの整合性をとり、データの途中改ざんを不可能にする技術です。
この技術を応用すると、一度作成したNFTの記録データを書き換えることはできず、所有者が変わるごとに所有権が書き換えられた新たなNFTが誕生します。
こうして書き換えられたNFTは、オリジナルのNFTとは異なる記録を持つため、見た目は同じでもまったく違うデータとして取り扱われます。
“NFTのコピーはできない”とよく言われるのには、こういった技術的な背景が影響しているわけですね。
NFTの活用方法
NFTは、デジタルアセットの所有権を確立する手段として注目されています。
所有権が生まれたNFTは、デジタルコンテンツの所有権をトークン化することで、クリエイターやアーティストが直接販売したり、セカンダリマーケットで取引したりすることができます。
販売されたNFTは当然唯一無二のデータとなるため、コピーや2次販売はできません。NFTはこのようにクリエイターたちの間で新たな作品を公開する場として活用されており、その幅は年々広がってきています。
最近では、NFT人気の急速な高まりによって、高額な取引が行われることもあります。ただし、NFTの技術と市場は非常に新しいものであり、法的な規制や懸念事項も忘れてはいけません。
熱狂的ともいえるNFTブームですが、その実態を冷静に判断する視点が重要です。
マーケットプレイスとは？
マーケットプレイス(NFTマーケットプレイス)とは、その名の通りNFTを取引する市場です。マーケットプレイスにアップロードされた作品はNFTとして公開・販売が開始。ユーザーは気に入ったNFTを購入したり、売却したりします。
クリエイター以外でも自分の所有するNFTを販売することも可能で、マーケットプレイスでは様々な人々が利用しています。
そして今回ご紹介しているmarumaruNFTは、マーケットプレイスの中でもキャバ嬢・ホストに特化したNFTマーケットプレイスです。他のマーケットプレイスのように、様々なNFTを販売しているわけではありません。
そのため、コアなファンユーザーを獲得しやすく、独自のコミュニティも運営できることから、新しいマーケットプレイスとして注目を集めています。
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marumaruNFTの特徴
marumaruＮFTの特徴は、なんといても独自コンテンツ。他のマーケットプレイスにはない強みを持っています。
marumaruNFTの代表的な特徴は次の通り。
- オンリーワン
- 先行投資が不要
- 実生活へのフィードバック
詳しく見ていきましょう
オンリーワン
marumaruNFTの特徴の最たるものは独自性。つまりオンリーワンなマーケットプレイスであるということです。
通常、NFTマーケットプレイスは様々なジャンルのNFTを取り扱っています。ゲームのアイテムやキャラクター、アート作品、音楽など、その規模は計り知れません。
そのため、新たな作品をマーケットプレイスで公開しても、無名のクリエイターの作品は人気作品に埋もれてしまい、NFTビジネスを新規に立ち上げるのは困難でした。
ところがmarumaruNFTは違います。取り扱うNFTをキャバ嬢とホストに絞ることでユーザーニーズを限定。公開するNFTのジャンルさえ合っていればNFTビジネスへの新規参入が容易になります。
この独自性は他者との差別化を図るには十分な要素を兼ね備えており、新たなNFTマーケットを開拓する可能性が広がっています。
先行投資が不要
marumaruNFTで取り扱うNFTは、どれも先行投資が不要です。例えば既に販売されている漫画やアニメをNFT化するには著作料を支払わなければなりません。これがアイドルやプロスポーツ選手であれば出演料も発生するでしょう。
これらの費用は、有名なキャラクターをモチーフにしたNFTを作るうえで必要な先行投資となります。
しかし、どの程度の販売需要があるかもわからない商品に、著作料や出演料といった莫大なコストを掛けるのは小規模のプロジェクトでは厳しいでしょう。
ところがmarumaruNFTは、無名の人物を題材にしたNFT。出演料などの先行投資はほぼ不要です。
もちろん多少の費用が発生する可能性はありますが、人気アニメのキャラクター使用料に比べればその金額は天と地ほどの差があります。
この参入コストの安さは、リスクの高いNFTビジネスにおいて低リスクハイリターンな商材となります。
小規模な事業者や、ホストクラブの経営者にとっては自店のキャストを宣伝する広告にもなり、marumaruNFTのコンセプトは新たな需要を生む可能性があるでしょう。
実生活へのフィードバック
marumaruNFTで取り扱うキャバ嬢やホスト達のNFTは、実生活へのフィードバックも期待できます。
例えば、いつもひいきにしているお店のキャストがNFTになって販売されていたらどうでしょう？しかもそのNFTを所有していることで次回の来店で新たなサービスが受けられるとしたら興味が湧いてきますよね？
この様に、marumaruNFTを利用して購入したNFTは、所有しているだけで提携している店舗独自のサービスを受けられる“ステータス”として利用することもできます。
本来は所有する以外に利用価値の無かったNFTが、実生活にも利用できるとなると購買意欲位は強くそそられるでしょう。
そしてそれがお気に入りのキャストとなれば尚更です。
実生活で何らかのメリットが発生するNFTの存在は、新たなユースケースを生み、人気NFTに匹敵する価格の商品が出てくるかもしれません。このようなNFTのブランディングはmarumaruNFTだからできる特別な事例です。
コレクションと実用性を兼ね備えたNFTの存在は、marumaruNFTの大きな強みになるかもしれませんね。
marumaruNFT(MARU)の価格動向と将来性
marumaruNFTのトークンであるMARUの取引相場は2023年6月時点で約0.1ドル。ピークである0.25ドルからは50％以上下落しているものの、ローンチ直後がピーク価格となる銘柄とは異なり、ある程度の価格を維持して推移しています。
今後の見通しではmarumaruNFTのマーケットプレイスが公開されたタイミングでトークン需要が増加。価格の上昇が期待できるのでは？と予測しています。
将来的にも大きな下落は起きない可能性が高い
MARUのトークン価格は今後も大きな下落は起きない可能性が高いでしょう。その理由は以下の2つ。
- そもそもトークン価格が安い
- トークンの発行上限に達している
まず1つ目の理由としては根本的にMARUの価格はピークですら1ドルを下回る低単価銘柄です。
ここまで安いトークンであれば、下落幅も限定的でしょう。もちろん、プロジェクトの中止や、参加する加盟店が集まらないなどの根幹的な問題が発生した場合は別として、プロジェクトが動き続けている限り、このあたりが底値と考えられるでしょう。
次に2つ目の理由、トークンが発行上限に達している件について。ブロックチェーンプロジェクトの多くは、トークンの発行枚数に上限を設けていません。そのため需要以上のトークンが供給された場合、銘柄のインフレが発生。トークン価格は下落します。
しかしMARUはトークンの発行に上限を設け、過度なインフレを抑止しています。しかも現在発行しているトークンの数は発行上限に達していて、今後の供給はありません。
こうなると現在所有している人たちの多くが一斉にMARUを手放さない限りは、価格が下落しにくく、大幅な下落が発生する可能性があるとすればプロジェクトが停止したときでしょう。
つまりMARUはmarumaruNFTのプロジェクトが順調である限り、大きな下落はない銘柄と考えられます。
【まとめ】marumaruNFTは次世代のマーケットプレイスになれるか
キャバ嬢とホスト専門。コアなユーザーをターゲットにしたマーケットプレイスmarumaruNFTは異色のマーケットとしてNFTビジネスへ参入していくことでしょう。
初期投資がかからないNFTの作成、低コストでハイリターンなNFTビジネスモデルの構築、提携する店舗とのNFT相互利用。
これらのどれもが全く新しいNFTのユースケースです。特に知名度が低いキャラクターをNFTのモチーフにしながらも、一定の収益が期待できるこのプロジェクトは革命時と言えるかもしれません。
今後マーケットプレイスが本格始動し、NFTが取引され始めたとき、一体どのくらいのユーザーが利用するのか。夜の街へ遊びに行く人にとっては要注目のプロジェクトです。
仮想通貨を購入するならbitcastle
marumaruNFTで使うMARUはビットコインなどの仮想通貨を使って購入します。ですので、あらかじめ購入用の仮想通貨を用意しておかなければいけません。
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執筆者 西村大樹