SUSHIはどんな仮想通貨?特徴や将来性を詳しく解説

数千種類ある仮想通貨の中から今回紹介するのは「SUSHI」です。名前だけを聞くと寿司を連想しまう仮想通貨ですが、SUSHIには、どのような特徴があるのか知っていますか?この記事は「そもそもSUSHIってどんな仮想通貨?」「SUSHIってどこで買えるの?」そんな疑問を解消する内容となっています。

こちらの記事は仮想通貨を運用する上で知っておきたい知識が記載されています。ぜひご覧ください。

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SUSHIのリアルタイムチャート


SUSHIはSushiSwapから誕生した仮想通貨

SushiSwapは、開発者が不明であり、開発者は特定の企業に属さずその素顔も明らかになっていませんでした。しかし、現在SushiSwapの所有権は、海外取引所FTXのCEOであるサンバンクマンフライド氏に移行しています。

SUSHIは、ギャンブルゲームを利用する手段として活用されているのですが、同じ用途として挙げられるのがドージコイン(DOGE)。ドージコイン(DOGE)が誕生当初から9倍ほどの値上がりを見せていることからSUSHIにも注目が集まっています。

具体的にSUSHIが、どのような仮想通貨なのかを解説する前に、知っておいていただきたいのがSushiSwapです。まず、SushiSwapがどのようなものなのかを解説していきます。

①SushiSwapはUniswapから派生した分散形取引所(DEX)

SushiSwapとは、無償で公開されているUniswapのソースコードを利用して作られ、イーサリアムブロックチェーンを基盤として作られた分散型取引所(DEX)です。分散型取引所(DEX)とは、中央管理者が存在せずに、ウォレットの管理や流動性の確保をユーザー自ら行う取引所のことを指します。

当初は、Uniswapの仕組みをそのまま利用した作りとなっていたようですが、最近ではオリジナルのサービスを提供することによって他の仮想通貨と差別化を図っています。

②独自トークンのSUSHIを発行している

この記事のタイトルにもある「SUSHI」ですが、SUSHIとはSushiSwapが発行している独自トークンのことです。流動性を供給するとその報酬としてSUSHIを得ることができるようになっています。

SUSHIは、報酬として得られるだけではなく2020年9月には、BinanceとFTXの海外取引所に上場を果たしています。

③ステーキングなどのサービスも行っている

SushiSwapは、単に仮想通貨の取り引きができるだけではなくこのような面白いサービスの提供も行っています。

  • SUSHIのステーキングサービス
  • 仮想通貨のレンディングサービス

SUSHIのステーキングサービス

ステーキングとは、対象の仮想通貨を保有しブロックチェーンのネットワークに参加することで対価として報酬がもらえる仕組みのことです。

これまでの仮想通貨では、価格が安いときに仮想通貨を購入し価格が上がったときに売却することで得られる利益を目的とした取り引きが一般的でした。しかし、ステーキングでは、対象の仮想通貨を保有することで継続的に報酬を得ることができるのです。

SUSHIでは、「SUSHI Bar」というSUSHIのステーキングサービスを行っています。SUSHI Barで保有しているSUSHIをロックすると、継続的いステーキング報酬を得ることができます。

仮想通貨のレンディングサービス

仮想通貨のレンディングとは、別名「貸仮想通貨」とも呼ばれるサービスです。貸仮想通貨と聞くと、なんとなくイメージが湧くと思います。仮想通貨取引所が利用者から仮想通貨を借り受け、一定期間預かった上で返却。返却する際に、あらかじめ決めておいた利用料を上乗せして支払うという仕組みです。

「KASHI」は、SushiSwapのエンディングプラットフォームで、トークンの貸し借りができるようになっています。

仮想通貨SUSHIの購入方法

SUSHIを購入する方法はいくつかありますが、1番安易な方法がこちらです。

  1. 国内取引所bitFlyerでビットコイン(BTC)もしくはイーサリアム(ETH)を購入する
  2. 国内取引所bitFlyerから海外取引所Binanceへ送金する
  3. 海外取引所BinanceにてSUSHIを購入する

SUSHIを購入したい場合は、まず最初に国内取引所でビットコイン(BTC)もしくはイーサリアム(ETH)を購入する必要があります。仮想通貨を始めたばかりで取り引き経験がない方は、国内で取り引き高が最も多いbitFlyerがおすすめです。

bitFlyer以外でも以下の仮想通貨取引所でSUSHIを購入することができますので、自分の利用しやすい仮想通貨取引所をご利用ください。

  • Binance(バイナンス)
  • FTX(エスティーエックス)
  • Huobi global(フォビグローバル)

SUSHI購入時の注意点

SUSHIを購入する際に注意していただきたいポイントがこちらです。

入金時や出金時にアドレスなどの入力ミスがないか確認する

仮想通貨SUSHIの購入後、取引所から入出金を行う場合はアドレスの入力ミスに気をつける必要があります。アドレスは送金先と送金通貨によって決定されます。仮に、ビットコイン(BTC)のアドレスをSUSHIの送金先として記載をしてしまうと、もしかすると送金したSUSHIが正しい送金先に届かずに紛失することも考えられます。

アドレスを反映する方法には、送金先のアドレスでQRコードを読み取る、もしくは表示されたアドレスをコピーすることで入力ミスを未然に防ぐことが可能です。紛失を防ぐためにも、手動でアドレスを入力しないようにしましょう。

仮想通貨にかかる税金をあらかじめ知っておく

SUSHI購入だけではなく、仮想通貨を運用する上で知っておきたいのが仮想通貨にも税金が発生するということです。仮想通貨は国が関与しておらず、自由にやり取りができる印象が強いため税金は発生しないと思われがちです。しかし、仮想通貨は雑所得という扱いを受けています。そのため、必要に応じて納税を行わなければいけません。

SUSHIを運用するメリット

数多くある仮想通貨の中でSUSHIを購入すると得られるメリットがこちらです。

流動性マイニングプログラムのonsenに参加することができる

SushiSwapでは、2020年12月より流動性マイニングプログラムである「onsen」のサービスが行われています。onsenは60種類以上の仮想通貨ペアの中からマイニング対象を選択し、参加することができます。

それぞれの仮想通貨ペアには、ポイントが用意されており、流動性やさまざまな要素によってポイント数が決定されます。このポイントは流動性マインドを行うことによるSUSHIトークンの配給量を指しています。

onsenは、SushiSwapに参加することで気軽に始めることができるためSUSHIを購入するメリットだと言えるでしょう。

年間利回りが高い

年間利回りとは、投入資金に対して1年でどれくらいの割合の資産が獲得できるのかを示しているいます。SushiSwapは、この年間利回りが高いのです。株式やFXでは考えられないような利回りが提示されているので、SushiSwapへ大勢の投資家が参入したと言われています。

SUSHIを運用するデメリット

メリットがあればもちろんデメリットもあります。仮想通貨は確実に利益が保障されているものではありませんので、デメリットもよく理解した上で運用することが大切です。

法整備がされていない

仮想通貨取引所としてよく利用されているCoincheck。Coincheckは、国に対して仮想通貨の交換事業者登録を行なった上で営業を行なっているため利用者の保護などが法律に基づいて適切にされています。

しかし、SUSHIは分散型取引所を利用しているため日本の法律の整備が追いついていないのが現状です。もちろん法律に縛られていない点はメリットとも言えますが、基本的に何かトラブルが起きた際は自己責任となってしまいます。

日本語でのサポートがされていない

「SUSHI」と名前がついているので、日本語を語源としているのかと思いきや全くそんなことはなく日本語のサポートは行われておりません。また、通貨を預けてトークンを得るには、複雑な手続きをしなければいけません。

英語が苦手な方や仮想通貨の取引に慣れていない方には、ハードルが高く思い通りの取引ができずに失敗してしまうことも考えられます。

バグなど障害が発生する可能性がある

SUSHIが利用している分散型取引所では、スマートコントラクトによって人の手を介さずに自動で取り引きが実行されています。非常に便利なスマートコントラクトですが、実はこれまでに様々なプラットフォームでバグなどが発生しているのです。

実際にSushiSwapでも、IDOのプラットフォーム「MISO」でスマートコントラクトに重大な脆弱性が見つかったことがあるのです。この場合は、その脆弱性がすぐに発見されたため不正流出などが行われることはありませんでした。

分散型取引所を利用する以上、このようなデメリットがあるということを知っておく必要があります。

詐欺銘柄も紛れ込んでいるかもしれない

SushiSwapには数百種類のERC20トークンが上場をしています。しかし、その中には実際には存在しない、資金を調達するためだけを目的とした詐欺銘柄も含まれているのではないかと言われています。

Coincheckなど金融庁から認可を受けている仮想通貨取引所とは違い、管理者が上場する銘柄を選別するわけではないため、取り引き対象を選ぶ際は各銘柄について自分自身で細かく調べる必要があります。

そのため、仮想通貨を安全に運用したいと思っている方は、先ほどご紹介したCoincheckなど金融庁から認可を受けている日本国内の仮想通貨取引所の利用をオススメします。

SUSHIの気になる将来性と今後について

仮想通貨を運用する上で気になるのが、SUSHIが将来どれくらい値上がりするのかですよね。SushiSwapは、2020年8月に誕生し、需要促進のためにSUSHIトークンの配布が始まりました。SUSHIは、多くのトレーダーがSushiSwapに参入することで一時的に値上がりを起こし、2020年9月初頭には1SUSHIの値段が900円となったことがあります。

かなりの好スタートを切ったように見えましたが、SushiSwapの創設者であるノミ氏が1,300万ドルに当たるSUSHIを売り払うという出来事が起こりました。これにより、SushiSwapは詐欺プロジェクトではないかと言われ、多くの売却が行われたのです。多くの売却が行われたことによりSUSHIは、一気に価格が下落。そこから1SUSHIの値段は50円代となっています。

しかし、1SUSHI=50円代となったあとは価格が右肩上がりで上昇し2021年1月頃からさらに価格が上昇しています。

Polkadotとの統合を発表

SushiSwapでは、今後の展開として「Polkadot」との統合を発表しています。Polkadotとは、ブロックチェーン業界のプロを集めて結成された団体によって開発が進められているプロジェクトのことです。

Polkadotは中央集権化されたウェブ構造を分散化させる試みであり、DEXであるSushiSwapと統合されることで、さらにSushiSwapの発展が進むことが期待されています。

【まとめ】SUSHIはこれからさらなる発展が期待できる仮想通貨

今回は、仮想通貨「SUSHI」について解説しました。SushiSwapは、創設者による売却問題などが発生したため一時的に価格が暴落していましたが、現在では完全に右肩上がりの仮想通貨となっています。

SushiSwapの所有権も素性を明かしている人物に移っていますし、onsenなどの提供サービスや各プロジェクトとの統合などSushiSwapの将来を考えるとメリットとなり得る内容がたくさんあります。さらなる発展と価格上昇が期待されているSUSHIですので、気になる方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者 西村大樹

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