FX指標カレンダー【8月第1週】経済指標・発言とトレード戦略

FX指標カレンダー【8月第1週】経済指標・発言とトレード戦略

FXで指標や発言などの経済イベントは、トレードにおいて重要な情報源となります。

そこで本記事では、8月第1週に予定されている経済指標や要人発言に注目し、トレーダーが市場動向を正しく読み取るための手助けを提供します。

具体的には、経済指標の発表や重要人物の発言が、為替市場にどのような影響を与えるのか、

さらに、それがトレード戦略にどのような示唆を与えるのかを分析していきます。

8月第1週の全体像と戦略視点

8月第1週は、前週にアメリカの

  • PCE
  • 雇用統計
  • ISM製造業
  • GAFAM決算

など重要イベントが集中した直後ということもあり、前半は“様子見モード”が色濃くなる可能性があります。

その一方で、週後半にはイギリス中銀(BOE)の政策金利発表やカナダの雇用統計など、局地的にボラティリティが高まる材料も控えています。

また、夏休みシーズン入りにより参加者の流動性が落ちやすいタイミングでもあり、突発的な値動きや“薄商いの中での逆行”といった展開にも注意が必要です。

【FX週間カレンダー】主要イベントと経済指標・発言一覧

日付 時間(日本) 主なイベント内容 注目度
8月4日(月)

特になし(様子見スタート)
※前週末:雇用統計・ISM製造業

★★
8月5日(火) 08:50 🇯🇵日銀 金融政策決定会合 議事要旨 ★★★
23:00 🇺🇸ISM非製造業景況指数(7月) ★★★★
🇪🇺欧州/🇬🇧英国/🇺🇸米国PMI ★★★
8月6日(水) 18:00 🇪🇺EU小売売上高(前月比・前年比) ★★
8月7日(木) 20:00 🇬🇧BOE(英中銀)政策金利発表 ★★★★
21:30 🇺🇸新規失業保険申請件数(週次) ★★★
8月8日(金) 21:30 🇨🇦カナダ 雇用統計(新規雇用者数/失業率) ★★★

【FX指標|8月4日(月)】重要指標なし|ISM・雇用統計明けの様子見スタート

8月4日(月)は、米国・欧州・日本ともに重要指標の発表予定がありません。

そのため、週明けとしては穏やかなスタートが予想されます。

また、前週末にはアメリカの雇用統計やISM製造業指数が発表された直後でもあるため、その“余韻”を受けたポジション調整が中心となる一日になりそうです。

特に短期筋による利益確定や、方向感の探り合いが続く展開が想定されます。

こうした日はテクニカルな節目での攻防が増えるため、ファンダメンタルズよりもチャートの形状が重視される傾向があります。

積極的に仕掛けるというよりは、相場の“地ならし”を見守る時間帯と捉えるのが適切かもしれません。

トレンドの反転や継続を見極めるために、一歩引いた冷静な目線で臨みたい1日です。

【FX指標|8月5日(火)】日銀議事要旨・ISM非製造業・欧米PMIでドルと円に注目

8月5日(火)は、

  • 日銀の政策決定会合の議事要旨
  • 米国のISM非製造業指数
  • 米国/欧州のPMI

などが並び、比較的材料が多い一日になります。

まず注目したいのは日銀の議事要旨で、植田総裁の姿勢に対する手がかりや、将来的な政策変更のヒントが見つかるかが焦点です。

その結果によっては円相場が短期的に大きく動く可能性があります。

また、米国のISM非製造業はサービス業全体の景況感を測る重要指標であり、労働市場やインフレの持続性といったテーマとリンクしています。

そのため、発表タイミングではドルに一時的なボラティリティが発生するかもしれません。

欧州でもPMIの改定値が出ることから、ユーロも含めたクロス通貨の動きに注意を向けたい一日です。

【FX指標|8月6日(水)】EU小売売上高のみ|中休みの低ボラ展開か

水曜日の注目材料はEU圏の小売売上高のみと少なく、市場全体としては「中休み」ともいえる展開になるかもしれません。

欧州時間にかけてはユーロ関連の動きが若干出る可能性はありますが、それも限定的な範囲にとどまりそうです。

こうした日は市場の注目が“次のイベント”に移りやすく、参加者の多くが静観姿勢になることが多いため、値動き自体は狭いレンジ内に収まる傾向が強まります。

低ボラティリティ=安心というわけではなく、“突然のニュースや発言で大きく動く”リスクもあるため、逆に警戒心を緩めすぎないことが大切です。

また、イベントの谷間では“過去データを振り返る動き”が出やすいため、チャートの戻り売りや押し目買いなど、テクニカルに忠実な取引が好まれやすいです。

【FX指標|8月7日(木)】BOE政策金利と米新規失業保険申請件数が集中

8月7日(木)は、イギリス中銀(BOE)の政策金利発表と、アメリカの新規失業保険申請件数が重なる日です。

特にBOEについては、インフレと景気のはざまで難しいかじ取りが求められており、今回の決定内容や声明、さらには議事録のトーンによってポンド相場が大きく揺れ動くことも予想されます。

また、米国の失業保険申請件数は地味に見えながらも、労働市場の“現状の熱”を測るリアルタイム指標として注目度が高く、

前の週に発表されたADP雇用統計や雇用統計(NFP)と合わせて市場で評価されます。

ポンド系の通貨ペアや、ドルインデックスの動きに要警戒の日と言えそうです。

【FX指標|8月8日(金)】カナダ雇用統計でクロス円・資源国通貨に注目

週末の金曜日には、カナダの雇用統計が予定されており、特にカナダドル(CAD)を中心に相場が一時的に大きく動く可能性があります。

カナダ経済はエネルギーや資源関連の影響を受けやすい構造になっているため、雇用統計の結果が市場予想を上回れば、

  1. 経済堅調
  2. 利上げ継続の余地あり

といった流れが意識されやすく、カナダドル買いが優勢になる展開が想定されます。

逆に悪化すれば利下げ観測が強まり、CAD売りが進むかもしれません。

また、週末要因も重なり、ポジション整理によるクロス円全体の値動きにも影響を与えやすいため、単体の指標以上に“相場全体のトーン”の切り替わりにも注目しておきたいです。

資源国通貨とクロス円の両方に気を配る必要がある日です。

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執筆者 西村大樹

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