仮想通貨XPの将来性は?特徴やメリット・デメリットを解説

「XPってどんな仮想通貨なの?」

「XPの将来性が知りたい」

世界中には仮想通貨(暗号資産)が2000種類以上あります。そのなかでも、仮想通貨XPはゲーム報酬に特化された仮想通貨で、ステージをクリアしてポイントを集めたり、ゲームイベントで使われる投げ銭として使われることを想定しています。

近年、仮想通貨は世間でも認知され、注目度が高まっています。XPについて詳しく知りたいけどよくわからないという方のために、ここではXPの特徴や購入方法、稼ぎ方などを詳しく紐解いていきます。

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仮想通貨XPの特徴

仮想通貨XPとは、Experience Pointsの略称です。ゲームで獲得する経験値からインスピレーションを受けたコインだと言われており、ゲームの経験値のように次々とステージをクリアしてポイントを集めて欲しいという開発者の思いが込められています。ここでは、XPの特徴を解説していきます。

価格の低い草コイン

草コインとは、価格の低いマイナーな仮想通貨を指します。知名度がまだ低い草コインこそ、今から投資しておけば大きく利益を出せる可能性があります。草コインには短期間で価格が100倍以上になったコインもあります。

すでに取引量が多く、時価総額が高い通貨だと伸び代が小さいということがしばしばあります。時価総額が高くない草コインは、簡単に価格が数倍になるので、上がった時の利益が大きくなります。

Eスポーツやゲームに利用できる

Eスポーツとは、複数の人がゲーム対戦をし、多くの人が観戦、視聴する競技を指します。海外ではゲームの種類にあわせたプロリーグが存在し、数億円規模の報酬を得る選手もいるなど、ビジネスの一つになっています。近年では、日本でもプロゲーマーと呼ばれる人たちが誕生するようになりました。

XPはゲームをプレイすると報酬としてもらえたり、大会の優勝賞金として使われたりしています。Eスポーツ大会のスポンサーをつとめたりもしており、ゲーム市場に大きく参入している仮想通貨です。

XPが自動的に増えるプルーフ・オブ・ステーク

ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)のように、トランザクション(取引)の承認のために計算を行い、マイニング報酬を得る方式を「プルーフ・オブ・ワーク」と呼びます。
これに対し、XPのマイニング方式である「プルーフ・オブ・ステーク」とは、「保有しているだけで仮想通貨の数量が自動的に増える」というマイニング方式です。

デスクトップやクラウドマイニングのウォレット内にXPを保有しておくことにより、自動的にパソコンやスマホがトランザクションの承認を行ってくれます。
これにより、ほぼ自動的にマイニング報酬を得ることができるという仕組みになっています。

発行枚数の限度は約2460億枚XP

XPの発行枚数の上限は約2460億XPです。現在の総発行枚数は2000億以上です。発行上限までXPを保有していればプルーフ・オブ・ステークの報酬として新たに発行されたXPを入手することができます。しかし、XPの発行数が上限に達した場合、マイニング報酬は「送金手数料」や「取引手数料」として、発行済みのXPをもらうことになります。プルーフ・オブ・ステークはXPの発行数が発行上限に達しても機能しますが、マイニング報酬の額は小さくなります。

最も有名な仮想通貨であるビットコイン(BTC)は総発行枚数が2100万枚と決まっているため、ビットコイン(BTC)と比べるとXPの発行総数は多いといえます。

コミュニティの結束力が強い

XPは、コミュニティの結束力が強いことで知られています。そのコミュニティは、Discordというボイスチャットツール内にあるXPコミュニティが主力になっています。このコミュニティは、常時数千人がオンラインとなっており活発に活動しています。

また、保有しているXPをその場にいるユーザーにバラまくことが出来ます。コミュニティのユーザーは、コミュニティ内でオンラインになっているだけでも、XPを取得できる可能性があります。ちなみにバラまかれる金額は、数分で総額何十万となる事もあります。

日本で有名になったモナコイン(MONA)もコミュニティの結束力が強く一躍有名な仮想通貨になりました。XPもコミュニティの後押しにより成長してきた仮想通貨といえます。

仮想通貨XPのメリット

ここではXPにはどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

決済可能な店舗が存在する

日本国内では既にXPの決済可能店舗が存在しています。東京にあるエンポリオカフェは世界で初めてXPによる決済方法を導入した店舗として知られています。ケーキやジュース、スムージーなどのカフェ定番メニューだけではなく、飲み放題プランやペットと同席できるテラス席、夏限定でバーベキュープランまで用意されています。さらに、XP決済なら20%オフ特典が付いてくるという、XPを利用している人には非常に嬉しいサービス内容となっています。

仮想通貨の多くがまだ決済可能店舗を持たないなかで、XPは実用化されている通貨の1つなのです。

発行総数が多いため相場が安定する

XPは市場で発行されている総数が多いため、相場が安定し、暴騰・暴落を抑えることができます。発行枚数が少ないと、コインが残り少なくなった際に希少価値ゆえに購入者が殺到してしまう可能性があります。そのような状況下ではコインの価格が急騰し、普及が滞ってしまう可能性が生まれます。

ゲーム市場の成長に後押しを受ける可能性がある

2012年から2021年にかけてゲーム市場は、225%もの成長を記録するという予想があります。XPはゲームに主軸を置いた仮想通貨のため、今後XPが扱われる機会が増えることで大きく価格が上昇する可能性があります。XPは、パソコン向けのXPウォレットやウェブウォレットも開発されており、実店舗での決済がよりスムーズにおこなわれるようになれば、新しい決済店舗が増えていくと予想されます。

仮想通貨XPのデメリット

ここではXPにはどのようなデメリットがあるのかを解説していきます。

供給過多による価値の下落の可能性がある

XPのデメリットとしてあげられるのは、供給過多による価値の下落の可能性です。保有者とのバランスが崩れてしまうと、一気に価値が下がる危険性があります。一度価値が下がってしまうと回復するのに大きなエネルギーがかかります。

ロードマップが不明瞭

XPは、開発がうまくいっていないせいか、スケジュール通りに進んでいません。

仮想通貨業界において延期はよく見られることですが、予定していた実装が遅れればその分ユーザーは離れてしまいます。

仮想通貨XPの購入方法

XPは日本の取引所での取り扱いが行われていません。
XPを購入する際は、海外取引所であるCryptopia(クリプトピア)かCOIN EXCHANGE(コインエクスチェンジ)があります。

海外取引所では日本円の取り扱いが行われていません。
そのため、XPを買う際は日本国内の取引所から海外取引所へビットコイン(BTC)などの仮想通貨を送金する必要があります。

【まとめ】仮想通貨XPの将来性は明るい

XPには供給過多による下落の可能性やロードマップが不明瞭といったデメリットがありました。

一方で、決済可能な店舗ができたことや、発行総数が多いために相場が安定するなどのメリットがありました。さらに、ゲーム市場の成長により今後XPの価格が上昇する可能性も秘めています。

これらのことから、XPは将来性のある仮想通貨だと考えられますが、購入する際はメリット・デメリットをよく考えてから購入するのが良いでしょう。

執筆者 西村大樹

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