FX指標カレンダー【12月第3週】経済指標とトレード戦略

FX指標カレンダー【12月第3週】経済指標・発言とトレード戦略

本記事では、12月第3週に予定されている経済指標や要人発言に注目し、トレーダーが市場動向を正しく読み取るための手助けを提供します。

具体的には、経済指標の発表や重要人物の発言が、為替市場にどのような影響を与えるのか解説していきます。

FX指標:12月第3週の主な経済イベントと市場テーマ

FOMC後の市場調整が続いていますが、こうした流れの中で、日米欧の主要経済指標が集中する週です。

そのため、金利に関する発表が多いため、クロス円を中心に大きな値動きが発生しやすい点に注意が必要です。

特に、日銀会合・欧州金融政策・米国のインフレ指標(CPI/PCE) が相場の方向性に大きく影響する可能性があります。

日付 時間 主なイベント内容 前回 予想 結果 注目度
12月15日(月) 08:50 🇯🇵日銀短観(大企業製造業DI) 14 ★★★★
22:30 🇺🇸NY連銀製造業景気指数 18.7 ★★★
12月16日(火) 22:30 🇺🇸雇用統計(NFP)※遅延発表分 11.9万人 ★★★★★
23:45 🇺🇸PMI(製造業・サービス業)速報値 ★★★
12月17日(水) 19:00 🇪🇺EU消費者物価指数(HICP)前年比 ★★★★
22:30 🇺🇸小売売上高 前月比 ★★★
12月18日(木) 21:00 🇬🇧BOE政策金利 4.00% ★★★★
22:15 🇪🇺ECB政策金利 2.15% ★★★★
22:30 🇺🇸消費者物価指数(CPI)前年比 ★★★
12月19日(金) 12:00 🇯🇵日銀金融政策決定会合 0.50% 0.75% ★★★★★
24:00 🇺🇸PCEデフレーター 前年比 ★★★★★

FX指標:12月15日(月)の主要経済指標

はじめに、月曜日の主要経済指標をピックアップしていきます。

 日銀短観(大企業製造業DI)

概要: 日本企業の景況感を示す重要指標で、特に日銀が金融政策判断を行う際の基礎データとなります。

市場反応:

  • 改善 → 円買い(利上げ思惑の強まり)
  • 悪化 → 円売り(景気不透明感)

今回の注目点: FOMC直後で方向感が乏しい相場で、そのため、短観の結果が短期的な円相場に反映されやすい点がポイントです。

 NY連銀製造業景気指数

概要: 米国の製造業景況感を把握する先行指標で、とりわけFRBの景気認識にも影響します。

市場反応:

  • 低下 → 景気減速懸念からドル売り
  • 改善 → 適度なドル買い

今回の注目点: こちらもFOMC直後、そのため指標結果に対して通常以上にボラティリティが発生しやすい状況です。

FX指標:12月16日(火)の主要経済指標

次に、雇用統計の発表がある火曜日の主要経済指標を見ていきます。

 米国雇用統計(NFP/平均時給/失業率)

概要: 米国の雇用状況を示す最重要指標で、そのため、2026年以降のFRBの金利政策に直結します。

市場反応:

  • 強い → ドル買い(景気の底堅さ)
  • 弱い → ドル売り(利下げ期待の強まり)

今回の注目点: 雇用統計は他の経済指標を圧倒する注目度、そのため発表前後はドル円・クロス円ともに急変動リスクが高まります。

 PMI(購買担当者景気指数)

概要: 景気の“温度感”を示す指標で、特に、50が景気拡大/縮小の分岐点になります。

市場反応:

  • 50超 → 景気拡大観測でドル買い
  • 50割れ → 景気減速でドル売り

今回の注目点: 雇用統計と同日に重なり、そのため相場のボラティリティが通常より高くなる可能性があります。

FX指標:12月17日(水)の主要経済指標

続いて、水曜日の主要経済指標を見ていきます。

特に、米国の個人消費動向を示す「小売売上高」が重要になります。

 EU消費者物価指数(HICP)

概要:ユーロ圏のインフレ動向を示す重要指標で、ECB(欧州中央銀行)の金融政策判断に直結し、特にコアインフレの鈍化が確認されるかが焦点です。

市場反応:

  • 予想を下回る → ユーロ売り(利下げ観測の強まり)

  • 予想を上回る → ユーロ買い(金融引き締め長期化観測)

今回の注目点:FOMC後の流れを受け、米ドルの方向感が一服しやすい中で、ユーロ単独で動ける材料となり、結果次第ではユーロドルがトレンドを形成しやすくなります。

 米国 小売売上高

概要:米国の個人消費動向を示す重要指標で、とりわけGDPの約7割を占める消費の強弱を直接反映します。

市場反応:

  • 強い結果 → ドル買い(景気の底堅さを意識)

  • 弱い結果 → ドル売り(利下げ期待の強まり)

今回の注目点:前日の雇用統計(NFP)との整合性が強く意識され、雇用が強く消費も強ければドル買いが加速しやすく、一方で逆の場合はドル売りが優勢になりやすい局面です。

FX指標:12月18日(木)の主要経済指標

次に、欧州が主役となる木曜日の主要経済指標を見ていきます。

 BOE政策金利(英中銀)

概要:イギリスの金融政策を決定する会合で、特に、政策金利と声明文、総裁発言が注目されます。

市場反応:

  • タカ派姿勢 → ポンド買い

  • ハト派姿勢 → ポンド売り

今回の注目点:利下げ時期に関する示唆があるかが最大の焦点、そのため票割れの有無や声明文のトーン変化によって、ポンドは大きく動きやすい状況です。

 ECB政策金利

概要:ECBの政策スタンスを確認する重要イベントで、特に、ラガルド総裁会見の内容が相場を左右します。

市場反応:

  • 利下げに慎重 → ユーロ買い

  • 利下げ示唆 → ユーロ売り

今回の注目点:前日のEU消費者物価指数とセットで評価される点が重要で、特に、インフレ鈍化が確認されていれば、ハト派発言に市場が過敏に反応しやすくなります。

 米国 消費者物価指数(CPI)

概要:米国のインフレ動向を示す代表的指標で、特に、FRBの金融政策に直接影響します。

市場反応:

  • インフレ鈍化 → ドル売り(利下げ期待)

  • インフレ高止まり → ドル買い

今回の注目点:FOMC直後のCPIとなるため、FRBの判断が「正しかったかどうか」を検証する材料になり、結果次第では、FOMC後のドルの流れが反転する可能性もあります。

FX指標:12月19日(金)の主要経済指標

最後に、重要イベントが重なる金曜日の主要経済指標を見ていきます。

 日銀金融政策決定会合

概要:日本の金融政策を決定する最重要イベントで、特に政策金利、YCC、声明文、植田総裁会見が注目されます。

市場反応:

  • 正常化示唆 → 円買い

  • 現状維持強調 → 円売り

今回の注目点:わずかな文言修正でも円相場が急変動しやすい局面で、特に「賃金と物価の好循環」への評価がカギとなります。

 米国 PCEデフレーター

概要:FRBが最も重視するインフレ指標で、特に、コアが金融政策判断をするうえで重要な材料になります。

市場反応:

  • 鈍化 → ドル売り

  • 高止まり → ドル買い

今回の注目点:週末かつ年末接近のタイミングで発表、そのためポジション調整を巻き込んだ大きな値動きが出やすい点に注意が必要です。

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執筆者 西村大樹

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