仮想通貨Jasmy(ジャスミー/JMY)の将来性は?詐欺の噂や無償配布も紹介

仮想通貨Jasmy(JMY)のアイキャッチ画像

「今話題になっているJasmy(JMY)はどんな仮想通貨?」
「Jasmy(JMY)は何を目的に作られた仮想通貨?将来性はある?」

仮想通貨Jasmy(ジャスミー/JMY)は、日本の企業が発行・運営している国産コインです。2021年10月に国内取引所「BITPoint(ビットポイント)」で上場を果たし、価格も上昇、ホルダー数も増加しています。今後、国内の最大手取引所に上場する頃にはさらに価格が上がっているのでは?と期待感も高まっています

今回は、仮想通貨Jasmy(JMY)の特徴や、発行元「ジャスミー株式会社」が行っている事業・実績、Jasmy(JMY)のこれまでの動き、Jasmy(JMY)が見据えている未来と将来性について解説していきます。

また、一部の投資家の間で噂になっている詐欺疑惑や、トークンの無償配布キャンペーン情報についても触れていますので、Jasmy(JMY)の研究にご活用ください。

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仮想通貨Jasmy(JMY)のリアルタイムチャート

 

仮想通貨Jasmy(JMY)の特徴

仮想通貨Jasmyのイメージ

仮想通貨Jasmy(JMY)は、日本の企業「ジャスミー株式会社」が発行・運営しているトークン及びブロックチェーンプロジェクトで、現在の市場価格は以下の通りです。

 

発行枚数は500億枚を上限とし、すでに発行済みとなっています。追加発行の予定はないとのことです。

2021年10月26日の国内上場をきっかけに価格が高騰しており、11月3日は1JMY=37円を記録しました。上場前の8円台から比較すると約4.6倍となっています。

仮想通貨Jasmy(JMY)を取り扱う上で知っておきたい特徴を、以下の4つのポイントにまとめました。

  1. 「データの民主化」を目指しジャスミー株式会社が運営
  2. IoT事業を牽引し続けてきた運営陣
  3. KYCのモノ版“KYM”を構築
  4. Jasmy(JMY)はイーサリアムを用いたカスタムトークン

それでは解説していきます。

①「データの民主化」を目指しジャスミー株式会社が運営

Jasmy Platform PRV

ジャスミー株式会社(東京都港区)は、IoT向けプラットフォーム及びソリューションの開発と提供を行う会社です。

ジャスミーが目指す未来は「データの民主化」で、仮想通貨Jasmy(JMY)もそのプロジェクトの一貫で発行されています。

スマホがあれば外出先からお風呂を沸かしたり、エアコンや照明のコントロールができたりする時代になりました。これらはIoT(Internet of Things)技術を活用したもので、「モノのインターネット」とも呼ばれています。

日常生活が便利になる反面、「私たちの日常生活が企業に漏れている」という脅威や不安感が拭えない方も多いのではないでしょうか。

その弱点に解決策を導き出したのがジャスミー株式会社です。ジャスミー株式会社では、IoTの便利さを日常生活に取り入れつつ、データを企業等の第三者へ渡さずに安全・安心な暮らしを提供することを目的として設立されました。IoT技術にブロックチェーン技術を掛け合わせたプラットフォームやソリューションの開発を行っています。

日経BP主催「デジタルイノベーション2021」へのコンテンツ出展や講演なども行われており、ジャスミーが日常生活に溶け込む様子を動画で見ることができます。

日経BP社主催「デジタルイノベーション2021」出展コンテンツ>

日経BP「デジタルイノベーション2021」バーチャル展示>

②IoT事業を牽引し続けてきた運営陣

ジャスミー株式会社の代表取締役は、ソニー生命保険株式会社名誉会長、公立大学法人長野県立大学理事長でもある安藤国威氏です。

安藤国威氏の経歴

  • ソニー株式会社代表取締役社長兼COO
  • ソニー・エンジニアリング・アンド・マニュファクチャリング・オブ・アメリカ社長兼COO(米)
  • ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社代表取締役会長兼ソニー生命保険株式会社取締役会長
  • 経済産業省「フロンティア人材研究会」座長
  • 【現在】ジャスミー株式会社代表取締役
  • 【現在】現在ソニー生命保険株式会社名誉会長
  • 【現在】一般社団法人JapanInnovation Network理事
  • 【現在】公立大学法人長野県立大学理事長

また、代表取締役社長の佐藤一雅氏はソニースタイルドットコム株式会社代表取締役社長、ソニーマーケティング株式会社執行役員兼ソニースタイルカンパニープレジデント、ソニースタイル・ジャパン株式会社代表取締役社長兼ソニーマーケティング株式会社執行役員、ソニー株式会社クリエイティブセンター長、株式会BJIT代表取締役社長などを歴任し、2018年11月よりジャスミー株式会社の代表取締役社長に就任しました。

ソニースタイル・ジャパン株式会社とは個人向けソニー製品の発売・卸売・マーケティング業務のためにソニー株式会社から分社化された企業で、ソニーマーケティング株式会社と合併。現在はソニーマーケティング株式会社となっており、佐藤一雅氏は変遷の時代で代表を務めていた人物です。

ジャスミー株式会社がソニーの元社長が創業者であることから、知名度を利用した何者かによる詐欺行為も一時期噂になっていました。こちらは後ほど解説します。

仮想通貨は6,000種類以上あると言われ、様々な憶測が飛び交う業界ですが、日本のIoT事業を牽引し続けてきた人物が経営陣にいることは、取引する際の大きな安心材料となりますね。

③KYCのモノ版“KYM”を構築

KYC(Know Your Customer)とは金融機関で口座を開設する際に実施される本人確認を指します。

ジャスミー株式会社では、KYCのモノ版“KYM(Know Your Machine)”を構築し、ソリューションのセキュリティレベルを上げています。それに加え、ブロックチェーン独自の自動契約システム「スマートコントラクト」を活用し、徹底的に不正アクセス排除に努めています。

Jasmy(JMY)のブロックチェーンについて重要なポイントは、P2Pネットワークであること。これはジャスミー株式会社が目指す「データの民主化」に欠かせない要素で、個人のデータを企業のサーバーを介すことなくIoT機器同士でやりとりすることができます。ちなみに、ジャスミー株式会社では個人のデータを「プラチナデータ」と呼んでいます。

KYMとスマートコントラクト技術によって、外部に「○○さんの行動データですよ」と漏れたり不正アクセスされることなく、安心してIoTの便利な生活を送ることが可能となります。

④Jasmy(JMY)はイーサリアムを用いたカスタムトークン

Jasmy(JMY)はイーサリアムのブロックチェーンプラットホームを用いたカスタムトークンで、ERC20に準拠しています。

ですので、これまでイーサリアム系トークンを保有できるウォレット(MyEtherWalletやMetamask)を利用している投資家は、Jasmy(JMY)のためにウォレットを準備する必要がなく、1つのウォレットが管理できるというメリットがあります。

イーサリアム系トークンは「Etherscan」で確認できます。

仮想通貨Jasmy(JMY)のスタートから国内上場まで

仮想通貨Jasmy公式サイトの画像

仮想通貨Jasmy(JMY)のプロジェクトスタートから国内上場までの経緯を見ていきましょう。

Jasmy(JMY)はまだ発行されて間もない仮想通貨で、市場ランキングも213位(2021年11月4日)とまずまずですが、国内での注目度は非常に高まっています。日本だけでなく世界中の取引所で続々と上場を果たしており、今後どう動くのか非常に楽しみな通貨ですね。

どのように資金を集めたのか、誰に配布したのかという点も解説していきます。

仮想通貨Jasmy(JMY)の誕生

ジャパンブロックチェーンカンファレンス公式サイトの画像

ジャスミー株式会社は、2017年頃からプロジェクトがスタートし、2019年1月30日より第一次正会員の募集を始めました。それと同時に、パシフィコ横浜で行われたアジア最大のブロックチェーンカンファレンス「Japan Blockchain Conference(経済産業省・外務省・横浜市経済局後援)」にて、IoTモジュールやIoTプラットフォームの展示も実施されました。

ジャパンブロックチェーンカンファレンス|Japan Blockchain Conference>

新しい事業をローンチする時、課題となるのが認知度をどのように上げていくかという点です。

ジャスミーの、ブロックチェーンを活用したIoTソリューションと、ブロックチェーンを活用したトークン流通は相性が非常に良く、認知度を高めていくのに最適だったという判断で発行がなされました。

後ほど詳しく解説しますが、ジャスミーのIoT技術を活用したサービスで「データを渡しても良いよ」という方に対して、その対価として付与するポイントを仮想通貨Jasmy(JMY)に還元できるといった構想も進んでいます。

資金集めに関しては、トークンセール(ICO/Initial Coin Offering)ではなく、資金提供してくれる事業者へ代物弁済契約(代わりの物で借金を消滅する契約)の債権譲渡(ジャスミー株式会社の代わりに事業者が債権回収できる)という形がとられました。

2021年1月10日シンガポールの取引所で初上場

仮想通貨Jasmyのチャート画像

仮想通貨Jasmy(JMY)は2021年1月10日にシンガポールを拠点とした取引所MEXC(MXC)で初上場を果たします。上場前にはエアドロップも実施され、国内の大型プロジェクトがいよいよ開始されるという期待感から、同年2月16日は最高値416円を記録しました。

2021年10月26日国内取引所へ上場

仮想通貨Jasmyのチャート画像

2018年1月に国内取引所「Coincheck」がハッキングされ約580億円ものネム(NEM/XEM)が流出した件を受け、金融庁での審査が非常に厳しくなったことから、国内上場を果たすまでは時間を要しました。上場後の高騰も落ち着き、価格はしばらく横ばいを継続します。

2021年10月26日、ついに国内の取引所「BITPoint」に上場を果たしました。期待感から需要が高まり、11月に入ると約4.6倍に急騰。注目度が高まり、このまま上昇して欲しいという強い期待が現れています。

仮想通貨Jasmy(JMY)の無償配布キャンペーン

国内初上場を受け、取引所「BITPoint」を運営する株式会社ビットポイントでは、仮想通貨Jasmy(JMY)の無償配布キャンペーンを実施しています。

  • 「BITPoint」口座開設・ログインで500円相当のJasmy(JMY)をプレゼント
  • 1万円以上の現金入金で2,000円相当のJasmy(JMY)をプレゼント

Jasmy(JMY)は今後もこのような無償配布キャンペーンを展開すると発表しています。最新情報についてはジャスミー株式会社のホームページでチェックしてください。

ジャスミー株式会社>

仮想通貨Jasmy(JMY)が詐欺コインと言われた理由

Jasmyが詐欺コインだという噂を聞いて驚く人の様子

仮想通貨Jasmy(JMY)は、過去に詐欺だという噂が流れました。これは、ジャスミー株式会社代表取締役の知名度を利用した仮想通貨の横流しが要因とされています。

Jasmy(JMY)は一般公開する前、縁のある資金提供者のみに配布されており、一部の人間が許可なくJasmy(JMY)を販売していたものと見られています。

すでに金融庁の厳しい審査を通過し国内上場していることや、一般流通していることから、現時点では詐欺コインだと過剰に心配する必要はないかと思われます。

仮想通貨Jasmy(JMY)の将来性

仮想通貨Jasmyの将来性を問うイメージ画像

仮想通貨Jasmy(JMY)の今後については、ジャスミー株式会社の事業発展と、投資家の期待感がカギとなるでしょう。仮想通貨Jasmy(JMY)の将来性や、今後の見通しについて見ていきます。

家電を使えば仮想通貨がもらえる未来

ジャスミー株式会社は、日常生活を豊かにするIoTの未来を創造しています。

ジャスミーでは、そもそも私たちの一人ひとりの日常生活データには高い価値があると提唱しています。それにも関わらず、IoT家電で得られたデータの所有権は、利用者本人ではなくサービスを提供する企業にあるとのことです。

ジャスミーは、IoTを活用しつつもデータの所有権を本人に戻すとともに、そのデータを企業側へ販売する権利を付与するそうです。

例えば、

「今日は○時に起きた」
「今日は○○町を○km走った」

このようなデータを、個人が一切特定できないようにした上で提供でき、その対価としてポイントが付与され、ポイントを仮想通貨Jasmy(JMY)に還元できる、といった未来の実現に向けてプロジェクトが進行しています。

「伸びしろ大」と期待する投資家が多い

仮想通貨Jasmy(JMY)に対し「伸びしろ大」と評価する投資家が多く、また、「今後も同じような無償配布キャンペーンを予定している」との発表を受けて、最大手国内取引所への上場に期待感も高まっています。

本件は無償配布の第一弾イベントとして実施させて頂きますが、今後も当社事業にご協力頂ける方々に対して、実証実験への参加等の各フェーズにおいて、同様のキャンペーンを展開していく事を予定しています。実施に向けての詳細は別途ご案内させて頂きます。

トークンの無償配布について|ジャスミー株式会社

投資家間での期待が高まれば、その輪が広がって需要も高まります。

Jasmy(JMY)の盛り上がりはTwitterやDiscordなどで追えますので、定期的にチェックしておきたいですね。

【まとめ】仮想通貨Jasmy(JMY)の今後に注目

仮想通貨Jasmy(JMY)の特徴やこれまでの動き、将来性についてご紹介しました。

期待感と不安感から乱高下を見せているのでドキドキする局面もありますが、IoTは今後伸びていく事業ですので、中長期での保有もおすすめと言えるでしょう。

なにより事業内容が大変ユニークで面白いため、仮想通貨の値動きとともに、事業展開にも期待したいところです。

執筆者 西村大樹