匿名性がどれだけ保たれているのか?今後匿名性のコインが大きく伸びると予想

ジーキャッシュとは


仮想通貨の技術の中で重要なのが、「匿名性」です。仮想通貨は送金などが便利なものとなっており、海外送金をする際も送金手数料が低いため、グローバルな存在として知られています。

ビットコインなどの主流の仮想通貨は送金情報が公開されており、どのアドレスにどのアドレスがいくら送金を行っているのかという情報が世界中に開示されているため、誰でもその情報を知ることができます。

このアドレスを調べて個人情報と紐づいてしまうと、個人情報が流出してしまい。どの程度仮想通貨を運用しているのかなどがバレてしまいます。

仮想通貨をビジネスシーンで利用する人も多くなってきているため、取引の中身がバレてしまうことはリスクが高いです。

そんな匿名性を高めて安全性を高めている仮想通貨がジーキャッシュです。

ジーキャッシュは「シールドトランザクション」と「ゼロ知識証明」というシステムを活用することでネットワーク参加者のプライバシーを保護しています。

「シールドトランザクション」とは、シールドアドレスという特殊なアドレス利用したトランザクションのことを指しています。

これによって第三者にはトランザクションの内容を隠して取引を行うことができます。

「ゼロ知識証明」とは、暗号学のゼロ知識証明の理論を元に、事象の事実を内容を伝えないで知識がなくても証明できるという手法です。

この手法によって誰が誰にいくら送金したのかを第三者に公開せずにトランザクションを正当化することができます。

ゼロ知識証明は他の仮想通貨でも利用され始めている仕組みでもあります。今後も仮想通貨の仕組みとして様々な場面で利用され始めるかと思います。

ジーキャッシュのアップグレード

そんなジーキャッシュが10月29日にアップグレードが行われるとされています。上記でも説明したシールドトランザクションは複雑なシステムでもあることから計算が非常に重く、導入される数も多くはありませんでした。

そのため、ジーキャッシュの取り扱いをしている仮想通貨取引所はそこまで多くはありません。

しかし、今回のアップグレードでその状況が一変すると言われています。今回のアップグレードでは、メモリ量が100分の1以下に軽減することができるようになり、6分の1以下の時間でシールドトランザクション処理が可能となるとされています。

今回のアップグレードにてシールドトランザクションの有用性がかなり高まるため、ジーキャッシュの価値も高まってくることでしょう。

また、全体的に軽量化されることもあって、全体的に扱いにくいと言われていたジーキャッシュの汎用性が高まります。

今後はジーキャッシュの信頼性や脆弱性を実証していく実験なども行っていくとされており、ジーキャッシュのシステムの精度を高めていくとしています。

ジーキャッシュのアップグレードが最終段階まで行くと、とても精度が高くセキュリティも安全な仮想通貨が出来上がるとされています。

そのため、ジーキャッシュの今後の動向には世界的にも注目が集まっています。アップグレードのニュースが発表された場合は価格が変動する可能性もあるため、確認することをオススメします。

ジーキャッシュの完成までは長い


ジーキャッシュに関してはアップグレードが今回のみならず今後も続いていくことでしょう。そのため、今現在はまだまだ不完全な状態と言えるでしょう。

しかし、ジーキャッシュはこれから先かなり有力な仮想通貨です。仮想通貨の欠点とも言える匿名性に関して、改善できる技術が搭載されている仮想通貨です。

これからのジーキャッシュの動きに期待している人も多いです。ジーキャッシュは海外の仮想通貨取引所で取り扱いをしているため、購入したい人は海外の仮想通貨取引所を覗いてみるとよいでしょう。

執筆者 西村大樹

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする