仮想通貨はブロックチェーンやダップスなど様々分野にわかれていっています。
仮想通貨のコインには価値がないと考える人も多いですが、仮想通貨に付随するものには価値があると言われています。
仮想通貨を長くしている人でも仮想通貨のマークル木というワードは聞いた事がない人が多いと思います。
マークル木は抽象的な概念で理解が難しいので今から初心者でも理解しやすいように仮想通貨のマークル木について言及していきます。
仮想通貨のマークル木はブロックチェーンを理解した人でも難しいです。
つまり、仮想通貨のマークル木は理解する事が難しく離脱する人が多いと言われています。
ブロックチェーンは各ブロックが鎖の様に組み合わさって一つの線をつなげてデータを連続的に保管する台帳技術です。
トランザクション(取引)データが格納されているので、改ざんがされにくいと言われ、多くの企業で医療や運送のデータ管理に組み込まれています。
今後は銀行などにもブロックチェーンを組み込んでいくとも言われています。
ブロックチェーン技術は、セキュリティ性も高く使用される用途は高いと考えられています。
マークル木(マークルツリー)とは?
マークル木(マークルツリー)は、簡潔にいったらデータを要約・検証する事が出来る技術です。
仮想通貨というと、最近のイメージがありますが、マークル木(マークルツリー)は公開鍵暗号の開発者の一人であるラルフ・マークルによって1979年に発明されている事から古い技術の一つといえます。
計算方法は、ハッシュ関数が利用されていることから、ハッシュ木とも呼ばれています。
ハッシュ関数は高校生でも勉強する事が出来るので、少し勉強したら誰でも理解する事が出来ます。
マークルツリーの計算方法としてはAとBという2つのデータがあるとします。
Aのハッシュ、Bのハッシュをそれぞれ計算し、それぞれのAのハッシュ、Bのハッシュの合計した値のハッシュをとったものがトップハッシュと言われています。
上記の事だけを見ても、結局何が言いたかったのかわからないという人が多いと思いますが、簡単にいうと風船を3つ5年間保管しとくようにお願いされたら中の空気を抜いた状態で棚にしまっておくと思います。
空気を抜くことで風船に大きなダメージを与える事なく保存する事が出来るだけでなく、紛失の恐れもありません。
しかし、マークル木を使用すると空気を抜いていない状態で風船を束にまとめるイメージです。
したがって、マークル木を使うと複数のデータを一つのデータに組み合わせる事が可能になります。
したがって、多くの処理しきれないデータでもマークル木使うだけで多くのデータを一つのハッシュ値に要約することができ簡単に管理する事が可能という事です。
ハッシュ関数を勉強した人は理解していると思いますが、どんなに大きなデータを関数に通しても、出力されるデータは常に一定の大きさという法則があるので膨大なデータを1つのデータにまとめる事が可能なのです。
仮想通貨が有名になると同時にブロックチェーンというものも同時に有名になりました。
しかしブロックチェーンの元々の考え方はマークル木であり、大切な一つの要素なのです。
マークル木はビットコインと融合した場合、フルノード、軽量(SPV)ノードなどといわれています。
フルノードは、取引データの保管に優れています。フルノードになる為にはより多くのデータを必要になるので如何にノードを集めるかが重要になります。
軽量(SPV)ノードはブロックヘッダの情報に優れており、取引の検証をするノードが少ない場合に多く使用される事があります。
ブロックチェーンとよく耳にしますが、ブロックチェーンはいきなり出てきたものでなく、マークル木などの技術が組み合わさって作成されたものになります。
執筆者 西村大樹