仮想通貨Polygon(MATIC)の将来性は?購入方法・ブリッジ方法など解説

Polygon(MATIC)の将来性のイメージ画像

「Polygon(MATIC)ってどんな仮想通貨?」

「Polygon(MATIC)の将来性は?」

「まだ上昇する可能性はありそう?」

ガチホ勢も多い仮想通貨Polygon(MATIC)は、イーサリアムチェーンのチームとして開発されましたが、現在は独自のブランディングを目指すイーサリアムキラーとして認識されています。

今回は、Polygon(MATIC)の特徴や今後の動向、購入方法、ブリッジ方法について将来性も交えながら解説していきます。

ぜひ参考にご覧ください。

「仮想通貨イーサリアム(ETH)は今から買っても遅い?」 「このまま保有しておくべき?買い時や売り時は?」 このような悩みを解決すべく、...
「仮想通貨のガチホって具体的にどうするの?」 「仮想通貨のガチホって儲かるの?メリットは?」 Twitterなどでよく目にする「ガチホ」...

Polygon(MATIC)とは?

仮想通貨Polygon(MATIC)のイメージ画像

Polygonは、MATIC Networkを継承した新プロジェクトで、トークンは以前のままMATICとなっています。

Polygon(MATIC)の前身であるMATICがローンチされたのは2017年10月で、イーサリアムエコシステムのチームとしてSandep Nailwal氏とAnurag Arjun氏により設立されました。

もともとMATICは、イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題を解決するために作られたブロックチェーンプロジェクトで、イーサリアムチェーンのエコシステムを支えるというコンセプトでした。これをセカンドレイヤー・ソリューションと呼びます。

Polygon(MATIC)が活用されている分野

Polygon(MATIC)へ移行後、現在は多くのプロジェクトに参画しており、DeFi分野やNFT分野、DApps分野で利用されています。日本でも馴染み深いマイクリプトヒーローズでもPolygon(MATIC)が活用されているのです。

▼ブロックチェーンゲームについてはこちらも参考にしてみてください。

仮想通貨の基盤術であるブロックチェーン。この技術を利用したゲームがブロックチェーンゲームと呼ばれるものです。取得したアイテムやキャラクターが...

特にNFT分野においては昨今日本国内でも徐々に盛り上がりを見せており、Polygon(MATIC)の需要はますます高くなると予想されています。

注目したいポイントは、21年秋頃から独自のアプリケーション数が急増しており、価格も上昇を継続しているところです。イーサリアムチェーンからの独立が強まりつつあると見て取れますね。

MATICからPolygonで変わったこと

MATICからPolygonで変わったことは、イーサリアムエコシステムだけでない「Polygon」としてのブランディングを図る点にコンセプトが変わったことです。

リブランディングを目指し、DAppsやNFT分野で様々なプロジェクトが拡大しています。

Polygon(MATIC)の特徴

Polygon(MATIC)の特徴のイメージ画像

Polygon(MATIC)の特徴は大きく分けて4つあります。

イーサリアムチェーンのセカンドレイヤー・ソリューションという特性は、イーサリアムエコシステムを支えるだけでなく、支払いやDApps分野・NFT分野の発展、長期的に利益を上げる仕組みにも役立てられています。

特徴①イーサリアムブロックチェーンと互換性がある

Polygon(MATIC)はイーサリアムチェーンと互換性があります。

つまり、Polygonチェーン上でもイーサリアム(ETH)を扱うことができますし、その逆もできるというわけです。

特徴②手数料(ガス代)が安い

仮想通貨で何らかの取引をする際、取引をブロックに書き込む承認をしてくれる人に対して手数料を支払います。これをガス代と言います。

ガス代はファストパスのようなもので、多く支払えば支払うほど優先的に手続きが進みます。逆に、あまりに少ないガス代であれば取引が不履行になるケースもあるのです。

取引したい人が溢れて処理できる量が追いつかない現象を「スケーラビリティ問題」と言うのですが、イーサリアム(ETH)では早く処理して欲しい人同士の競り合いでガス代が高騰してしまっており、イーサリアムチェーンが解決すべき課題の一つになっています。

Polygon(MATIC)はイーサリアムチェーンのスケーラビリティ問題を解決する役割を担っておりますので、ガス代を安くする仕組みが構築されています。

イーサリアム(ETH)とPolygon(MATIC)のガス代比較

イーサリアム(ETH)で取引する際に設定されているガス代およそ0.012ETH(6,400円程度)に対し、Polygon(MATIC)はおよそ0.057MATIC(12円程度)と、非常に低くなっています。 ※2021/12/01時点

特徴③処理速度がスピーディ

Polygon(MATIC)ではスケーラビリティ問題を解決するために、サイドチェーン技術が用いられています。サイドチェーンとはメインのブロックチェーンとは別に用意されたチェーンのことです。

これにより、Polygon(MATIC)では処理速度が大幅にアップし、さばける量もアップしました。 ガス代が安くなるのも、サイドチェーン技術によるものです。ガス代をたくさん出さなくても取引がスムーズに行くため、高く支払う必要がないのです。

特徴④ステーキングで利益が出る

Polygon(MATIC)のコンセンサスアルゴリズム(ブロック追加の合意方法)はPoSが採用されています。

PoS(Proof of Stake)とは通貨保有量に応じて利息が支払われるアルゴリズムの種類で、「ステーキングする」といった表現が使われます。銀行に預金すると利息がもらえるのと同じ考えですね。

ステーキングするにはステーキングに対応した取引所やウォレットに預ける・紐づける必要があるので注意しましょう。

▼ステーキングに関してはこちらの記事も参考にご覧ください。 

「仮想通貨のステーキングって何?」 「ステーキングにはどんなメリットがあるの?」 この記事ではステーキングの特徴やメリット・デメリット、...

Polygon(MATIC)の現在の推移価格

 

ご覧いただくとわかる通り、Polygon(MATIC)は2021年2月から急騰し、5月の中旬に頭打ち、以降は上下しながら上昇トレンドに入っています。

まもなくトレンドの転換期に入ると予測できますが、いわゆるイーサリアムキラーとしてライバル関係にあるカルダノ(ADA)が上昇維持できなかったのに対し、Polygon(MATIC)はキープし続けていることから期待が持てます。

Polygon(MATIC)の今後と動向

Polygon(MATIC)今後の動向のイメージ画像

Polygon(MATIC)の最大供給量は1,000,000,000,000MATICで、現在70%まで供給されています(2021/12/01時点)。2022年12月までにすべてのトークンがリリースされる予定です。

Polygon(MATIC)は、今後もDeFi分野・NFT分野での活躍が見込まれており、NFTマーケットで最も有名な「OpenSea」でもPolygon(MATIC)が対応していることから、さらなる発展が予想されます。

市場ランキングで上位をキープし続けられているのもアプリケーションのリリースが急増している点が理由として挙がっており、DeFi分野・NFT分野が盛り上がるにつれて数年単位での長期上昇が見込めるのではないでしょうか。

Polygon(MATIC)の購入方法

Polygon(MATIC)購入方法のイメージ画像

Polygon(MATIC)はまだ国内の仮想通貨取引所で取り扱いしていません。

仮想通貨を始めて間もない方は、購入に失敗するリスクが少ない海外での取引所で購入するのが良いでしょう。

Polygon(MATIC)を購入できる取引所の例

  • Binance
  • BiONE
  • ZebPay
  • Coinbase
  • UniSwap
  • Hotbit

はじめて海外の取引所を利用される場合は、世界最大級で日本語対応しているBinanceをオススメします。

購入方法ですが、まずは国内の取引所で日本円を入金し仮想通貨を購入します。購入する仮想通貨は、どの取引所でも取り扱いのあるビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のほか、米ドルに連動しているテザー(USDT)なら値動きの乱高下がなく安心です。

仮想通貨を購入したあとは、海外の取引所へ送金して準備完了です。マーケットより該当の通貨ペアを選んで購入します。

イーサリアム(ETH)からPolygon(MATIC)へブリッジする方法

Polygon(MATIC)ネットワークのサイト画像

イーサリアムチェーンと互換性がある特徴を活かして、イーサリアム(ETH)からPolygon(MATIC)にMetaMaskを使ってブリッジする方法もご紹介します。要は、イーサリアム(ETH)をPolygon(MATIC)に変換するということです。

交換時にガス代が発生しますので、多めに入金しておきましょう。

ブリッジの流れ

  1. MetaMaskのネットワークにPolygon(MATIC)を追加
  2. Matic Web Wallet v2にアクセスしてウォレットと連結
  3. イーサ系通貨と交換(ブリッジ)する

metamaskのネットワーク追加画面

MetaMaskのネットワークに追加するPolygon(MATIC)の情報は以下の通りです。

ネットワーク名 Matic Mainnet
RPC URL https://rpc-mainnet.matic.network
チェーンID 137
通貨シンボル MATIC
ブロックエクスプローラーURL https://explorer.matic.network/

Polygon(MATIC)への接続が完了したあとは、下記のURLからMatic Web Wallet v2にアクセスし、ウォレットと連結してください。

Matic Web Wallet v2にアクセス>

metamaskにPolygon(MATIC)ネットワークを追加した画像

連結が完了したあとは「Polygon Bridge」へ進みます。

Polygon(MATIC)へブリッジする画面

Depositタブから通貨と数量を指定し、Transferを押します。

手数料や注意事項を確認し、Continueを押すと取引が開始されます。完了するまでしばらくかかります。

取引所「bitcastle」は取引手数料が安くてオススメ

仮想通貨の取引にオススメなのが、主要な通貨ペアの取引手数料が0%の「bitcastle(ビットキャッスル)」です。バイナリーオプションにも対応しているので、短期取引を楽しみたい方にもピッタリな上、大半の通貨をオフラインのコールドウォレットで保管しているのでセキュリティ面でも安心できます。

最大ペイアウト率も2.0倍と利益が出やすく、今なら最大50$の仮想通貨がプレゼントされます。今後も新しい仮想通貨が上場予定ですので、Polygon(MATIC)も十分チャンスがあります。ぜひ今のうちに登録してみてください。

【まとめ】Polygon(MATIC)の将来性に期待感

イーサリアムチェーンからの独立が色濃くなり、イーサリアムキラーとしての活躍が期待されているPolygon(MATIC)。

仮想通貨やブロックチェーンが私たちの生活に馴染みあるものに発展を遂げていくのに比例して、Polygon(MATIC)も価値を高めていくでしょう。

なお、Polygon(MATIC)を購入する際に使用する取引所等のサービスは、日本の金融庁で認可が降りていません。リスクも考慮した上、余剰金の範囲内で取引を楽しみましょう。

執筆者 西村大樹