仮想通貨eCash(XEC) の将来性は?特徴や稼ぎ方も解説

「仮想通貨eCash(XEC)の将来性は?」
「仮想通貨eCash(XEC)の特徴や運用方法は?」

eCash(XEC)はビットコイン(BTC)から生まれた仮想通貨です。数ある仮想通貨プロジェクトの中で時価総額ランキング100位以内をキープし、一定数の需要を確率しています。

今回は、eCash(XEC)の特徴や価格推移、今後の動向、購入方法などを、将来性を踏まえつつ解説していきます。

eCash(XEC)の購入を検討している人は、ぜひ参考にご一読ください。

この記事では仮想通貨の10年後について予想しています。10年後の価値や需要、暴落する場合の要因だけでなく、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の10年後についても解説。仮想通貨の購入を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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仮想通貨eCash(XEC)とは

仮想通貨eCash(XEC)とは何かのイメージ画像

eCash(XEC)とは、ビットコイン(BTC)のハードフォークによって生まれた仮想通貨プロジェクトです。

ハードフォークとは改善を目的として新しいネットワークに移行するアップデートのことで、ビットコイン(BTC)では長らく問題とされていたスケーラビリティを解決するため、2017年8月1日にハードフォークが実施されました。

スケーラビリティ問題とは、端的に言うと送金遅延のことです。ビットコイン(BTC)はすでに決済手段としても広く活用されているため、送金遅延は避けるべき事象だと言えるでしょう。

ハードフォークによってビットコイン(BTC)から新しく生まれたのがビットコインキャッシュ(BCH)で、ビットコインキャッシュ(BCH)はさらにビットコインキャッシュABC(BCHABC)とビットコインキャッシュノード(BCHN)に分裂し、のちにビットコインキャッシュノード(BCHN)はビットコインキャッシュ(BCH)に、ビットコインキャッシュABC(BCHABC)はeCash(XEC)にリブランディングされて売買や取引が実施されています。

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▼ハードフォークやスケーラビリティの詳しい内容は用語集をご参照ください。

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仮想通貨eCash(XEC)の特徴

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eCash(XEC)の大きな特徴としては、「スケーラビリティ問題の解決」「ステーキング報酬が得られる」「オリジナルトークンが作成できる」という3点です。

また、価格が上昇した際に恩恵を受けやすいよう小数点以下を8桁に設定しているのも特徴の1つです。

それでは詳しく解説していきます。

特徴①アバランチ・コンセンサスでスケーラビリティ問題を解決

アバランチ・コンセンサスとは、仮想通貨プロジェクトAvalanche(AVAX)で開発されたコンセンサスアルゴリズムです。

アバランチ・コンセンサスは最大4,500tps(Transactions Per Second/1秒間あたりの取引数)という脅威の処理スピードを叩き出すアルゴリズムで、これは、ビットコイン(BTC)の7tps、イーサリアム(ETH)の14tps、VISAの1,700tpsと比較し、驚くべきスピードだということがわかります。

アバランチ・コンセンサスによって、eCash(XEC)ではハードフォークの起因となったスケーラビリティ問題が解消しただけでなく、セキュリティの強度があがり、ハードフォークせずともアップデートできる特性を持つこととなりました。

▼Avalanche(AVAX)については下記の記事を参考にご覧ください。

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特徴②ステーキング報酬が得られる

アバランチ・コンセンサスでは独自のコンセンサスアルゴリズムの他にPoS(Proof of Stake)が採用されており、eCash(XEC)でも継承しています。

PoSとは通貨を保有することに重きをおくアルゴリズムで、大きな特徴としてはステーキング報酬が得られる点です。ステーキングに対応しているイーサリアム系列のウォレットや取引所でeCash(XEC)を保有すれば、保有量に応じた利息が受け取れるといった仕組みになっています。

銀行の預金に比べて金利が非常に高く、取引のためにチャートを分析する必要がないことから、投資知識が浅い状態でも始められるのではないでしょうか。

▼仮想通貨のステーキングについては下記の記事を参考にご覧ください。

近頃仮想通貨取引ついて調べるとよく目にするのがステーキング。調べてみるとアルファベットが並んでいたり、専門用語が多かったりでなんだか難しい作...

ステーキングに興味があれば、eCash(XEC)と同じくイーサリアムブロックチェーンと互換性のある仮想通貨COSMOS(ATOM)もオススメです。

▼COSMOS(ATOM)については下記の記事を参考にご覧ください。

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特徴③トークンが作れる機能「eToken」

eCash(XEC)では、「eToken」という機能を使ってeCash(XEC)ベースのオリジナルトークン(仮想通貨)を作ることができます。

トークンの名前やアイコンはもちろん、通貨の小数点以下の桁数や供給量なども設定できる上、トークン作成にかかる費用が安いという強みも兼ね備えています。

特徴④小数点以下8桁まで設定

eCash(XEC)の価格は、小数点より下の値を8桁まで設定しています。

「なかなか価値が上がらないのでは?」と懸念されますが、実はその逆で、単価を細かく設定しておいた方が、価格が上昇した際の恩恵を受けやすいという特性を持ちます。

ちなみに、ハードフォーク元であるビットコイン(BTC)の最小単位は1satoshi=0.00000001BTCで、eCash(XEC)の最小単位と同じ8桁となっています。

また、イーサリアム(ETH)の最小単位は0.000000000000000001ETHで、なんと18桁に設定されています。

こういった低位株はペニーストックと言われ、個人トレーダーの間で好まれる傾向にあります。しかし、イーサリアム(ETH)のように18桁まで小数点を下げることには賛否の声があがっており、eCash(XEC)の8桁は妥当なラインだと言えるでしょう。

eCash(XEC)の現在の推移価格

 

eCash(XEC)の前身あるビットコインキャッシュABC(BCHABC)の最大供給量はビットコイン(BTC)と同じ2,100万枚でしたが、eCash(XEC)は21兆枚と大幅に増加しました。

現在の価格は1XEC=0.01388円で、時価総額は約2,630億円、最高値は2021年9月5日の1XEC=0.03966円となっています(2021年12月7日時点)。

下降トレンドに入っていますが、これは仮想通貨全体の流れです。今後、上昇に転じるタイミングを狙って底値で掴みたいところです。

仮想通貨eCash(XEC)の今後と動向

仮想通貨eCash(XEC)今後と動向のイメージ画像

eCash(XEC)は2021年7月1日に生まれ変わったばかりの新しい仮想通貨ですので、認知度が低く、これから価値を高めていく可能性は十分あると言えるでしょう。

決済手段としても抜群のスペックを保有するeCash(XEC)ですので、ビットコイン(BTC)に追従する形で価値をあげていくのではないかと見込まれます。

2021年末はハードフォーク元であるビットコイン(BTC)をはじめ、多くの主要仮想通貨が暴落している状況ですが、今後、仮想通貨全体で上昇に転じた際、うまく流れに乗れるかどうかがカギとなりそうです。

仮想通貨eCash(XEC)の購入方法

仮想通貨eCash(XEC)購入方法のイメージ画像

eCash(XEC)はまだ日本の仮想通貨取引所で取り扱いがなく、購入や取引はeCash(XEC)を取り扱っている海外の仮想通貨取引所のみで可能です。

eCash(XEC)を購入できる取引所

  • Binance
  • Huobi Global
  • OKEx
  • Mandala Exchange
  • Upbit

eCash(XEC)購入のために新たな入金を希望する場合は、まず国内の取引所で主要仮想通貨を購入し、仮想通貨を上記の取引所に送金して購入する流れとなります。

「上場=需要の高まり」と解釈できるため、国内取引所や世界規模の取引所に上場したタイミングで価格上昇が見られると予想できるでしょう。ハードフォークの片割れであるビットコインキャッシュ(BCH)が国内取引所で複数上場していることから、eCash(XEC)の上場も期待したいところです。

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eCash(XEC)の取り扱いは現在ありませんが、今後上場する可能性もゼロではありませんので、ぜひ今のうちに登録しておくことをオススメします。

【まとめ】仮想通貨eCash(XEC)の将来性に期待

仮想通貨eCash(XEC)は、ハードフォークからのリブランディングでビットコイン(BTC)から独立を目指すプロジェクトです。新しいブランド力をつけていくというだけあり、ハードフォーク元であるビットコイン(BTC)に追いつこうという強さも感じます。

今後、決済手段や資産運用などでの価値が認められると、ますます価値を高めていけるのではないでしょうか。そういった意味でも、eCash(XEC)は中長期で保有するのに向いている通貨とも言えます。

なお、海外の取引所は金融庁での登録がなく、すべて自己責任の元で実施しなければなりません。リスクも踏まえた上で、慎重に投資するようにしてください。

執筆者 西村大樹