仮想通貨Klaytn(KLAY)の将来性は?特徴や今後の動向を解説

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「Klaytn(KLAY)ってどんな仮想通貨なの?」

「Klaytn(KLAY)の将来性は期待できる?」

今回は、仮想通貨Klaytn(KLAY)の将来性に焦点を絞り、特徴や価格推移、今度の動向について解説していきます。

Twitterなどでも時折見ることのある仮想通貨Klaytn(KLAY)は、日本国内で取引するトレーダーはまだ少ないものの、IT業界やエンタープライズ業界の仮想通貨を好んでいる一部のトレーダーに大変人気があります。

Klaytn(KLAY)に興味がある方は、ぜひご一読ください。

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Klaytn(KLAY)とは

Klaytn(KLAY)とはのイメージ画像

トークン Klaytn(KLAY/クレイトン)
ホワイトペーパー https://www.klaytn.com/Klaytn_PositionPaper_V2.1.0.pdf
発行上限枚数 上限なし
メインネット 2019年6月27日
処理速度 4,000TPS〜
コンセンサスアルゴリズム PoS等
開発元 Ground X
開発者 Jaesun Han
発祥国 韓国
公式サイト https://www.klaytn.com/
公式Twitter https://twitter.com/klaytn_official

Klaytn(KLAY)は、韓国大手IT企業の株式会社カカオ(韓: 주식회사 카카오、英: Kakao Corp.)の子会社Ground Xが開発する仮想通貨プロジェクトです。

カカオといえば、韓国シェアNo.1を誇るモバイルメッセンジャーアプリ「カカオトーク」を運営している企業です。カカオユーザーへの貢献とカカオ経済圏の発展を目的とし、環境に優しい取り組みにも力を入れています。

日本国内でも、カカオトークと同じくメッセンジャーアプリの「LINE」を提供するLINE株式会社が仮想通貨プロジェクトに乗り出し、仮想通貨取引所「BITMAX」の運営や独自トークンのリンク(LINK/LN)の発行などを行なっています。リンク(LINK/LN)は20,000円以上の価値で取引され、IT業界・エンタープライズ業界での仮想通貨プロジェクトに将来性を感じさせてくれますね

▼仮想通貨リンク(LINK/LN)については下記の記事をご覧ください。

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Klaytn(KLAY)の特徴

Klaytn(KLAY)の特徴のイメージ画像

Klaytn(KLAY)は、処理能力の高さに特化したブロックチェーンの特徴と、カカオグループでの汎用性が高いという特徴を持ち合わせています。また、韓国大手企業ならではの企業の繋がりも強みです。

現在はNFT分野での発展が目まぐるしく、今後注目していきたいところでもあります。

それでは、Klaytn(KLAY)が持つ特徴を詳しく解説していきます。

特徴①処理能力が高い

仮想通貨Klaytn(KLAY)で特筆すべき点は、取引速度の速さです。

4,000TPS以上の速さでトランザクション処理が実施されるのですが、これはビットコイン(BTC)の7TPS、イーサリアム(ETH)の14TPSとは比べ物にならないスピードとなっています。ちなみに、クレジットカードのVISAでさえ1,700TPS程度ですので、決済手段としても有能であることがわかりますね。

Klaytn(KLAY)の素晴らしい処理能力を可能にしているのが、コンセンサスアルゴリズムPoC(プルーフ・オブ・コントリビューション)です。コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーン上にブロックを追加する、つまりトランザクションを成立させるための合意方法のことで、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)ではPoWが、テゾス(Tezos/XTZ)やCOSMOS(ATOM)ではPoSが採用されています。

  • PoW(プルーフ・オブ・ワーク)…計算能力(マイニング)を評価
  • PoS(プルーフ・オブ・ステーク)…保有量を評価

PoCは、PoWとPoSを掛け合わせたハイブリッド型で、Klaytn(KLAY)のブロックチェーンネットワークへ貢献した度合いに応じて報酬が与えられる仕組みとなっています。

▼PoWを採用している仮想通貨プロジェクトの一例

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特徴②カカオペイ(Kakao Pay)に送金が可能

仮想通貨のKlaytn (KLAY)は電子マネーカカオペイ(Kakao Pay)に送金することができ、気軽に日常生活のお買い物に利用できます。

日本で生活しているとあまり現実的ではありませんが、電子マネーは日本国内でも続々と幅広い層に浸透していることから、韓国国内でもまだまだ需要が高まる可能性を秘めていると想像できます。

特徴③NFT分野での発展

カカオは独自の仮想通貨ウォレット「クリップ(Klip)」を2020年6月にローンチしました。

クリップ(Klip)は、Klaytn(KLAY)をはじめ主要な仮想通貨を保管できるだけでなく、カカオトークに登録している連絡先に対してNFT(デジタル資産)を送受信できる機能を持っています。韓国での人口カバー率90%を超えるカカオならではの戦略と言えるでしょう。

また、クリップ(Klip)ではNFTそのものを発行できる機能も搭載しています。NFTがより身近な存在になれば、Klaytn(KLAY)も価格を上げてくれるのではないでしょうか。

▼NFTに関してはこちらの記事を参考にご覧ください。

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特徴④企業との繋がりが厚い

Klaytn(KLAY)の発行元は、韓国最大手のITグループです。デジタル分野での発展を進めている多くの企業がKlaytnブロックチェーンと業務提携・協働提携を交わしており、クレイトンガバナンス評議会なるものも発足されています。

クレイトンガバナンス評議会には、BINANCEやLG、Gumiといった大手企業が参加するだけでなく、韓国の大手銀行「新韓銀行」も参加するなど、大規模な経済圏がすでに構築されています。

数ある仮想通貨プロジェクトの中には、詐欺目的であったり、消息してしまうものもありますので、このような強大な後ろ盾の存在は、Klaytn(KLAY)の強みでもあり、ユーザーにとっても安心材料となりますね。

また、2021年9月には日本の毎日経済新聞とKlaytn(KLAY)が業務提携を結び、今後は国内外問わず世界規模での発展を目指していることが伺えます。

Klaytn(KLAY)の現在の推移価格

 

Klaytn(KLAY)の現在の価格は1KLAY=155.62円、時価総額ランキング46位、総合供給量は10,740,440,733枚となっています。最高値を記録したのは、2021年3月29日の467.7円で、一時100円台を下回るまで下落したものの、現在は100円〜200円台で上下しています。
※2021年12月8日時点

Klaytn(KLAY)の今後と動向

Klaytn(KLAY)今度と動向のイメージ画像

今後、カカオトーク上の通貨としてKlaytn(KLAY)が採用されるという噂もあり、もし実現すれば価格は上昇していくと予測できます。すでにウォレットの利用が開始されて1年以上経過していますので、現実味を帯びてきたのではないでしょうか。

カカオ発信のサービスだけでなく、クレイトンガバナンス評議会に参加している企業の動向にも注目です。提携企業がKlaytnブロックチェーンを活用したサービスをリリースすれば、Klaytn(KLAY)の価値も上がっていくでしょう。

Klaytn(KLAY)の購入方法

Klaytn(KLAY)購入方法のイメージ画像

仮想通貨Klaytn(KLAY)は、まだ日本国内の取引所に上場していません。

そのため、Klaytn(KLAY)が上場している取引所へ仮想通貨を送金して購入する、という流れになります。

Klaytn(KLAY)が上場している取引所一例

  • Coinone
  • Binance
  • Bittrex
  • OKEx
  • Gate.io
  • MEXC

この中でKlaytn(KLAY)の取引量が最も多いのが、韓国の大手仮想通貨取引所「Coinone」です。対応言語が英語と韓国語のみなので、これらの言語に抵抗がない方は利用してみてはいかがでしょうか。

日本語に対応している取引所でいえば、世界最大手のBinanceになります。ユーザー数の多いさや手厚いサポートもありますので、はじめて海外の取引所を利用する方にもオススメです。

▼Binanceについては下記の記事を参考にご覧ください。

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完全日本語対応の取引所「bitcastle(ビットキャッスル)」

日本語対応している海外の取引所といえば「bitcastle(ビットキャッスル)」。

大半の仮想通貨をオフラインで保管しているためセキュリティ対策も万全にとられており、主要通貨ペアの取引手数料0%&バイナリーオプションにも対応&ペイアウト倍率が最大2.0倍と利益が出やすいので、短期取引で稼ぎたい方にもオススメです。

Klaytn(KLAY)の取り扱いはありませんが、今後上場する可能性も十分あります。今なら最大50$分の仮想通貨がプレゼントされますので、ぜひ試してみてください。

【まとめ】Klaytn(KLAY)は将来性が期待できる仮想通貨

Klaytn(KLAY)は、処理能力が高く、汎用性もあり、多くの大企業と提携しているという特徴を持つ仮想通貨プロジェクトです。

韓国国内という閉ざされた発展が現状ネックとなっていますが、今後、世界の企業との提携が進むことで価格を上げていくと予想できるため、将来性が期待できる仮想通貨と言えるのではないでしょうか。

なお、今回ご紹介した海外の取引所は日本の金融庁で認可が降りていません。自己責任で楽しむようにしてください。

執筆者 西村大樹