仮想通貨cUSDC(CUSDC)の将来性は?cTokenの仕組みについても解説

cUSDC(CUSDC)将来性のアイキャッチ画像

トレーダーのブログやSNSでcUSDC(CUSDC)という仮想通貨に触れられているが、取引所に取り扱いがなく、「cUSDC(CUSDC)とは一体どのような通貨なの?」と疑問を持たれていませんか?

また、CompoundでUSDCを貸したものの「受け取ったcUSDC(CUSDC)の仕組みや使い道がイマイチわからない……」というお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

今回は、仮想通貨cUSDC(CUSDC)の将来性を踏まえつつ、cUSDC(CUSDC)の仕組みや特徴、価格推移、今後の動向についても解説しますので、ぜひ参考にご一読ください。

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この記事では仮想通貨の10年後について予想しています。10年後の価値や需要、暴落する場合の要因だけでなく、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の10年後についても解説。仮想通貨の購入を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

cUSDC(CUSDC)とは

仮想通貨cUSDC(CUSDC)概要のイメージ画像

cUSDC(CUSDC/Compound USD Coin)とは分散型取引所「Compound(コンパウンド)」の債権トークンです。

Compoundとはイーサリアムブロックチェーン上で動いている分散型取引所(DEX)の1つで、管理者を挟まずにユーザー同士で仮想通貨の貸し借り(レンディング)ができる自律したプラットフォームを提供しています。

このような分散型取引所は、Compoundの他にもUniswapやPancakeSwapなどがあります。

分散型取引所(DEX)の一例

  • Compound
  • Uniswap
  • PancakeSwap

Compoundで仮想通貨を貸した証明として受け取るトークンをcTokenと言い、日本語で債権トークンとも呼ばれています。要するに、プールしている通貨を担保にして受け取っているトークン、というわけです。

cUSDC(CUSDC)をはじめとするcTokenは「貸出または供給バランスと発生した金利」を表しており、プールのロック期間が解除された時点でcUSDC(CUSDC)は金利分の価値を保有していることになります。これにより、cUSDC(CUSDC)を返却した際に利息が上乗せされた状態になるという仕組みです。

cUSDC(CUSDC)は、名前からわかるように「仮想通貨USD Coin(USDC)をレンディングして得られる債権トークン」ということになりますね。cUSDC(CUSDC)に限らずcTokenはプールした仮想通貨に紐づくペッグ通貨と言えるでしょう。

Compoundのレンディングサービスとは

Compoundのレンディングサービスについて、もう少し深堀していきます。

Compoundは、人が中央で取引やサービスを管理する中央集権型金融(CeFi)と違い、すべての取引が自動で実施される分散型金融(DeFi)です。このシステムをスマートコントラクトと言います。

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レンディングサービスとは、端的に言うと仮想通貨を貸し借りするサービスなのですが、人件費や場所代などがかかる銀行などに比べて、手数料が非常に低いという点がメリットとして挙げられます。加えて、仮想通貨を借りるユーザーが返済しなかったリスクを想定し、借りる額の150%を担保にしなければならないシステムが盛り込まれいます。

また、貸し借りとは言っても「AさんがBさんに100円貸す」といったようなユーザーが直接取引することはなくプールされます。そして、預入期間中は使用できないようロックされる仕組みとなっています。

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USDCの金利は高い傾向

金利は通貨によって異なり、USDCの現在の金利は貸す側が2.85%、借りる側が4.25%と非常に高い部類です(2021年12月9日時点)。利率は毎日変動しますので、Compound公式サイトにてご確認ください。

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通常、私たちが銀行に預金して得られる金利の年率は高くても0.20〜0.25%、メガバンクで0.001%程度ですので、収益性が高いことがわかります。

cUSDC(CUSDC)の特徴

cUSDC(CUSDC)特徴のイメージ画像

cUSDC(CUSDC)の特徴として覚えておきたい点があります。

cUSDC(CUSDC)は、あくまでプールしているUSDCを担保として受け取っているものですので、何らかの利用で枚数が減った場合、プールしてあるUSCDの枚数が減ります。

減ってしまうと当然受け取る利息も減ってしまうわけですので、ロックの満期を迎えた際にプールした枚数をそのまま戻したい場合は、使わずに保有しておく必要があるのです。

これを踏まえた上で、利用できるシーンについてご紹介します。

特徴①DeFiアプリケーション内で通貨として利用できる

cUSDC(CUSDC)はイーサリアムブロックチェーンの規格「ERC-20」で発行されているので、イーサリアムブロックチェーンのDeFiアプリケーション内で通貨として利用することが可能です。

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「仮想通貨イーサリアム(ETH)は今から買っても遅い?」 「このまま保有しておくべき?買い時や売り時は?」 このような悩みを解決すべく、...

特徴②売却できる

cTokenは、取り扱いのある取引所で取引や売却することも可能です。

cUSDC(CUSDC)を取り扱いしている取引所はCompoundのみですので、DeFiアプリ経由で通貨を変換する流れをとる必要がありませんが、FTXといったcTokenを取り扱いしている取引所などで、今後上場する可能性もあるでしょう。

今後金利が上昇し、債権トークン自体の価値を上げていく何らかの動きがあれば、cUSDC(CUSDC)という独立したブランドが成立し、高値で取引される可能性も否めません。

cUSDC(CUSDC)の現在の推移価格

cUSDC(CUSDC)の価格推移画像

現在、1CUSDC=2.54円前後のレートで、時価総額ランキングは2792位、トータル供給量は9,803,299,805枚、貸し出し時の金利が2.85%となっています(2021年12月9日時点)。

cUSDC(CUSDC)の価格推移に関して知っておきたいのが、Compoundのスマートコントラクトについてです。

Compoundでは、トークンを貸し出しで金利を得るという仕組みがありますが、この仕組みを可能にしたのが、自動契約システムのスマートコントラクトです。Compoundでは最初、単一のスマートコントラクトCompound V1を使用していましたが、V2へのアップデートを実施し、各トークンに対してスマートコントラクトが設けられました。このシステムを「アセットゲートウェイ」と言います。

cUSDC(CUSDC)をはじめとするcTokenはV2へのアップデートで誕生し、金利の発生に応じて価値が高まるように設定されています。

cUSDC(CUSDC)の今後と動向

cUSDC(CUSDC)今後と動向のイメージ画像

Compoundでプールのロックが解除されると、cUSDC(CUSDC)を引き換えにUSDCを戻しますが、この際、金利が高まっていればcUSDC(CUSDC)の量が減少することになります。

例えば、1CUSDC=1USDCのレートで取引されていたものが、1年後に1CUSDC=1.2USDCになっていたとすれば、もともとcUSDC(CUSDC)が発行された時よりも価値が上がっているわけですから、量も減少していきます。

つまり、cUSDC(CUSDC)自体の価値が高まるかどうかは金利に比例するというわけです。利率はもとの通貨であるUSDCの流動性や供給バランスなどで変動しますので、USDCの価値が上がれば自ずとcUSDC(CUSDC)の価値も高まっていくでしょう。

cUSDC(CUSDC)の購入方法

cUSDC(CUSDC)購入方法のイメージ画像

現在cUSDC(CUSDC)を購入できるのはCompoundのマーケットからか、CompoundのレンディングサービスにUSDCを貸し出して得るという2種類の方法があります。

先ほどもお伝えした通り、cTokenはすでにCompound以外でもFTXやPoloniexなどで上場がスタートしており、これらの取引所で今後cUSDC(CUSDC)の上場も期待できます。USDCの需要の高まり次第といったところです。

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cUSDC(CUSDC)の取り扱いはありませんが、今後cUSDC(CUSDC)をはじめとするcTokenが上場する可能性もゼロではないですし、今なら最大50$分の仮想通貨がプレゼントされますので、ぜひ試してみてください。

【まとめ】cUSDC(CUSDC)の将来性はUSDCの動き次第

分散型取引所CompoundにUSDCを貸し出した時に引き換えとして受け取ることのできるcToken、cUSDC(CUSDC)についてご紹介しました。

cUSDC(CUSDC)自体を資産運用目的で保有するトレーダーはごく稀ではありますが、一定数存在します。仮想通貨Daiに関しては、貸した際の金利が3.41%(2021年12月9日時点)と非常に高く、cTokenであるcDaiそのものの人気も高まっているように見て取れます。

▼仮想通貨Daiに関しては下記の記事を参考にご覧ください。

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通貨自体の価値が大暴落しない限り、金利に応じて上昇していくわけですので、長期保管しておくのに向いているかもしれません。

まずはCompoundを利用して、仕組みを体感してみることをオススメします。

執筆者 西村大樹