仮想通貨renBTC(RENBTC)とは?ETH版BTCの将来性を解説

「renBTC(RENBTC)って、ビットコイン(BTC)とは違う仮想通貨なの?」
「renBTC(RENBTC)にはイーサリアム(ETH)のような将来性がある?」

renBTC(RENBTC)<レンビットコイン>といえば、“イーサリアムのブロックチェーンを使って発行されたビットコイン(BTC)”という、ちょっと変わった仮想通貨(暗号資産)です。

仮想通貨レン(REN)を調べていて、初めてその存在を知ったという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、renBTC(RENBTC)の特徴や将来性について解説します。DeFi(分散型金融)やイーサリアムのDEX(分散型取引所)についても説明しているので、投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

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renBTC(RENBTC)とは

renBTCの見出しとビットコインの画像

renBTC(RENBTC)<レンビットコイン>は、イーサリアムネットワーク上で発行されているERC20トークンで、ビットコイン(BTC)に裏付けされた価値を持つ仮想通貨(暗号資産)です。

この仕組みを支えているのは、仮想通貨レン(REN)に用いられているシステム。簡単に説明すると、Renのシステムを利用することで、ビットコインをレンビットコインに交換することができます。

では、何故そのような手間をかける必要があるのでしょうか。なかには疑問に思う人もいるでしょう。

仮想通貨にはブロックチェーン技術が用いられていますが、実はこのブロックチェーンには種類があるのです。

基本的に仮想通貨はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をもとに作られていますが、もととなった仮想通貨のブロックチェーンによって使用できるネットワークが異なります。分かりやすく言えば、仮想通貨の属性のようなものです。

そのため、仮想通貨を交換したり移動したりする際は、送り先のネットワークにあわせてチェーンの属性を変更する必要があります。

つまりrenBTC(RENBTC)は、イーサリアムネットワーク上にあるプラットホームやアプリケーションでビットコイン(BTC)を利用したい人にとって有効な手段だというわけです。

通貨名 レンビットコイン
ティッカーシンボル RENBTC
発行元(仮想通貨プロジェクト) Ren
発行上限
現在の価格 約5,364,999円
時価総額 約95,478,219,191円
市場ランキング 112位
公式サイト https://renproject.io/
公式Twitter https://twitter.com/renprotocol
公式Telegramコミュニティ https://t.me/renproject

※2022年1月5日時点。

ブロックチェーンについては、こちらで詳しく解説しています。

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renBTC(RENBTC)の特徴

renBTC特徴の見出しとビットコインの画像

renBTC(RENBTC)<レンビットコイン>は、イーサリアムブロックチェーンが持つ様々な機能を利用することができます。そのため、イーサリアムネットワーク上に構築されているDeFi(分散型金融)などの金融サービスで使用できるのが大きな強みです。

ここでは、renBTCの主な特徴を3つご紹介します。

特徴① renBTCとBTCは「1:1」で連動している

renBTC(RENBTC)とビットコイン(BTC)の価値は1:1となっています。

なぜならrenBTC(RENBTC)を発行する際に、その分だけビットコインを預け入れる仕組みとなっているからです。つまり、仮想通貨担保型のステーブルコインと言えるでしょう。

言い換えれば「ビットコインをレンビットコインに交換できる」ということ。そして「レンビットコインの数だけ、本物のビットコインが預け入れ(ロック)されている」という証明になります。

また、renBTC(RENBTC)をビットコインに変更する際、その分のrenBTCは消滅(バーン)するのが特徴です。これにより、総供給量と流通供給量は常に同じ数に保たれています。

ステーブルコインについては、こちらで詳しく説明しています。

「ステーブルコインって何?」 「ステーブルコインにはどんなメリットがあるの?」 ステーブルコインの種類や特徴、メリット・デメリットについ...

特徴② 相互運用性を持たせた仮想通貨

仮想通貨レン(REN)を発行している仮想通貨プロジェクト「Ren」は、異なる仮想通貨同士の“相互運用性”を提供しているプロジェクトです。

相互運用性とは、一言でいえば異なるブロックチェーン間で資産を移動できるようにすること。renBTC(RENBTC)は、そのシステムを利用して発行されます。

このシステムは、相互互換性をDeFi(分散型金融)アプリケーションに導入できるネットワーク「RenVM」上に構築されているのが特徴。DeFi上のトークンに相互互換性を持たせられる「Ren Protocol」という仕組みを利用しています。

DeFiは、イーサリアムブロックチェーンが持つ機能の一つ「スマートコントラクト」を用いて構築される金融サービスです。ビットコイン(BTC)に用いられているブロックチェーンには、その機能が備わっていません。

つまり、DeFiアプリケーションを利用したいビットコイン(BTC)ホルダーにとって、renBTC(RENBTC)は資産運用のための重要な手段の一つだと言えます。

DeFi(分散型金融)については、こちらで詳しく説明しています。

「DeFiとはそもそも何?どのような特徴があるの?」 「DeFiで仮想通貨を稼げるの?」 UniswapやMakerDAO、Compou...

特徴③ DeFiを活用して稼ぐことができる

DeFi(分散型金融)は、仮想通貨を使った金融サービスで様々な種類があります。

なかでも高い人気を誇るのが、DEX(分散型取引所)に仮想通貨を預けて利息収入を得る「流動性マイニング(イールドファーミング)」です。

流動性マイニングは、仮想通貨を預けるだけで資産が増えるだけでなく、数%から数千%の高い利回りも魅力の一つ。そのため仮想通貨をただホールドしているよりも、資産運用としてDEXに預けた方が良いと考える人も多いようです。

基本的にDEXから利息として発行されるのは、DEX独自のトークン(仮想通貨)となります。そのため、どれだけ稼げるかはどこのDEXを選ぶかによります。

イーサリアムのブロックチェーン上で構築されているDEXでは、Uniswap(ユニスワップ)SushiSwap(スシスワップ)が有名です。この2つのDEXは仮想通貨の預け入れが多く、同時に取引も盛んに行われているため、金銭的リターンも高いと言えます。

【参考】バイナンス・スマートチェーンのDEX「PancakeSwap」

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renBTC(RENBTC)の現在の推移価格

 

renBTC(RENBTC)の価値はビットコイン(BTC)と連動しているため、値動きはビットコインに影響されます。

ビットコインに関しては今後も価値が高まっていくと考えられるため、renBTC(RENBTC)の価値が下がることはないでしょう。

ビットコイン(BTC)については、こちらも参考にしてみてください。

この記事では仮想通貨の10年後について予想しています。10年後の価値や需要、暴落する場合の要因だけでなく、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の10年後についても解説。仮想通貨の購入を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

renBTC(RENBTC)の今後と動向

renBTC今後と動向の見出しとビットコインの画像

renBTC(RENBTC)の需要は、イーサリアムのブロックチェーン上で構築されているプラットホームやアプリケーションが充実しているかどうかによります。

これまで仮想通貨と言えば、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2銘柄が有名でした。しかし、近年ではイーサリアムのガス代(手数料)高騰が問題とされていて、利用を控えている人も増えているようです。

さらに、最近ではイーサリアムより手数料の安い仮想通貨及びブロックチェーンがたくさん生み出されています。それに伴い、プラットホームやアプリケーションのネットワークも充実しつつあるのが現状です。

ソラナ(solana)やポリゴン(Polygon)など、DeFiやNFT、DAppsといった幅広い分野で利用されるブロックチェーンが増えていることから、renBTC(RENBTC)単独での将来性は少々厳しいものがあると言わざるを得ません。

イーサリアム(ETH)のガス代については、こちらで詳しく解説しています。

仮想通貨イーサリアム(ETH)のガス代が何か分からない方に向けて書きました。イーサリアム(ETH)の概要から、損せずして送金スピードを上げるために行うべきガス代の設定方法についても紹介しています。ぜひ読んでみてください。

【参考】ソラナ(solana)ブロックチェーンのDEX「Raydium」

分散型取引所(DEX)であるレイディウム(RAY/Raydium)をご存知でしょうか。 今回は分散型取引所であるレイディウム(Raydiu...

renBTC(RENBTC)の購入方法

renBTC購入方法の見出しとビットコインの画像

renBTC(RENBTC)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。

ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。

renBTC(RENBTC)を購入できる取引所 一例

  • Binance(バイナンス)
  • Gate.io(ゲート)
  • Curve Finance(カーブファイナンス)
  • Honeyswap(ハニースワップ)
  • Uniswap(ユニスワップ)
  • Sushiswap(スシスワップ)

海外の仮想通貨取引所でrenBTC(RENBTC)を購入する手順は下記の通りです。

  • STEP.01口座開設
    日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
  • STEP.02取引ペア
    国内取引所でrenBTC(RENBTC)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
    ※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
  • STEP.03海外送金
    国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、renBTC(RENBTC)を購入。

取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。

仮想通貨取引所ってたくさんあって、比較しないとどれが自分に合うのか、おすすめなのはどこなのか、わかりませんよね。そこで、ビットライフ調査部隊が仮想通貨取引所を徹底比較しました。あなたにおすすめの仮想通貨取引所はこれを見れば丸わかりです。

日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう

海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、まず「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、まずはこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。

また、bitcastleは大半の通貨をオフラインのコールドウォレットで保管しているため、安心して資産預けることができます。主要通貨ペアの取引手数料が0%なのも魅力の一つです。

今のところまだrenBTC(RENBTC)を取り扱っていませんが、今後上場する可能性もゼロではないため、ぜひ今のうちに登録しておいてみてはいかがでしょうか?

【まとめ】仮想通貨renBTC(RENBTC)にあるのはBTCの有効活用という将来性

renBTC(RENBTC)<レンビットコイン>は、ビットコイン(BTC)と交換することで発行される、イーサリアム(ETH)の機能を持った仮想通貨(暗号資産)です。

イーサリアムのブロックチェーン上で構築されているプラットホームやアプリケーションを利用することができるので、主にDeFi(分散型金融)などの仮想通貨を使った金融サービスで活用されます。

ビットコインで資産運用できる手段の一つなので、今後もビットコインホルダーにとって重要な銘柄であることは確かです。ただしガス代(手数料)の問題は深刻なため、今後の動向には注意した方が良さそうだと思われます。

執筆者 西村大樹