MetaMatrixという仮想通貨をご存じでしょうか?ある有名な映画のタイトルを連想させる仮想通貨で、公式のホームページも映画に影響を受けたかのようなデザインになっています。
MetaMatrixはNFTやメタバースで利用されることを目的として開発しているので、メタバースやブロックチェーンゲームが好きな方は聞いたことがあるかもしれません。
ですがまだまだ知名度は低く、価格も割安な仮想通貨ですので将来性やMetaMatrixのプロジェクトについて調べてる方も多いのではないでしょうか?
本記事ではNFT、メタバースの普及によって注目を浴びる可能性のあるMetaMatrixについて特徴や将来性について詳しくまとめましたので、是非読んでいってください。
目次
MetaMatrix(MTX)とは
名称 | MetaMatrix |
トークン名称 | MTX |
最大供給量 | 1,000,000,000,000,000 MTX |
公式Twitter | https://twitter.com/metamatrixbsc |
公式ホームページ | https://www.metamatrix.network |
MetaMatrixとはNFTバイナンススマートチェーン上に構築された仮想通貨です。トークンの規格はBEP20。
プロジェクトの目的はNFTとゲームで機能する仮想通貨の開発で、MetaMatrix内のネットワークで仮想空間(メタバース)のアイテムやゲームの世界のアバターをNFT化して取引することを目標としています。
MetaMatrix(MTX)の特徴
MetaMatrixはゲームや仮想空間で作成されたNFTを取り扱う為の仮想通貨です。MetaMatrixではNFTを利用するのに適した環境を整えるために、NFT取引専用のプラットフォームを構築し、取引で利用するMetaMatrixのトークンはバイナンスのスマートチェーンと互換性のあるBEP20規格で開発されています。
それではMetaMatrixの特徴を詳しく解説します。
【NFTとは】
NFTとは非代替性トークンと呼ばれ、デジタルデータに所有権を持たせる技術のことを言います。
本来デジタルデータはコピーが容易でオリジナルデータとコピーデータの区別が出来ませんでしたが、NFT化されたデジタルデータには所有者情報や取引の記録が残る為、コピーデータと見分けがつくようになります。
さらにNFT化されたデータは製作者によって発行枚数を限定することが出来るため、希少性が増し、デジタルデータに付加価値を持たせることが出来るようになりました。
NFT化できるデジタルデータは文書やアートのみならず、ゲームのアイテムやアバターにも適用できるのでNFTの取引は今後ますます活発になることが予想されます。
特徴①BEP20トークン
MetaMatrixのトークンはBEP20という規格のプロトコルで作成されています。
BEP20規格はバイナンススマートチェーンと互換性のある規格です。特徴としてはイーサリアムのブロックチェーンで利用しているERC20トークンと同じ機能を有していて、誰でもバイナンスのスマートチェ―ンにデジタル通貨やトークンを展開することが出来ます。
MetaMatrixでこの規格が使用される利点として、MetaMatrixはNFTローンチパッドプラットフォームを利用したマーケットプレイスを展開していることが挙げられます。
NFTローンチパッドプラットフォームとはマーケットに新規に上場してくるNFTのトークンセールのことで、バイナンスでもBinance Launchpadというサービスが提供されています。このローンチパッドプラットフォームを大手取引所であるバイナンスと紐づけることでMetaMatrixユーザーの利便性を向上させたりNFT取引を活発化させる狙いがあります。
特徴②メタバースで利用できるNFT
MetaMatrixで取引されたNFTはMetaMatrix内のゲームやメタバースで利用可能です。
メタバースとはいわゆる仮想空間のことを指し、ネットワーク上に構成された3次元空間として扱われています。
この仮想空間の中ではユーザーがそれぞれのアバターを用意してコミュニケ―ションを取れるようになっていて、ユーザー間での会話、仮想空間の土地の売買、商品の取引など、現実世界でしか行われなかったものが仮想空間で行えるようになっています。
これらの仮想空間で取引されたデータはすべてNFT化され個人の所有物になるのですが、現在NFTの取引は法定通貨で行われています。
そのため、メタバース内ですべて取引を完結させるためにはNFTを取引するためのトークンが必要であり、MetaMatrixのメタバースで取引されたNFTはMTXで取引することが可能であるため、MetaMatrixのメタバース内におけるNFT取引は非常に活発になるでしょう。
特徴③MetaMatrixがリリースしたゲーム
MetaMatrixは現在公式ページで、自社が開発したPvPゲーム(オンラインゲームの一種)を公開しているので紹介します。
ゲームの概要
このゲームは生き残りをかけた戦いの中で20人のプレーヤーが参加する2Dシューティングゲームです。物資を集め、最後の一人まで生き残るためにほかのプレーヤーと戦います。
ゲームモード
用意されているゲームモードは3種類。
- バトルロワイアル
- デスマッチ
- チームデスマッチ
バトルロワイアルがこのゲームの基本モードになります。
現在はまだ開発中のようで、すべての機能がリリースされているわけではありませんが、気になる人は遊んでみてはいかがでしょうか?
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MetaMatrix(MTX)の現在の推移価格
チャートはMTX/BTCペアの日足チャートです。2022年1月初旬の1MTXの価格が0.0000001194BTCと非常に安いため価格表記を下5桁に省略して記述しています。
2021年の最高値が1月31日の急騰を除けば11100BTCで推移しており2021年5月を境に下降トレンド突入、2022年1月は1214BTCまで下落しました。
ここまで安値になってしまうと今後の戦略は「長期目線での買い」か「様子見」のどちらかでしょう。
今後の展望と具体的戦略
- 長期目線での購入
- 下落余地がほとんどないので大きめな枚数で買って短期で利ざやを取る
出来高も少なく値動きもあまり活発ではないのでMetaMatrixの今後の成長に期待して長期目線で買いポジションを待つのが最もリスクのない手法でしょう。
しかし、現在の価格がピークから考えると1/10まで値下がりを続けているのでNFTのジャンルの成長性から考えて割安感があるのも否めません。
過去を振り返ると、頻度は少ないですが大きく上ヒゲが出るタイミングもあり、ある程度の買いポジションがたまっていると考えれば瞬間的な上昇も期待できます。これに合わせた利益を狙うのであれば、値下がりを続けている間に大き目の買いポジションを入れて、反発のタイミングで売り抜ける手法も悪くないと考えています。
MetaMatrix(MTX)の今後と動向
現在MetaMatrixのロードマップはステージが1~9まで用意されており、MetaMatrixの普及のためにかなり詳しく内容が記されています。その中でも特に力を入れている項目をそれぞれ紹介していきます。
ステージ1~3
- ウェブサイトの開設
- ホワイトペーパーの作成
- プロジェクトコンセプトの設定
- コミュニティイベントの開催
- 契約の展開
- パンケーキスワップでMTXを発売
- インフルエンサーとのコラボレーション
- コミュニティイベントの開催(2回目)
- 8000人のメンバー達成
ステージ4~6
- NFTローンチパッドの設計
- NFTアバターのデザイン考案
- ウェブサイトのバージョンアップ
- MetaMatrixのPVリリース
- マーケティングキャンペーン開催
- バイナンスのインフルエンサーによる宣伝
- メディア広告の打ち出し
- ウェブサイトのバージョンアップ
- プラットフォームのバージョンアップ
ステージ7~9
- NFT PvPゲームアルファ版リリース
- アバターをカスタマイズ可能に
- NFTマーケットプレイスの提供
- アバターワークショップ設立
- NFT PvPゲームベータ版リリース
- 通貨の統合
- ゲームコンテスト開催
- ゲーム賞金の払い出し
- NFTオークションハウス開始
以上のようなロードマップを公開しています。
注目すべきはインフルエンサーやバイナンスを利用した広告戦略で、システムのアップデートはもちろん広報活動へ力を入れていることが分かります。
NFTゲームはターゲットの人口も年齢層も厚いため、MetaMatrixは面白いゲームの開発と宣伝活動が嚙み合えば急成長も十分にあり得る仮想通貨と言えます。
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MetaMatrix(MTX)の購入方法
MetaMatrixは現在国内の仮想通貨取引所では取り扱いを行っていません。
かなりマイナーなアルトコインである為、海外の仮想通貨取引所でも取り扱っている場所が限られています。
現在取り扱っている仮想通貨取引所は「Huobi」が一番大手となるのでこちらで購入するといいでしょう。
【まとめ】MetaMatrix(MTX)の将来性は非常に期待できる
ゲームとNTFに特化した仮想通貨MetaMatrixについてまとめました。
MetaMatrixのゲームはすでに公開されており、インフラ系の仮想通貨と違い、MetaMatrixはかなり実用化が近い仮想通貨と言えます。いずれアバターやアイテムがNFTとして発売されれば当然それを購入するためにXMTトークンは流通するでしょうし、そうなればトークンの価値は今とは比べ物にならないでしょう。
またMTXトークンはバイナンスのスマートチェーンに対応している規格で、今後バイナンスに上場する可能性が高いとみています。そうなればMetaMatrixは提供するサービスに期待する面と、MTXトークンの信頼性に対する部分の双方に期待できるのでMetaMatrixの今後の動向には要注目です。
執筆者 西村大樹