仮想通貨Ren(REN)とは?実用性が高いDeFi関連銘柄の将来性を解説

「Ren(REN)はDeFi関連銘柄って聞いたけどどんな仮想通貨?」
「Ren(REN)には競合がいるけど将来性はある?」

Ren(REN)<レン>といえば、異なるブロックチェーンの相互運用性を提供している仮想通貨(暗号資産)です。

もともと仮想通貨の非公開取引を実現するプロジェクトとして始まったこともあり、DeFi(分散型金融)に興味がある人であれば、その名前を目にした機会も多いのではないでしょうか。

この記事では、Ren(REN)の特徴や将来性について解説します。DeFi関連銘柄に投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

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Ren(REN)とは

Renの見出しとチェーンのイメージ画像

Ren(REN)<レン>は、DeFi(分散型金融)エコシステムの実用性を高めることを目的とした、仮想通貨プロジェクトです。また、その独自トークンの名前でもあります。

初めて登場した2017年、当初はダークプール上での非公開取引を実現することを目的として、プラットフォーム「Republic Protocol」が開発されました。

その後、2020年に名称を「Ren Protocol」へと変更。DeFiエコシステムの中でも相互互換性問題を改善する方針をとり、プロジェクト内容も変化しました。

このように、ちょっと複雑なプラットフォームとなっているRen(REN)。しかし、複数の要素を持つことからDeFiを利用するうえで便利な点も多く、長年注目している人が多い印象です。

通貨名 レン
ティッカーシンボル REN
運営元 Ren
発行上限 1,000,000,000 REN
現在の価格 約56円
時価総額 約6,379,176,457円
市場ランキング 135位
公式サイト https://renproject.io/
公式Twitter https://twitter.com/renprotocol
公式Telegramコミュニティ https://t.me/renproject

※2022年1月7日時点。

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Ren(REN)の特徴

Ren特徴の見出しとチェーンのイメージ画像

Ren(REN)<レン>のシステム、及び仮想通貨プロジェクトを支えているのは「Ren Protocol」「RenVM」「Darknode」の3つ。

聞きなれないうちは、それぞれの役割を混同しがちです。そのため、利用する前にしっかりと理解しておきましょう。

ここでは、Renの主な特徴を4つご紹介します。

特徴① 相互互換性を持たせられるプラットフォーム

「Ren Protocol」は、DeFi(分散型金融)上のトークンに相互互換性を持たせられるプラットフォームです。

相互運用性とは、異なるブロックチェーン間で資産を移動できるようにすること。つまり、「Ren Protocol」を利用することで、ビットコインのブロックチェーンの仮想通貨を別の種類のブロックチェーン、例えばイーサリアムのブロックチェーンに移動させることができます。

では、一体なぜこのような手間をかける必要があるのでしょうか。

仮想通貨にはブロックチェーン技術が用いられていますが、実はこのブロックチェーンには種類があるのです。

基本的に仮想通貨はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をもとに作られていますが、もととなった仮想通貨のブロックチェーンによって移動時に使用できるネットワークが異なります。分かりやすく言えば、仮想通貨の属性のようなものです。

そのため、仮想通貨を交換したり移動したりする際は、送り先のネットワークにあわせてチェーンの属性を変更する必要があります。

イーサリアムネットワーク上にあるプラットフォームやアプリケーション、ウォレットなどにビットコイン(BTC)を送ることができると考えると、その利便性の高さに気付くことができるのではないでしょうか。

【参考記事】ブロックチェーンについては、こちらで解説しています。

「ブロックチェーンってよく聞くけどいまいちピンとこない」 「ブロックチェーンってどんな特徴があるの?」 ブロックチェーンは、仮想通貨(暗...

特徴② 独自に開発したネットワーク

「RenVM(Ren Vurtual Machine)」は、Renが独自に開発したネットワークです。プラットフォーム「Ren Protocol」は、このネットワーク上に構築されています。

Renのシステムではこの「RenVM」を導入することにより、異なるブロックチェーン間の送金を、1つのトランザクションで完了できるのが大きな特徴です。

トランザクションとは?
仮想通貨におけるトランザクションとは、簡単に言えば取引のこと。仮想通貨を送金する際の処理として、送金者・受金者・送金額などの情報が含まれている。

特徴③ 分散型ネットワークに参加して報酬をゲット

「Darknodes」は、「RenVM」での取引を仲介する分散型ネットワークです。ユーザーはこのネットワークに参加することで、「Darknodes」に計算能力とストレージ容量を提供します。

また、ネットワークに参加したユーザーは、「Ren Protocol」が発行するERC-20標準トークン、つまり独自トークン(仮想通貨)RENを報酬としてもらえるのがポイント。ただし、このネットワークに参加するためには、100,000RENをステーキングする必要があります。

ステーキングとは?
仮想通貨のコンセンサスアルゴリズム(合意方法)である、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を行うこと。仮想通貨の保有量に応じて承認作業担当者が決定する。

【参考記事】ステーキングについては、こちらで解説しています。

近頃仮想通貨取引ついて調べるとよく目にするのがステーキング。調べてみるとアルファベットが並んでいたり、専門用語が多かったりでなんだか難しい作...

特徴④ 注文票を公開せずに仮想通貨の取引が成立

「Darknodes」を利用することにより、既存の取引所に任意でダークプールを設置することができます。つまり、仮想通貨の非公開取引が可能というわけです。

具体的に説明すると、大金を動かそうとしている投資家が、第三者に注文の内容を知られることなく安全に取引ができます。また、これにより価格変動の影響を受けないというのも特徴の一つです。

非公開取引はDeFi全体の流動性が上がると考えられているため、当初「Republic Protocol」がプロジェクトの目的としていた理由にも納得がいきます。

「Darknodes」の仕組みを実現しているのは、「ゼロ知識証明」という技術。イーサリアム(ETH)やジーキャッシュ(ZEC)でも使われていて、その匿名性の高さが高く評価されています。

ゼロ知識証明とは?
ある情報が「真実である」ということを、「その情報が真実である」こと以外の情報を与えないまま証明すること。

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Ren(REN)の現在の推移価格

 

Ren(REN)の価格が2021年の2月に大きく上昇していますが、これはPolygon(ポリゴン)やSolana(ソラナ)など、人気のあるブロックチェーンとの提携が発表されたためだと思われます。

今後もさまざまなブロックチェーンと提携することが予想されるため、価格が急騰する可能性は高いでしょう。

そのため、今の価格のうちに投資をしておくのも良いかもしれません。

【参考記事】Polygon(ポリゴン)についてはこちらで解説しています。

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【参考記事】Solana(ソラナ)についてはこちらで解説しています。

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Ren(REN)の今後と動向

Ren今後と動向の見出しとチェーンのイメージ画像

Ren(REN)はDeFiエコシステムにおける相互互換性問題の解決を目的としていますが、競合プロジェクトとしてCOSMOS(コスモス)とPolcadot(ポルカドット)が挙げられます。

その中でも、Ren(REN)は「RenVM」により、さまざまなブロックチェーンを管理できる点が魅力です。更に、仮想通貨の未公開取引が可能という点で差別化ができていると言えるでしょう。

ただし、COSMOSとPolcadotはDeFiサービスを構築する側面が強いため、高いシェア率を誇っているのが現状です。ここからRen(REN)がどのような戦略をとるのかによって、優位性が逆転する可能性もありえるかもしれません。

【参考記事】COSMOS(コスモス)についてはこちらで解説しています。

「COSMOS(ATOM)ってなぜ評判が高いの?」 「COSMOS(ATOM)を購入すべきか悩んでいる」 投資家界隈でも知る人ぞ知るポジ...

【参考記事】Polcadot(ポルカドット)についてはこちらで解説しています。

「ポルカドット(Polkadot/DOT)はどんな仮想通貨?」「今注目の仮想通貨だけど今後や将来性は?」 2021年に価格が高騰し注目を集...

Ren(REN)の購入方法

Ren購入方法の見出しとチェーンのイメージ画像

Ren(REN)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所で購入する必要があります。

ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。

Ren(REN)を購入できる取引所 一例

  • Binance(バイナンス)
  • FTX(エフティーエックス)
  • OKEx(オーケーイーエックス)
  • CoinTiger(コインタイガー)
  • Bybit(バイビット)
  • Huobi Global(フォビ)
  • Coinbase Exchange(コインベース)

海外の仮想通貨取引所でRen(REN)を購入する手順は下記の通りです。

  • STEP.01口座開設
    日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
  • STEP.02取引ペア
    国内取引所でRen(REN)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
    ※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
  • STEP.03海外送金
    国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、Ren(REN)を購入。

取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。

仮想通貨取引所ってたくさんあって、比較しないとどれが自分に合うのか、おすすめなのはどこなのか、わかりませんよね。そこで、ビットライフ調査部隊が仮想通貨取引所を徹底比較しました。あなたにおすすめの仮想通貨取引所はこれを見れば丸わかりです。

日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう

海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、まず「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、まずはこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。

また、bitcastleは大半の通貨をオフラインのコールドウォレットで保管しているため、安心して資産預けることができます。主要通貨ペアの取引手数料が0%なのも魅力の一つです。

今のところまだRen(REN)を取り扱っていませんが、今後上場する可能性もゼロではないため、ぜひ今のうちに登録しておいてみてはいかがでしょうか?

【まとめ】仮想通貨Ren(REN)の将来性は他チェーンとの提携がカギ

Ren(REN)<レン>は、DeFi(分散型金融)エコシステムの実用性を高めることを目的とした、仮想通貨プロジェクト、及び仮想通貨(暗号資産)です。

異なる仮想通貨同士の相互運用性を提供し、仮想通貨の未公開取引も可能であることから、DeFi関連銘柄として注目されています。

他のブロックチェーンと提携することでその利便性が高まるので、それにあわせた機能が更に追加されることでもっと需要がアップするのではないでしょうか。

執筆者 西村大樹

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