値動きの上がり下がりを当てる投資商品であるバイナリーオプション。単純なルールと、収益性の高さから、気になっている方も少なくないのではないでしょうか。
ところがバイナリーオプションと聞くと
「儲からない」
「勝てないからてやめておけ」
この様な意見を目にすることもしばしば。しかし、中には“短期のバイナリーオプションは勝率を上げやすい”という意見も目にします。
そこで本記事では短期のバイナリーオプションは本当に勝率が高いのかについて考察していきます。
バイナリーオプションに興味がある方、バイナリーオプションの短期トレードで勝率をあげたい方必見の内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそもバイナリーオプションとは
バイナリーオプションとは、ある資産(例えば、株価、為替相場、商品価格)の価格が決められた時間内に上がるか下がるかを予測して、その結果に応じて固定された利益を獲得することができる投資商品のことです。
つまり、バイナリーオプションの参加者は、投資した資産の価格が、設定された時間内に予測した方向に動くかどうかを予想し、その予想が当たれば予想した利益を得ることができるというわけです。
予想が外れた場合は、エントリーの際の掛け金を失うだけなので、損失が固定されている金融商品とも言えます。
バイナリーオプションは、取引の簡単さや、リターン率の高さなどから、一定の人気を得ている投資商品です。
しかし、エントリーの容易さによるギャンブル性の高さなどからリスクの高い投資商品であることも指摘されています。
そのため、日本国内で行うバイナリーオプションは様々な規制やルールが施行されており、エントリールールがやや複雑化されています。
バイナリーオプションのメリット
バイナリーオプションのメリットには、以下のようなものがあります。
- 簡単な取引方法
- 固定リターン
- 短期取引
- 多様な取引商品
- 低資金で取引可能
それぞれ順番に見ていきましょう。
簡単な取引方法
バイナリーオプションは、市場の方向性を予測するだけであり、複雑な取引戦略を必要としません。そのため、投資初心者でも簡単に取引することができます。
純粋に値動きの方向性のみを当てる取引方法なので、世界情勢などを気にする必要も少なく、気軽に相場の世界にチャレンジをしていたい方にはうってつけの金融商品と言えるでしょう。
固定リターン
バイナリーオプションは、予測が当たれば固定されたリターンが得られるため、値動きが小さな相場でも収益を伸ばすことが可能です。
このリターン率はペイアウト率とも言われ、予測を当てることが難しくなるほど高くなる傾向にあります。
一般に長期のスパンで方向性を判定する取引の方がリターン率が高く、スイングトレーダーなどには、このタイプの取引ルールが好まれます。
また、バイナリーオプションは取引前にリターン率が分かるというメリットもあります。
損失が限定されているバイナリーオプションは、リターン率が分かれば事前にリスク・リワード比を計算することが可能で、リスク管理がしやすくなります。
短期取引
バイナリーオプションは、時間的制約があるため、短期的な取引に向いています。
短期取引のメリットには、市場に参加している時間を短縮できるという点もあり、戦争やテロなどの経済に重大な影響を及ぼすニュースに遭遇する確率が一段と低くなります。
市場の急激な変化にも対応できるようになり、柔軟なトレードをできることが利点です。
多様な取引商品
バイナリーオプションは、株価や為替相場、商品価格など、多様な資産に対して取引が可能です。
最近では、仮想通貨を対象にしたバイナリーオプションを提供している取引所もあり、取扱商品の多様性は日々進んでいます。
低資金でも取引が始められる
バイナリーオプションは、低い資金でも取引が可能です。
FXのように、補償金を元にレバレッジを掛ける取引や、100株以上をまとめて購入しなくてはならない現物の株式投資は、始めるときの資金力が重要となります。
しかし、バイナリーオプションは、エントリー1回あたりの掛け金を自由に選択できるので、小資金でも十分に始められます。
この利点は初心者や小口投資家に向いており、個人の専業トレーダーの中にはバイナリーオプションを専門とする方もいるほどです。
バイナリーオプションのデメリット
上記の通り、バイナリーオプションは多くメリットがありますが、一方で、リスクも高いことが指摘されています。
バイナリーオプションを始めるには、リスクやデメリットを理解し、自己責任で投資する必要があります。
バイナリーオプションのデメリットは以下の5つ。
- ハイリスク
- 予測が困難
- 取引手数料が高い
- 取引時間に制限がある
- 詐欺が多い
順番に見ていきましょう。
ハイリスク
バイナリーオプションは、他の投資商品に比べて非常に高いリスクがあります。
わずかな変動でも利益が狙えるバイナリーオプションは、反対にわずかな値動きで大きな損失が生まれます。
適切なリスク管理を行わない場合、短期間で大きな損失を被る可能性があり、バイナリーオプションが危険と言われる理由にはこのようなデメリットが根底にあるからだと考えられます。
予測が困難
バイナリーオプションは、予測が非常に困難であることがあります。“ランダムウォーク”と呼ばれる市場の値動きは短期的な予測が非常に困難です。
この性質は取引時間が短くなればなるほど顕著に表れ、長期投資のように相場のトレンドを読むことはほぼ不可能と言ってよいでしょう。
取引手数料が高い
バイナリーオプションの取引手数料は、他の投資商品に比べて高い傾向があります。これは、非常に短期的な取引が多いため、証券会社が手数料を回収することで利益を上げる必要があるためです。
取引手数料はペイアウト率の割合で確認することが可能で、ペイアウト率の高い商品ほど手数料の安いバイナリーオプションであると言えます。
取引時間に制限がある
バイナリーオプションは、取引時間に制限があります。
通常、1分〜1時間程度の短い時間枠内で取引の判定が行われるため、判定時間後に値動きが予想通りになったとしても、そのトレードは負けトレードと判断されてしまいます。反対に途中まで予想通りだとしても、判定時に予測が外れることもあります。
一度エントリーしてしまえば自由に判定時間を選べないので、エントリー後の自由度が低い投資商品と言えます
詐欺が多い
バイナリーオプション市場は、過去に詐欺が多発していたため、初めてバイナリーオプションに挑戦する方や、投資初心者の方は十分に注意する必要があります。
過去には架空の証券会社に騙されて、投資家が大きな損失を被るケースも報告されています。
現在では架空の証券会社による詐欺被害は少なくなってきましたが、それでも発生件数ゼロではありません。バイナリーオプションは、運営元がしっかりしているプラットフォームを選ぶ事が重要です。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-16391/
短期間のバイナリーオプションは勝ちやすいのか?
結論から言えば、バイナリーオプションは判定時間が短いほど、勝ちやすいとは一概に言えません。
基本的に判定時間が短い場合は、価格の変動が激しいため、短期的な予測によるリスクが高くなります。
一方で、突然の経済ショックに巻き込まれにくいというメリットもあるため、大きな値動きの後など、“特定のパターンが発生した場合には値動きが読みやすくなる”といった側面もあります。
そのため、短期間のバイナリーオプションが勝ちやすいかどうかは、個々人の取引スタイルや市場状況、そして予想の正確性に依存するといった方が正しいでしょう。
人によっては長い判定時間でも勝てる場合もあり、重要なことは、取引前に十分な分析を行い、リスク管理をしっかりと行うことです。
とはいえ、できれば短期間判定のバイナリーオプションで効率よく収益を稼いでいきたいというのが本音ですよね?
ここからは、そんな方に向けて、比較的短期間のバイナリーオプションで勝ちやすいポイントをご紹介していきます。
ケース①上昇局面におけるキリがよい価格での逆張り
FXや仮想通貨相場において、キリのよい価格は、予め決済注文が入っていることが多く、上昇局面では一時的に下降トレンドが発生するきっかけになることがあります。
こういったポイントでの逆張りは、比較的短期判定のバイナリーオプションに有効です。
キリのよい価格帯とは、例えば1ドルがちょうど135円に差し掛かるところであったり、ビットコインが300万円に差しかかるところなど、端数がちょうど切れているポイントのことを言います。
特に過去何度も価格が跳ね返された場所は特にこの法則が有効で、上手く狙うと高勝率が期待できるポイントと言えるでしょう。
ケース②ボリンジャーバンドの上限・下限値での逆張り
ボリンジャーバンドとは、中心線と2本のバンド線から構成されるテクニカル手法の一つです。
一般的にこのバンド線の上限や下限を越えた値動きをすることは珍しく、バンドに差し掛かったポイントでの逆張りは、短期バイナリーオプションに有効とされています。
但し、トレンドが強く発生した場合にはバンド線に沿って値動きが進む“バンドウォーク”という現象が発生する場合もあり、逆張りが機能しなくなるので、過信は禁物です。
とはいえ、視覚的にもわかりやすく、容易にエントリーポイントが判断できるこの手法は、初心者におすすめの取引方法と言えるでしょう。
ケース③重要指標発表時に合わせた時間にエントリーする
値動きが大きくなる、重要な経済指標発表時にエントリーする手法もバイナリーオプションでは有効です。
FOMCや消費者物価指数発表時など、重要な経済指標が発表された直後は価格が一方向に動きやすくなります。
このタイミングで発生したトレンド方向に短期間でエントリーを繰り返せば、効率よく利益を積み上げることができます。
一般的にこの方法は、FXなどではタブーとされていますが、価格が狙いと逆方向に進んだとしても損失が限定されるバイナリーオプションではリスクが小さく、かなり有効な手法です。
しかし、指標発表時に必ずしもトレンドが発生するとは限らないので、発表の内容がトレンドの発生のきっかけとなる内容であったかを見極める必要があります。
少しリスクが高めな手法ですが、当たれば大きなリターンが期待できるので、ハイリスク・ハイリターンな取引を好む方におすすめです。
参考記事はこちら
仮想通貨のバイナリーオプションならbitcastle
bitcastleは仮想通貨専門のバイナリーオプションプラットフォームです。
“HIGH&LOW”と呼ばれるこのサービスは15分から1日の判定時間で価格の上下を予測します。
プラットフォームはブラウザ版、スマートフォン版どちらも利用可能で、あらゆる環境でバイナリーオプションが楽しめます。
口座開設は無料、メールアドレスの登録と本人確認が済めばすぐに取引が始められます。
活発な値動きが魅力の仮想通貨トレード。チャンスも多く、バイナリーオプションとの相性はばっちりではないでしょうか。
気になる方はぜひ口座開設してみて下さいね。
超高速トレードLightning
bitcastleでは、判定時間が極短なバイナリーオプション“Lightning”というサービスを提供しています。
このサービスは判定時間が5秒から5分と非常に短く、瞬間的な動きを狙ったトレードが可能になります。
「判定時間が長かったために負けトレードとなってしまった。」そんな悔しい思いをいつもされているトレーダーの方は、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-8207/
https://bitcastle.io/column/post-17582/
【まとめ】短期間のバイナリーオプションは上手く使えば強力な武器になる
短期間のバイナリーオプションはリスクが高く、ギャンブル性が強くなる傾向にあります。しかしその一方で、超短期間であれば予想しやすい値動きのパターンがあることも事実です。
長期であれ、短期であれ投資にリスクはつきものです。大切なのはしっかりとそのリスクを理解し、コントロールしながら市場に参加することではないでしょうか。
上手くリスクコントロールができれば効率よく資金を増やしていけるバイナリーオプション。興味が湧いた方は是非チャレンジしてみてくださいね。
執筆者 西村大樹