「Audius(AUDIO)はどんな仮想通貨?」
「Audius(AUDIO)に将来性はある?」
Audius(AUDIO)<オーディアス or オーディウス>は、音楽配信プラットフォームで使われる仮想通貨(暗号資産)です。
2021年8月に動画共有サービス「TikTok」との提携が発表されたことで大きく注目されたので、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、Audius(AUDIO)の特徴や将来性について解説します。ソラナ系NFT対応の話題についても説明しているので、投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
Audius(AUDIO)とは
「Audius(オーディアス or オーディウス)」は、ブロックチェーン技術を活用した分散型音楽配信プラットフォーム、及び音楽共有サービスです。
そのプラットフォーム内で発行・利用される独自トークンが「AUDIO」。AudioCoin(オーディオコイン)とも呼ばれる仮想通貨(暗号資産)です。
楽曲を世界に発信している「Audius」は、自分で音楽をアップして共有できるのがポイント。現在、10万人以上のアーティストや500万人を超えるユーザーに利用されています。
通貨名 | オーディアス or オーディウス |
シンボル | AUDIO |
取引開始日 | 2020年10月 |
発行上限 | ― |
現在の価格 | 約190円 |
時価総額 | 約97,053,211,114円 |
市場ランキング | 110位 |
※2021年12月24日時点。
ブロックチェーンについては、こちらで詳しく説明しています。
Audius(AUDIO)の特徴
プラットホーム「Audius」において、仮想通貨(トークン)「AUDIO」は一体どのように利用されているのでしょうか。
ここでは、Audius(AUDIO)の主な特徴を3つご紹介します。
特徴① 音楽の購入や運営方針を決める仮想通貨
仮想通貨(トークン)「AUDIO」は、プラットホーム「Audius」で音楽の購入などの決済に利用することができます。つまり、サイト内通貨です。
また、「AUDIO」はガバナンストークンであるのも特徴の一つとなっています。
ガバナンストークンとは、所有している人が運営の方針決定に関与できるトークンのこと。分かりやすく言えば、サービスの運営方針などをホルダーによる投票で決定します。
運営企業による独占的な管理ではなく、非中央集権的な音楽プラットフォームである「Audius」は、仮想通貨(トークン)「AUDIO」によって、その仕組みが成り立っていると言えるでしょう。
特徴② 音楽の収益をアーティストへ適切に還元
プラットホーム「Audius」では、ユーザーの課金が音楽アーティストへ適切に利益を還元できるシステムとなっています。
これはブロックチェーン技術を用いた分散管理で、サービスのコントロール権を持つ運営者を設置しないことにより実現した仕組みです。
従来の音楽プラットフォームのような運営企業や中間業者による中抜きがなく、音楽アーティストがしっかり収益化できるので、高く評価されています。
また、この仕組みはAIによる判断ミス(コンテンツ削除や垢バン)などの、理不尽なペナルティの心配もありません。そのため、ビジネスとして音楽に取り組むアーティストから、広く支持されているようです。
特徴③ ステーキングで仮想通貨を獲得できる
ガバナンストークンである「AUDIO」は、保有することでステーキングサービスを利用することができます。そのため、投資家からも注目されている銘柄です。
「Audius」ではステーキングによってホルダーへ「AUDIO」が発行・分配され、ノード(ネットワークに参加している端末)への報酬が支払われます。
このように使用用途が限定されている仮想通貨ではありますが、そのぶん需要と供給のバランスが読みやすいと言えそうです。
ステーキングについては、こちらで解説しています。
Audius(AUDIO)の現在の推移価格
2021年8月に「Audius」が動画共有サービス「TikTok」と提携することが発表されて以降、「AUDIO」の価格が急騰しています。これは「TikTok」初となる音楽ストリーミングの提携でもあることから、その期待値の表れと言えるかもしれません。
「TikTok」ではもともと音楽送信の機能はあるものの、あまり使い勝手が良くないのが難点でした。それゆえに「TikTok」を通して「Audius」の音楽を直接共有できる機能は、多くの人々が待ち望んでいたものだったというわけです。
「Audius」と「TikTok」、両方のアーティストとユーザーを取り込んだことにより、今後も「AUDIO」の価格が上昇する可能性は高いでしょう。
Audius(AUDIO)の今後と動向
「Audius」はイーサリアムブロックチェーンを活用したプラットフォームであるため、悩みの一つとしてスケーラビリティ問題(手数料の高騰)が挙げられていました。
しかし、2020年11月にイーサリアムからソラナ(Solana)ブロックチェーンへの移行が発表。手数料(ガス代)や通信スピードの改善に乗り出しました。
一般的な音楽プラットフォーム「SoundCloud」「Spotify」「AppleMusic」などと比べると、まだまだ知名度が低い「Audius」。
しかし、ユーザーが使いやすい環境を整えることにより、今後は更に利用者が増えると思われます。
イーサリアム(ETH)のガス代については、こちらで解説しています。
仮想通貨ソラナ(SOL)について、詳しく知りたい方はこちら。
アプリ「Audius」でソラナ系NFTが表示可能
2021年9月に、分散型音楽配信アプリ「Audius」がソラナ系NFT(非代替性トークン)に対応することが発表されました。
具体的には、ソラナ(SOL)基盤のウォレット「Phantom」を活用することで、ソラナNFTを「Audius」上で表示することができるようになります。
仮想通貨(トークン)「AUDIO」を100枚以上保有していることが条件にはなりますが、「Audius」のユーザーは音楽とあわせてNFT作品の展示が可能になるので、ますます盛り上がりそうです。
また、これによりNFT銘柄としてもスポットライトが当たることになり、より多くの投資家に注目されることは間違いないでしょう。
NFTについては、こちらで詳しく解説しています。
Audius(AUDIO)の購入方法
Audius(AUDIO)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所で購入する必要があります。
ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。
- Binance(バイナンス)
- FTX(エフティーエックス)
- KuCoin(クーコイン)
- Gate.io(ゲート)
- BITSTAMP(ビットスタンプ)
- POLONIEX(ポロニエックス)
海外の仮想通貨取引所でAudius(AUDIO)を購入する手順は下記の通りです。
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- STEP.01口座開設
- 日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
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- STEP.02取引ペア
- 国内取引所でAudius(AUDIO)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
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- STEP.03海外送金
- 国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、Audius(AUDIO)を購入。
取引所に悩んだら、こちらを参考にしてみてください。
海外取引所「bitcastle」でバイナリーオプションに挑戦!
海外の仮想通貨取引所「bitcastle(ビットキャッスル)」はバイナリーオプション用の取引所としてオススメなので、あわせて登録しておくと良いかもしれません。
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【まとめ】仮想通貨Audius(AUDIO)はNFT銘柄としての将来性もある
Audius(AUDIO)<オーディアス or オーディウス>は、非中央集権的な分散型音楽配信プラットフォームで、AUDIOはそこで利用される仮想通貨(トークン)です。
イーサリアムからソラナブロックチェーンへ移行したり、ソラナNFTを表示できるようにしたりと、新たな試みを続けるプロジェクトなので将来性も期待できます。
NFT銘柄としての魅力もあるので、音楽やNFTの分野で投資を考えている人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者 西村大樹