「仮想通貨のStorj(STORJ)に将来性はある?」
「Storj(STORJ)ってどんな特徴の仮想通貨なの?」
「Storj(STORJ)にエントリーするポイントは?」
という疑問をお持ちの方に向けて、今回は、分散型クラウドストレージプラットフォーム「Storj(STORJ)」についてご紹介します。
すでにアメリカやヨーロッパのユーザー数が多く、将来性のある仮想通貨銘柄として日本国内でもじわじわと人気を高めているStorj(STORJ)。
その将来性を踏まえつつ、特徴や価格推移のポイント、今後の動向について詳しく解説していきます。ぜひご一読ください。
目次
Storj(STORJ)とは
仮想通貨プロジェクト名 | Storj(ストレージ/ストージ) |
ティッカーシンボル | STORJ |
開発・運営元 | Storj Labs Inc. |
拠点 | アメリカ |
公式サイト | https://www.storj.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/storj |
GitHub | https://github.com/Storj/ |
Storj(STORJ)はクラウドストレージプラットフォームの開発・運営を行う仮想通貨プロジェクトで、ソースコードを無償で一般公開するオープンソースの開発スタイルをとっています。
クラウドストレージプラットフォームとはデータを格納するためにオンライン上に設置された箱のようなもので、スマホやパソコンなどで保存しきれないデータや誤って削除したくないデータの保管、他人に送信したいデータの送受信などに活用されています。iCloudやGoogleドライブ、Dropboxが代表的なサービスですね。
Storj(STORJ)の開発者であり最高戦略責任者(CSO)であるShawn Wilkinson氏は、アメリカのアトランタでソフトウェア開発に従事していたのですが、そこでブロックチェーン技術を用いたクラウドストレージプラットフォームに出会います。
そして、投資銀行に従事していた共同開発者で最高収益責任者(CRO)となるJohn Quinn氏と2014年5月にStorjを設立。ユーザーが保有するパソコンの空き容量を貸し出してユーザー同士で容量を共有するクラウドプラットフォーム「Storj」の開発・リリースが行われました。
当時、Shawn Wilkinson氏が最高経営責任者(CEO)も兼任していたのですが、現在はBen Golub氏が務めています。
仮想通貨Storj(STORJ)とは
仮想通貨Storj(STORJ)は、パソコンの空き容量を提供した報酬としてユーザーに配当されている独自トークンです。
2014年のサービスローンチ時に最初のICOが実施され、日本円にして5,000万円以上の資金調達に成功。スタートアップの資金調達では約3億5,000万円を、さらに一般ユーザー向けのトークンセールで約35億5,000万円もの資金を調達します。
Storj(STORJ)の特徴
Storj(STORJ)の具体的なサービス内容やプラットフォームの強みについてご紹介します。
Storj(STORJ)のクラウドストレージサービスは日本からでも利用が可能で、報酬も得られるようになっています。また、大切なデータを取り扱うということもあり、ハッキングやサーバーダウンなどのリスクにも強い構造をとっています。
それでは詳しく見ていきましょう。
特徴①レンタルプランは無料と有料が選べる
ブロックチェーン上に展開するStorj(STORJ)は、先ほどご紹介したようなiCloudやGoogleドライブといった管理者の存在するストレージサービスとは異なり、管理者の存在しない非中央集権型ストレージサービスです。
人件費などのコストをカットできるため、使用料が比較的抑えられるといった特徴を持ちます。
プランは無料のフリープランと有料のプロアカウントの2パターン用意されており、フリープランの使用可能容量は1ヶ月あたり150GB、プロアカウントで1ヶ月・1TBあたり4〜7ドルとなっています。
- フリープラン(無料)…無料/150GB
- プロアカウント(有料)…4〜7ドル/TB
Googleドライブの無料プランは15GB、iCloudの無料プランで5GBですので、150GBも無料で利用できるのは、かなり良心的だとわかりますね。スマホやパソコンの容量が足りなくてお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
特徴②ハッキングリスクが最小限に抑えられる
非中央集権型であるStorj(STORJ)は、中央集権型のストレージサービスと比べると安全性が高いと言えるでしょう。
非中央集権型は分散型と呼ばれることもあり、その名の通り1つの箱に全てのデータが集まっているのではなく、ブロックチェーン上に箱が分散しているイメージになります。
家に泥棒が入ってきても、1つの金庫にすべての財産を保管していると、その金庫が開けられてしまえば当然すべての財産が盗まれてしまいます。対して、金庫を何個も用意し、財産を分散しておけば、仮に1つの金庫が開けられてしまったとしても盗まれてしまうのは一部だけですみますよね。
さらにStorj(STORJ)では、金庫の中のお金を万札ではなくすべて1円玉で保管するようなイメージでデータを細かく分散している上、金庫の中に何が入っているかの全貌を明かさない仕組みを採用しています。この技術をシャーディングと言います。
GoogleドライブやiCloudといった中央集権型のストレージサービスは、メールアドレスとパスワードを抜き取られてしまうと簡単に中のデータを盗まれてしまう可能性があります。過去には、仮想通貨ウォレットの秘密鍵データをGoogleドキュメントに保存していたユーザーがハッキング被害にあった例もありますので、データを安全に保管するという意味でも安心して利用できるのではないでしょうか。
特徴③サーバー停止や不具合の影響を受けにくい
Storj(STORJ)の魅力は、中央で管理するサーバーを保有していないため、管理者都合のサーバー停止やサーバーダウンのリスクがないという点にもあります。
もし仮に、自身のパソコンの空き容量を貸し出しているユーザーAさんのサーバーがダウンしてしまったとしても、ユーザーBさんのサーバーでカバーされる仕組みになっていますので、アップロードしたデータが消えてしまう・サービスが利用できない、といった状況にはなりません。
Storj(STORJ)の現在の推移価格
仮想通貨Storj(STORJ)は最大供給量を定めておらず、利用者が増えれば流通する枚数も増加していきます。市場ランキングは128位、時価総額は68,862,135,596円、循環サプライは352,422,897.91 STORJ、1STORJ=約195円で取引されています(2021年1月7日時点)。
Storj(STORJ)は2021年4月頃に急騰していますが、Storj(STORJ)をはじめ、いわゆる草コインと呼ばれる仮想通貨が急騰する要因は以下の3つが考えられるでしょう。
- ブームが到来
- 著名人・インフルエンサーによる拡散
- 開発環境としての需要増
Storj(STORJ)の場合、1と3の可能性を多いに秘めており、オープンソースの開発プラットフォームということもあって、分散型クラウドストレージサービスの人気が爆発した暁にはStorj(STORJ)の人気も急上昇すると予想できますね。
Storj(STORJ)の今後と動向
現状、Storj(STORJ)を利用するユーザーはそれほど多くなく、1か月間24時間貸し出したとしても、ひと月あたり150〜170円程度の報酬です。また、基本的にストレージの割り当ては地域内(アジア圏ならアジア圏内)でまかなわれるため、本拠地である欧米やユーザー数の多いヨーロッパに比べると、日本国内でのサービス利用は報酬が得にくいシステムになっているようです。
その他にも、パソコンのCPUや搭載しているHDDとの相性などもあり、思うように報酬が得られないケースも散見されます。マイニングマシンのように、先行投資してまで貸し出しする旨味は非常に少ないと言えるでしょう。
とは言え、iCloudやGoogleドライブが日本国内で続々と利用者を増やしていったように、将来的にStorj(STORJ)をはじめとする分散型クラウドストレージサービスもジワジワと需要が高まっていく可能性も否定できません。
需要が高まれば仮想通貨自体の価値も上昇していきますので、宝くじ感覚でコツコツ貯めていくという楽しみ方も一つではないでしょうか。興味のある方は、Storj(STORJ)と同じ分散型クラウドストレージプラットフォーム「ファイルコイン(Filecoin/FIL)」もぜひチェックしてみてください。
【参考記事】ファイルコイン(Filecoin/FIL)についてはこちらで詳しく解説
Storj(STORJ)の購入方法
仮想通貨Storj(STORJ)は複数の仮想通貨取引所で取り扱いされていますが、国内ではまだ上場がありません。そのため、貸し出し報酬以外でStorj(STORJ)を得るには、海外拠点の取引所を利用する必要があります。
主な取引所は「Binance(バイナンス)」「Binance.US(バイナンスUS)」「Coinbase Exchange(コインベースエクスチェンジ)」「Huobi Global(フォビグローバル)」「Gate.io(ゲート)」で、取引所ボリュームが一番多い取引所はBinanceです。
- Binance(バイナンス)
- Binance.US(バイナンスUS)
- Coinbase Exchange(コインベースエクスチェンジ)
- Huobi Global(フォビグローバル)
- Gate.io(ゲート)
Binanceは日本語にも対応していますので、海外の取引所を初めて利用される方でも安心して利用できます。仮想通貨に関するコンテンツも豊富に配信されていますので、知識も深められますよ。
【参考記事】Binanceの登録方法や特徴についてはこちら
スピーディに利益アップを目指すなら「bitcastle」
仮想通貨取引所「bitcastle(ビットキャッスル)」は、『最も安く、最も速く、最も安全な仮想通貨取引所』をモットーとし、利益をスピーディに上げられる仕組みとなっています。
まだStorj(STORJ)の取り扱いはありませんが、今後上場する可能性もゼロではありませんし、なにより今すぐ利益をあげたいという方はぜひチェックして欲しい取引所です。
- 超高速バイナリーオプション対応
- 主要通貨ペアの取引手数料0%
- コールドウォレット採用
今なら仮想通貨が最大50$分プレゼントされますので、ぜひお試しください。
【まとめ】Storj(STORJ) は大きな将来性がある
まだまだ知名度の低い分散型クラウドストレージサービスですが、iCloudなどが日常生活で当たり前の存在となったように、今後爆発的な人気を巻き起こす可能性は十分考えられます。
これから5Gが普及し、ますます私たちが保有するデジタルデータの量は増加してくるでしょう。この波にのってトレンドを起こせるかどうかがカギになるのではないでしょうか。
執筆者 西村大樹