「仮想通貨Spell Token(SPELL)ってどんな通貨なのかがよく分からない」
「仮想通貨Spell Token(SPELL)の特徴をできるだけ簡潔に説明して欲しい」
「仮想通貨Spell Token(SPELL)は今後価格は上がるのだろうか?」
こういった悩みや疑問をお抱えの方は多数いらっしゃるのではないでしょうか。本記事でこうしたお悩みをお抱えの方に向けて、Spell Token(SPELL)についての解説を行っております。
基本的な情報や特徴はもちろん、多くの皆さんが気になるであろう将来性、購入できる場所などを解説いたしますので、購入を検討されている方やSpell Token(SPELL)の将来性などを調べている方はぜひご覧ください。
目次
Spell Token(SPELL)とは
通貨名称 | Spell Token(スペルトークン) |
シンボル | SPELL |
最大供給 | 196,008,739,620 |
公式サイト | https://abracadabra.money/ |
公式Twitter | https://twitter.com/MIM_Spell |
Telegramコミュニティ | https://t.me/abracadabramoney |
Spell Token(SPELL)とは、分散型金融(DeFi)プロトコルであるAbracadabra moneyというプラットフォームに関連付けられた報酬トークンです。
つまり、Spell TokenはAbracadabra moneyでステーキングを行うことで発生するその利子や配当金の報酬に利用されということです。
と言っても、正直分かりにくく、余り理解できない方もいらっしゃると思います。そのため、そういった方に向けて順に説明していきます。
まずはAbracadabra Money プロジェクトについてですが、これは仮想通貨の借り入れ/貸し付けプラットフォームのことです。
そして、このプラットフォームでは、特定の仮想通貨を預けることによりMIM(Magic Intarnet Money)という米ドルに連動した、ステーブルコインを借入することができます。
次はこの借りることが出来るMIMというステーブルコインについて軽く説明しましょう。
まずステーブルコインというものですが、これは価格が乱高下しやすく不安定な存在である暗号資産の価格を安定した価格へと維持するために開発された存在です。
そんなステーブルコインの一つの中にMIMが存在します。
こうして、借りたMIMを使用したり、ステーキング報酬を得たりと、Abracadabra Moneyで利回りを得るために活用することができる仮想通貨がSpell Tokenです。
Spell Token(SPELL)の特徴
Spell Token(SPELL)はAbracadabra moneyというプラットフォームでステーキングを行うことにより、利子や配当金を得ることを目的としたインセンティブトークンです。
そのため、Spell Tokenのユーザーは、yvYFI・yvUSDT・xSUSHIといった利子付き資産を利用して担保を提供することができるようになります。
またこうした資産は、多大な流動性を提供する安定したコインであるMIMへの借入エクスポージャーを提供することができます。
Spell Tokenはこのエコシステムのセカンダリトークンとなっており、ステーキングすることでsSPELLを獲得出来ます。他にも、ガバナンス権やその他の報酬をアンロックするといった利用も可能となります。
こうした特徴のあるSpell Tokenは、イーサリアム・ブロックチェーン上に存在します。そして、Abracadabra.moneyプラットフォームで発生する取引手数料からインセンティブトークンを得られます。
また、得られるトークンはすべての取引手数料の75%がsSPELL保有者に分配されます。
こうした特徴のあるSpell Tokenについてより詳しく知っていただけるよう、この項目では上記の解説だけではなく、Spell Tokenの大きな特徴を三つ更に解説いたします。
特徴①Spell Tokenは報酬型のトークン
Spell TokenはAbracadabra Moneyで利回りを得るために活用することができる報酬型のトークンとなっていますので、複数利回りを運用することによって利益を得ることが出来ます。
具体的にAbracadabra Moneyへステーキングするとどのような利回りを得ることが出来るかというと、
- MIMを借り入れするユーザーからの利用料
- MIMを借り入れするユーザーからの借り入れ手数料
- Abracadabra Moneyの10%の手数料でSPELLを買い戻すことによるステーキング者への再配分
などがあげられます。そのため、SPELLをステーキングしておけば様々な収益を得ることが出来ると考えておけば良いです。
他にもSPELLはsSPELLと交換することができます。これにより、sSPELLを活用することでより多くの利回りを得ることができます。
こういった点から、複数の手段で利益を得ることが出来るのがSpell Tokenの魅力でしょう。
特徴②Abracadabra moneyで利回りを得るために活用できる
Spell Tokenは上で軽く説明しましたが、Abracadabra Moneyで利回りを得るために活用することができる仮想通貨となっています。
また、SPELLはsSPELLと交換することができ、sSPELLを活用してより多くの利回りを得ることが出来るのも大きな特徴です。
具体的にAbracadabra MoneyとsSPELLを活用することで利回りを得る手段としましては、
- SPELLをAbracadabra Moneyへ年率25%相当でステーキングし、sSPELLを獲得する
- 獲得したsSPELLを担保として、Abracadabra Moneyで担保額85%分のMIMを借りる
- 借りたMIMで再びSPELLを購入する
- 購入したSPELLで再度ステーキングに利用し、1~3を繰り返す
といった流れです。
このステーキング→借りる→購入→ステーキング……ということを繰り返して行っていくことにより、複利的に仮想通貨の利益を獲得できます。
こうして同じ作業を繰り返すのはほとんどの人にとって苦痛になりますが、嬉しいことにAbracadabra Moneyは、この方法をシステム的にループさせることができます。そのため、でわざわざ手動で行う必要がありません。
これらの点を踏まえると、Abracadabra Moneは非常に優れたプラットフォームと言えるでしょう。
しかし全てが全て良いことだけではありません。SPELLをAbracadabra Moneyで利用する際に一つの注意しなければいけない点があります。
それは、Abracadabra Moneyの「強制清算」というシステムです。
強制清算とは名前の通り、強制的に精算が行われることで、これは、担保額がMIMの価値を下回った時強制的に行われます。
つまり上で説明した例を参考に説明すると、担保して預けた仮想通貨の価値が下がってしまい、85%以下の額になってしまった時が発動タイミングとなります。もしこれが発生しまった場合、担保として預けていた仮想通貨は失われてしまいます。
と言っても、借りていたMIMを失うことはなく、また担保率を下げることでこのリスクを減らすことが出来ます。
そのため、そこまで過剰に恐れる必要はなく、安心して利用できるでしょう。
特徴③利付トークンの位置を活用できる
SushiSwapによって導入されたKashiLending Technologyにより、Abracadabraの孤立した貸し出し市場は、分散型ファイナンスの貸し出しに対して革新の波を引き起こしました。
これまでは孤立した貸付市場では、リスクは集合的に共有されませんでした。
しかし、KashiLending Technologyによってユーザーは任意のトークンに流動性を提供できるようになりました。
そして、通貨ペアが流動性を失った場合や、スマートコントラクトに何かが起こった場合、プラットフォーム全体ではなく、そのペアのみが影響を受けることになります。
これにより、Abracadabraは、他のほとんどの分散型取引所ではサポートされていない様々なペアを提供できるプラットフォームになりました。
このテクノロジーを使用することによるメリットの1つは、ユーザーが利付トークンの位置を活用できることです。
ユーザーは自分のポジションに対して借入を行い、次に借りたステーブルコインに対して再び借入を行う。こうしたいくつかのループを作成することによって、レバレッジを増やせます。
これら全てが1つのトランザクションで実行されることにより、ユーザーはガス料金の支払いを一回だけに済ませることが出来ます。
こうした方法をSpell Tokenは使用できるため、異なるプールの1つに流動性を提供することで養殖が可能となります。
またSPELLを賭けることもでき、賭けたトークンは自動複利であるプラットフォームの利息・借入手数料・清算手数料の一部を獲得します。
こうした利用方法があるのがSpell Tokenの大きな特徴です。
Spell Token(SPELL)の現在の推移価格
Spell Token(SPELL)は取引が開始されて以降、順調に成長していましたが、最近はビットコインの下落を受けて仮想通貨市場のにつられるように下落を続けていました。
ところが、バイナンスに上場が決定した影響か、価格が上がり始める兆候らしき動きが見られます。そのため、もしかしたら今が買い時なのかもしれません。
長期的な目線でSpell Tokenの価格予測をするなら、今後も仮想通貨を複利的に増やすニーズがなくならないであろうことや、多くの投資家達から期待の視線を向けられていることもあって、上昇する可能性は高いでしょう。
Spell Token(SPELL)の今後と動向
ここまでにSpell Token(SPELL)の基本的な情報や特徴を解説させていただきました。この項目では、購入を検討している方にとって一番必要な情報であろう将来性や今後についてを解説いたします。
まずはじめにSpell Tokenの将来性に関しての結論を述べると「今後価格が高騰する可能性は十分にありある」となります。
その主な理由は、Abracadabra Moneyを利用した仮想通貨を複利的に増やす手段に対するニーズがなくなる可能性はあまり考えられない点です。むしろ、今後ますます需要が増していくのではないかと予想している人がいるぐらいです。
ただ、Spell Tokenは今後も需要が増していき、価格が上昇していく可能性はありますが、総供給量が膨大であるため、価格1ドルに達する可能性はほとんどないとされています。
そのため、1ドルに達するような急上昇は余り期待しない方がよいでしょう。
一応、コミュニティが総供給量からより多くのSPELLを消費することを決定し、 Abracadabraがより多くのプロトコルと統合されるといった条件が整えば、SPELLはこれからも上昇傾向を続けるのはもちろん、史上最高値に達する可能性も存在します。
ただそれでもやはり1ドルに達するのは厳しいといわざるを得ません。
ただ、今後も需要が増して行くであろう点や、ユーザーの増加により価格が高騰する可能性がある点、多くの投資家達が今後価格が上昇すると予測している点を踏まえると、今後価格が高騰する可能性が高いといって問題はないでしょう。
Spell Token(SPELL)の購入方法
Spell Token(SPELL)の購入方法ですが、残念ながら現在のところ日本の仮想通貨取引所では直接SPELLを購入することは出来ません。
そのため、SPELLを購入したい方は海外の仮想通貨取引所を使用する必要があります。
SPELLを取り扱っている主な取引所は、Binanceをはじめ、Coinbase、FTX、Gate.io、0x Protpcolなどがあります。
これらの取引所の中で、自分に合っている場所や使い慣れている取引所などを使用すれば良いでしょう。
もしあえておすすめの取引所を挙げるなら、面白みはないですがやはりBinanceが安パイでしょう。
Spell Tokenは12月24日にBinanceに上場したばかりですが、やはり世界トップクラスの仮想通貨取引所である強みはかなり大きいです。
また、日本語に対応していたり、日本語でレスポンスを返してくれたりと、日本人ユーザーにも使いやすい環境が整っている取引所ですので、海外の取引所に不安を感じている方も安心して利用できるでしょう。
Spell Token(SPELL)のまとめ
今回はSpell Token(SPELL)の基本的な情報や特徴などについての解説を行いました。
本記事の内容を要約すると、
- Spell TokenはAbracadabra moneyに関連付けられた報酬トークン
- Abracadabra Moneyで利回りを得るために活用することができ
- ステーキングを行うことで利子や配当金を得ることが出来る
- SPELLはsSPELLと交換することより多くの利回りを得ることが出来る
- Spell TokenはBinanceに12月24日に上場したばかり
となります。
こうした要点から、Spell TokenはAbracadabra Moneyを利用することで仮想通貨を複利的に増やすことが出来る。また、今後も需要やユーザー数の増加が見込めることもあって、価格が上昇する可能性が高いと判断できます。
そのため、Spell Tokenに興味がある方や将来性を感じた方は投資しても良いでしょう。
更にいうと、Binanceへ12月に上場したばかりだということもあって、これから価格が上昇する可能性も十分にあり得ますので、もしかしたら今が一番投資するのに良いタイミングなのかもしれません。
執筆者 西村大樹