仮想通貨ADAMANTとは、分散型メッセージアプリを提供する仮想通貨です。次世代のメッセンジャーアプリとして注目され、現行のメッセージアプリの問題点や課題を解決すると期待されています。
少しずつADAMANTを取り扱う取引所も増えてきており、投資先としても魅力的なADAMANTとはいったいどのような仮想通貨なのでしょうか。
「ADAMANTの将来性が気になる」
「ADAMANTとはどのような仮想通貨?」
こういった疑問を解決する内容となっています。ぜひ最後までお付き合いください。
参考記事はこちら
目次
ADAMANTとは
名称 | ADAMANT |
トークンシンボル | ADM |
公式ページ | https://adamant.im/ |
Medium | https://news.adamant.im/ |
X(旧Twitter) | https://twitter.com/adamant_im |
Telegram | https://t.me/adamant_eng |
Slack | https://join.slack.com/t/adamant-im/shared_invite/zt-3n32uqh3-TmTM4qPAKcp3PzrPMtKETQ |
GitHub | https://github.com/adamant-im |
Youtube | https://www.youtube.com/c/ADAMANTMessenger |
ADAMANTとは、分散型メッセージアプリを提供する仮想通貨です。ブロックチェーン上にアプリケーションを構築し、メッセージ・データ・仮想通貨などの転送を可能にしています。
ADAMANTのコンセプトはデータの保護と匿名性。利用者の個人情報が流出するリスクを可能な限り低減し、安全でプライバシー性の高いメッセージアプリの提供を目指しています。
現在主流のメッセージアプリはどれも中央集権型の管理システムを導入しており、利用者の情報が管理者に集中しています。
この“情報の集中化”はユーザーの個人情報が常に流出のリスクにさらされていることにほかなりません。いくら高いセキュリティを備えたサービスであっても、万が一管理者の情報がハッキング被害に逢った場合には利用者の個人情報がすべて盗まれてしまいます。
ADAMANTはこのような管理者主体のメッセージアプリの問題点を解消し、まったく新しいメッセンジャーツールとしてリリースされました。
近々仮想通貨取引所bitcastleにも上場予定
私たちの生活に欠かせないメッセンジャーアプリを提供するADAMANTは投資家たちの間でも注目され、少しずつ取り扱う取引所が増えてきています。
2月5日には仮想通貨取引所bitcastleにも上場予定との情報が入ってきており、アカウント開設の準備やbitcastleについて調べるユーザーが増えてきています。
bitcastleとはどのような仮想通貨取引所?
bitcastle(ビットキャッスル)とは、ユーザーが安心安全に楽しむことができる取引所を目指した仮想通貨取引所です。
海外取引所でありながら、代表者が日本人のため、日本のユーザーにも使いやすいプラットフォームとなっており、非常に使い勝手の良い取引所として知られています。
プロのトレーダーはもちろんですが、これまで仮想通貨取引を行ったことがない未経験のユーザーでも直感的に操作できる画面であることが特徴で、口座開設はメールアドレスの登録と、本人確認書類の提出のみという手軽さです。
bitcastleは仮想通貨取引も有名ですが、最も注目を浴びている機能が“仮想通貨のバイナリーオプション”。
バイナリーオプションとは価格の上げ下げのみを当てるだけの非常にシンプルな取引商品で、初心者でも大きく勝てるチャンスがあると非常に人気です。
まだ新しい取引所でありながら、確実に知名度を上げていているbitcastleは使いやすい仮想通貨海外取引所を探している方に大変おすすめです。
まだ口座開設をされていない方は是非登録してみてはいかがでしょうか。
参考記事はこちら
ADAMANTの特徴
ADAMANTの特徴は次の通り。
- 分散型のメッセージアプリ
- メッセージがトランザクションとして処理される
- 仮想通貨の送金機能
順番に解説していきます。
分散型のメッセージアプリ
ADAMANTの最も大きな特徴は、分散型のメッセージアプリです。情報を分散管理することで、個人情報やメッセージの内容を第三者が覗き見ることが不可能になり、プライバシーが侵害されるリスクを低減します。
なぜ分散管理すると第三者からメッセージの内容が覗かれない仕組みになるのか、それはブロックチェーン上に構成されたADAMANTのシステムに秘密があります。
ADAMANTは、利用の際に個人情報の登録は一切ありません。送信したい相手のアドレスを指定するだけですぐにメッセージを送信できます。
これはメッセージがADAMANに参加しているノード(利用者の端末)を経由するためで、ADAMANTのネットワークに参加さえしていれば特定の情報を入力せずとも相手にメッセージを送信できる仕組みが整っているからです。
上記の図のようにADAMANTのネットワークに参加しているノードはすべて繋がっているためADAMANT内のアカウント情報のみでやり取りができます。
この仕組みは匿名性という部分でも利点があり、メッセージの送信者と受信者を直接接続せず、ノードを介すことで送信元のIPアドレスに到達することができないようになっています。
メッセージがトランザクションとして処理される
ADAMANTのユニークな点の一つに、メッセージがトランザクションとして処理されるというものがあります。
これはDEXなどで仮想通貨が送金されるのと同じ仕組みです。
具体的には次のフローを辿り、メッセージが送信されます。
-
- STEP.01暗号化
- 送信するテキストを暗号化します
-
- STEP.02処理
- 暗号化されたテキストをトランザクションとしてブロックチェーンで処理
-
- STEP.03署名
- トランザクションが発生したことを署名します
-
- STEP.04送信
- 署名されたトランザクションをノードを通じて送信します
-
- STEP.05判定
- 送信されたデータが不正なものでないか判定
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- STEP.06追加
- トランザクションの真正性が確定するとブロックにメッセージ情報が追加されます
-
- STEP.07閲覧
- ブロックにメッセージが追加されると受信者はトランザクションをメッセージに変換し、テキストが閲覧できるようになります
ADAMANTのメッセージ送信フローはブロックチェーンに新たなブロックを追加する時と全く同じ処理を行います。
なのでADAMANTを使って送信したメッセージを後から改変したり、送信を取り消したりといった処理はできません。
この改変不能なブロックチェーンの特徴を応用すると将来的には重要な契約を書面でかわすことに役立ったり、メッセージのやり取りが何らかの法的証拠に利用されるケースも想定されます。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-16022/
仮想通貨の送金
ADAMANTでは、メッセージをトークン化し、トランザクションとして処理を行います。そのため、送信できるトランザクションはメッセージのみならず、他の仮想通貨のトークンも送受信可能です。
既にイーサリアム、ドージコイン、リスク、ダッシュの送信システムを開発中、今後はビットコインにも対応予定です。
メッセージとともに仮想通貨も送金できるようになれば、メッセージアプリとしての幅はさらに広がり、ユーザーニーズが高まります。
既にリリースされているアプリでは一部機能が解禁されていますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-17798/
ADAMANTの価格動向
ADAMANTの価格動向は次の通り。
ADAMANTは取り扱いの取引所が少なく、流通量が少ないことから価格は右肩下がりです。binanceの取引価格を参考にすると2024年の取引レンジは0.22ドル~0.28ドル。非常に小幅な値動きを続けており、出来高も少なめです。
今後の価格動向
ADMの今後の価格動向は今の相場環境からは判断が付きません。取り扱いの取引所が増え、一定の出来高が出てくればテクニカル分析の材料も生まれるまでは“様子見”といったところでしょう。
とはいえ、トークンが安い今は積極的に買っていきたい銘柄でもあります。
ADMはADAMANTのメッセージ送信の手数料として使える他、ADAMANTブロックチェーンにデータを追加するマイニング報酬、長期ホルダーへの還元など、様々なユースケースが用意されています。
これだけのユースケースがあればADAMANTの普及とともにトークン価値の上昇が期待できるでしょう。
投資銘柄としてADMを見る際は、目先のチャートによるテクニカル分析よりも、プロジェクトの普及に対して投資を行う長期的な目線での投資がおすすめです。
ADAMANTの将来性
ADAMANTの将来性はとても期待できます。すでにADAMANTアプリケーションは複数のデバイスに対応。ユーザー数も広がりつつあります。
現在対応しているデバイスには、
- WEB版
- Android
- IOS
- Windows
- MAC
など、5種類を用意。一般に普及しているほぼすべてのデバイスに対応していると言っていいでしょう。
Android版に関しては既に1万件以上のダウンロード数を誇っており、海外では既に浸透し始めている模様です。
現在日本ではメッセージアプリ“LINE”が普及していますが、やはり個人情報の一極集中化を問題視する声は少なからず上がってきています。
これはLINEがプライバシー面で劣っているという話ではなく、中央集権型のメッセージアプリすべてに言える課題です。
ADAMANTの分散管理はこうした不安の声から誕生したメッセージアプリであり、匿名性やプライバシーに対する意識が高いユーザーを中心にこれから一気に普及が進むと思われます。
実際、これら分散管理を中心としたネットワーク“WEB3.0”は一定層には認知されるようになっており、分散管理の時代はすぐそこまで来ています。
時代を先取りているADAMANTの将来性には期待するばかりです。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-12128/
https://bitcastle.io/column/post-12112/
【まとめ】ADAMANTは分散型メッセージアプリの先駆け
ブロックチェーン上で分散管理されたメッセージアプリADAMANT。中央集権型のメッセージアプリの問題点である情報の一極集中化の解消や、それに伴う情報漏洩のリスクを低減することを目的としたこのプロジェクトは少しずつ知名度を拡大してきています。
ADAMANTはネットワーク参加者のノードを経由してメッセージを送ることで情報管理を分散化。第三者がメッセージのをやり取りを覗き見ることはできません。
メッセージはブロックチェーン上でトランザクションとして処理するため、ブロックチェーンの特徴であるデータの改ざんができない点も注目すべきポイントです。
ADAMANTを通して送られたメッセージには後から改ざんができないため、削除・送信日の偽装・送信内容の変更は一切できず、今後は改ざん不能なデジタルデータとしてビジネスの場で利用されるケースも想定できます。
WEB3.0時代には欠かせない存在になるであろう分散管理型メッセージアプリ。その第一人者となるADAMANTの動向には今後も要注目です。
執筆者 西村大樹