【仮想通貨】1inch Networkとは?特徴や将来性を解説

最近1inch Networkという仮想通貨が話題です。1inch Networkは、複数存在するDEXの中から最適なレートを探してくれるアグリゲーターで、2023年からは価格急上昇中の注目銘柄です。

今回はそんな話題の仮想通貨1inch Networkについて特徴と将来性を解説します。

「将来有望な仮想通貨を知りたい」

「1inch Networkとはどのような仮想通貨?」

この様な疑問を解決する内容となっています。是非最後までご覧ください。

1inch Networkとは?

銘柄名 1inch Network
トークンシンボル 1INCH
取引市場ランキング 91位(2023/3/31)
公式ページ https://1inch.io/
対応デバイス PC/android/iOS
Telegram https://t.me/OneInchNetwork
Discord https://discord.com/invite/1inch
reddit https://www.reddit.com/r/1inch/
Twitter https://twitter.com/1inch

1inch Networkは、複数のDEXの中から最適なレートのDEXを探してくれるDEXアグリゲーターです。DEXアグリゲーターとは、複数のDEXから流動性を調達するために、一番優れたDEXの取引レートをユーザーに提供する機能のことを言います。

特に1inch Networkのアグリゲーターは、取引レートのみならず、スリップページ・取引コストも加味したうえで最もユーザーに有利なレートを提示。ユーザーにとってかなり利便性の高いツールです。

DEXアグリゲーターの利用例にはビットコインなどの取引が挙げられます。

例えば、ビットコインをDEXで買おうと思った時、一番安いレートが提示されている取引所で取引したいですよね?この時、通常であれば複数のDEXを立ち上げ、それぞれのレートを比べて最も安い価格を探すしかありません。

しかし、inch Networkでは自動的にUniswapとPancakeSwapなど複数のDEXを比べて、取引コストの安い方のレートを取引レートとして採用します。

もちろん、調べてくれるDEXは先ほど例に挙げた2つの取引所以外も検索し、DEX全体の中から最適なレートを見つけ出してくれます。

DEXでの取引を多用する方であれば非常に便利なツールですね。

参考記事はこちら

https://bitcastle.io/column/post-16022/

「仮想通貨のDEXって何のこと?」 「DEXにはどのようなメリット・デメリットがあるの?」 ここ数年で一気に仮想通貨に投資する人が増えま...

1inch Networkの特徴

1inch Networkの特徴は主に5つ。

  • フロントランニング防止機能
  • マルチチェーンネットワークに対応
  • 取引コストが無料
  • 流動性マイニングの実施
  • 1inch.exchangeのガバナンストークとして機能

順番に見ていきましょう

特徴①フロントランニング防止機能

1inch Networkの最も大きな特徴は、このフロントランニング防止機能です。

フロントランニングとは、仮想通貨の情報を先行して集めることで、自分に有利なレートの取引をすることです。株取引の“インサイダー取引”のようなものですね。

フロントランナーと呼ばれる攻撃者はブロックチェーンの公開情報を元に、まだトランザクション(ブロックの追加承認処理)が完了していないブロックに自分の取引注文を割り込ませます。

その結果、本来自分以外の誰かが取得するはずだったレートでの取引が繰り下がってしまい、フロントランナーに有利なレートで取引されてしまいます。

1inch Networkではこういった不正取引を防止する機能を搭載し、もともと取引をしていたユーザーに不利なレートでの取引が実行されないように対策しています。

DEX取引での問題点とされる、フロントランニングを防止する機能を備えている1inch Networkの取引プラットフォームは、信頼の高い取引が可能であるということですね。

特徴②マルチチェーンに対応

本来、分散型アプリケーション(dApps)は異なるブロックチェーンを跨いで動作することはできません。しかし、1inch Networkは最適なレートを探し出すために、複数のブロックチェーンを跨いで動作します。

この仕組みをマルチチェーンといい、マルチチェーン対応のdAppsは特定のブロックチェーンに縛られることなく複数のネットワークで動作します。

1inch Networkではイーサリアム、バイナンススマートチェーン、ポリゴンなどのネットワークに対応し、一部ではレイヤ―2ネットワークにも対応しています。

補足:レイヤー2ネットワークとは

レイヤー2ネットワークとは、トランザクションの負荷を軽減するために考えられたブロックチェーンの仕組みです。

ブロックチェーンのネットワークを2層構造にし、メインの取り引き記録するレイヤー1、それ以外の中間処理をするレイヤー2といった具合に処理レイヤーを分割しています。

この方式は、トランザクションの負担が大きい処理をレイヤー2に下げることによって、レイヤー1のトランザクション時間を短縮。ブロックチェーンネットワークの負担を軽減することで、スケーラビリティ問題を解決するメリットがあります。

特徴③取引コストが無料

1inch Networkそのものを利用するための取引手数料は無料です。複数のDEXから最適なレートを探してくる1inch Networkの取引コストは、使用料が高いように思われますが、無料で利用できます。

こういったユーザーに対する利便性の提供が人気の秘密かもしれません。

特徴④流動性マイニングの実施

流動性マイニングとは、DEXの流動性プールに通貨を預けると、独自のトークン(1INCH)がもらえる仕組みです。

トークンを流動性プールに貸し出すので、マイニングというよりは、どちらかというとイールドファーミングに近いトークンの入手方法ですね。

流動性マイニングは預けたトークンに対する金利が高く、一般的なステーキングよりも利回りが良いことが特徴です。

特徴⑤1inch.exchangeのガバナンストークとして機能

1inch Networkの固有トークンである1INCHは、1inch.exchangeのガバナンストークンとして機能します。ガバンストークンとはプロジェクトの方向性を決めるための投票権のようなもので、DAO(分散型自立組織)を構成するプロジェクトで使用されます。

1inch Networkが立ち上げたDEXである1inch.exchangeもDAOが運営しているため、1INCHのホルダーはDEXの方向性に対して意見を述べることができます。

参考記事はこちら

https://bitcastle.io/column/post-17798/

https://bitcastle.io/column/post-19042/

「Polygon(MATIC)ってどんな仮想通貨?」 「Polygon(MATIC)の将来性は?」 「まだ上昇する可能性はありそう?」 ...
流動的プール(Liquity pool)とは、DeFiサービスの資金として預け入れられた仮想通貨(暗号資産)の蓄えです。この記事では、流動的プールについて解説します。イールドファーミングについても説明しているので、参考にしてみてください。
無料通話アプリとして多くの方が使っているLINE(ライン)が2つのDappsアプリケーションを発表しました。未来予想プラットフォームの「4C...

1INCHの現在の推移価格

 

1INCHは2023年に入ってからは上昇傾向の値動きが続いており、2023年1月から2023年3月までの上昇率は約46%。ピーク時では約75%も上昇しています。

長く低迷を続けていた1INCHはここに来て価格が急騰、今最も注目の銘柄です。

1INCHの今後の値動き予想

恐らく1INCHは今後も上昇傾向にあるでしょう。その根拠は以下の3つ。

  • 世界的な法定通貨不安による仮想通貨の人気高騰
  • 分散型取引に欠かせないDEXに関わる銘柄であること
  • DEXの需要が高まりつつあること

以上の根拠から、1INCHの価格高騰には期待ができると考えています。まず、2023年の仮想通貨市場は、追い風が吹いています。クレディ・スイス銀行の経営不振、米シリコンバレー銀行の破綻、米シグネチャー銀行の破綻など、銀行の信頼を揺るがす事件が多発。

銀行預金に不安を覚えた投資家たちが、仮想通貨に資産をシフトする流れが始まりました。

ビットコインは過去最高のボラティリティをほこり、ようやく上昇トレンドに転換。その他の仮想通貨も軒並み価格上昇しています。

1INCHも例外ではなく、価格上昇の波に乗り価格が急騰。さらに今後のトレンドとなるであろうDEXに関連する銘柄ということもあり市場の注目は一気に集まっています。

DEX需要が高まるほど1INCHの価値は上昇し続けることが予想され、その流れはまだまだ続くことでしょう。

投資目的保有するなら今がチャンスかも知れません。

1INCHの購入方法

1INCHの購入方法は以下の2つ。

  1. 海外の取引所で購入する
  2. 流動性マイニングに参加する

それぞれ解説していきます。

購入方法①海外の取引所で購入する

1INCHは日本の仮想通貨取引所には上場しておりません。購入するにはビットコインなどを購入して、海外取引所に送金、1INCHと仮想通貨を交換するやり方で入手します。

交換元の仮想通貨の購入はbitcastleがおすすめ

bitcastleは海外の仮想通貨取引所で、HI/LOWなどのオプション取引にも対応している注目のプラットフォームです。

こちらの取引所ではクレジットカードで仮想通貨が購入できるため、利便性が抜群。面倒な銀行振り込みは必要ありません。

まずはこちらの取引所でアカウントを作成して交換元の仮想通貨を用意するといいでしょう。

口座開設は無料。メールアドレスのみですぐ登録できます。

購入方法②流動性マイニングに参加する

既にある程度仮想通貨をお持ちの方は、1inch Networkの流動性マイニングに参加して1INCHを入手する方法もあります。

参加方法は以下の通り

  1. 公式ページにアクセス
  2. ページ右上よりdAppsを起動
  3. メタマスクを接続
  4. ファーミングに参加

この様な手順になります。流動性マイニングに参加するためには仮想通貨ウォレットが必要となるので、こちらは事前に用意しておくと良いでしょう。

接続できるウォレットはどの種類でもほぼ対応していますが、ここではも最もメジャーなメタマスクがおすすめです。

参考記事はこちら

仮想通貨を保有しているものの、取引所のウォレットで保管するか、取引所以外にウォレットを作って保管するか悩んでいませんか? あなたが保有して...
「仮想通貨のウォレットにはどんな種類があるの?」 「どのウォレットを選べばよいかわからない」 仮想通貨を実際に使うためには、事前にウォレ...

https://bitcastle.io/column/post-11088/

https://bitcastle.io/column/post-13706/

1inch Networkの将来性

1inch Networkの将来性は、非常に期待できるでしょう。直近の1INCHの取引高や価格上昇を見てもわかるように、1inch NetworkのプロジェクトはDEXの発展と連動するように注目度が増してきています。

2023年3月、DefiLlamaの取引データによれば、DEX全体の取引高は約250億ドル。これは過去最高の出来高です。

年々DEXので出来高は上昇傾向にあり、取引できる市場も拡大中という背景を踏まえれば、分散型取引所は今後の取引方法のトレンドとなることは間違いないでしょう。

【まとめ】1inch Networkの将来性は期待大、取引ツールとしてもかなり優秀

1inch Networkの解説は以上です。このプロジェクトは、DEXアグリゲーターという性質を持つことから、今後の分散型取引を更に普及させていくdAppsになることは間違いないでしょう。

また、分散型取引所の市場拡大が続き、関連銘柄である1inch Networkのトークンも上昇期待はかなり高めです。

中央管理者を置かないDEXは、利便性が高いものの、問題点はまだまだ山積みです。このまま素直にDEX市場が成長し続けるとはいかないでしょうが、それでも確実にDEXの一般利用は普及していくでしょう。

そんな期待の市場にフォーカスした1inch Networkと、そのアプリケーションである1inch.Exchange。プラットフォームの利便性もさることながら、投資銘柄としての期待度もかなり高いと言えます。

一般ユーザーとして仮想通貨取引に利用するもよし、投資銘柄としてホルダーになるもよし。いずれにしても魅力的な仮想通貨であることに違いはありませんね。

執筆者 西村大樹

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする